『デスゲームホテル』プレイレビュー|VRで繰り広げられるイカサマありのデスゲーム
アルテマ攻略班
Death Game Hotel(デスゲームホテル)は、White OwlsからMeta Quest2/3/Pro向けに配信されている、マルチプレイ対応型のVRゲームです。
プレイヤーはデスゲームの参加者となり、身体の一部をBETしながらイカサマを駆使して、NPC、あるいはオンラインで勝負に挑んでいきます。
当記事では、デスゲームホテルのプレイレビューをお届けします。
イカサマありきのデスゲーム
シングルモードではトーナメント形式でNPCと対戦デスゲームホテルでは、「死神の盃」「死神の盃・一騎打ち」「デスポーカー」の3種類のゲームで対戦ができます。
死神の盃は、盃に順番に手札を入れていき、先に手札を全て使うか、相手に溢れさせたら勝ちというルール。デスポーカーは、通常のポーカーに「デス」のマークを加えた本作独自のルールが追加されています。
どちらもベースのルールはシンプルですが、「イカサマ」の要素が加わることで計算と読み合いの駆け引きが生まれているのが本作の特徴です。
イカサマが勝負の行方を左右するイカサマと言っても野放図に好き放題できるわけではなく、例えば死神の盃では、手札を投入できる枚数を計算するためのヒントを得られたり、本来なら溢れる場合でも溢れないように手札を投入できるといった内容となっています。
プレイヤーはそういったイカサマを駆使しつつ、一方で相手のイカサマに目を光らせながらゲームを進めていきます。
遊びの感覚としては、トランプゲームの「ダウト」に少し似ています。
賭けに差し出す部位でイカサマの種類が変わる
プレイヤーは、勝負の際に自身の身体の部位を差し出しますが、その部位が各イカサマとリンクしているのがポイントです。例えば手を差し出すと、「溢れないように手札を投入するイカサマ」を使えなくなります。
どの部位を残し、どのイカサマを使うかが、勝負の鍵を握っています。
負けたら身体の部位を失う
左腕を失う。とても痛い……気がしてくる勝負に負けると、プレイヤー、あるいは対戦相手は、差し出した身体の部位を失います。手を失えば骨が剥き出しになり、目を失えば両目から血を噴き出して、勝負が進むにつれてデスゲーム参加者は見るも無惨な姿に変わっていきます。
物語の設定上では医学がとてつもなく発展した世界ということなので、勝者はゲームが終わったあと欠損部位がしっかり回復するのですが……自分の腕が吹き飛んだときの痛々しさは、VRならではの生々しい感覚があります。
とはいえ、ゴア表現が苦手な場合は設定でオフにできるため、単純にパーティゲームとして楽しみたいプレイヤーにも配慮されています。
コミュニケーションツールとしても使える
本作のマルチプレイでは、ピザやドーナツといった食べ物等をゲーム内通過で購入することで、他のプレイヤーとの交流に使用できます。
当然、VRらしく口元に近づけるとムシャムシャと食べられます。
デスゲーム……だけどパーティゲー適性高め
ゴア表現ありのデスゲームということでハードな雰囲気かと思いきや、マルチプレイは和気藹々と楽しめる作りになっています。
友人や家族を誘ってパーティ感覚で遊べる「デスゲームホテル」は、Meta公式ストアにて税込2400円で配信中です。