魔王の時間プレイレビュー

アルテマ攻略班

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魔王の時間ロゴ

「魔王の時間」は、スマートフォン向けダンジョン構築オフラインRPG。ダンジョン構築という言葉に馴染みがないのは、我々は普段から完成されたダンジョンになんの違和感もなく血眼になり、魔王を倒すの一点張りで突入しているからだろう。ダンジョンは、勇者を阻むいわば敵側の立派なツールの一つで、この「魔王の時間」というのは、正義感の塊である勇者たちを苦しめるダンジョンを構築するという貴重な体験ができるのだ。

そしてそんな「魔王の時間」の主人公であるルーダンは、魔王の血が流れているというカミングアウトのタイミングで、たまたま後継者を探していたロツカに見つかり、魔界に連れてこられ魔王の後継者となって、滅んだ王家を立て直すことを目的としている。"滅んだ"というのがキーポイントで、ただ魔王の血が流れているだけの主人公が志半ばにどうにかして王家を復活させるためにとにかく奮闘するのだ。

正義のヒーローとして悪を倒してきたRPGユーザーの我々にとって、魔王となり主人公をなぎ倒していくというのはあまりに斬新で新鮮だ。ゲーム好きにとって、敵側の内情を知ることも1つの宿命なのかもしれない。しかもアプリランキングトップ10入り(最高6位)も達成したゲームというじゃないか。私は"魔王"というキーワードと、ランキング入りしたという理由でプレイしてみることにした。

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ゲームシステム紹介

ダンジョンを作り上げる

魔王の時間6

とにかくダンジョンを作らないと始まらない。なんせ勇者御一行様は、こちら側の都合なんてお構いなしに魔王を倒すという大義と正義感を振り回しガツガツと乗り込んでくるのだ。そんなダンジョンだが、4つのエリアに分かれており、罠や設備(階段、施設など)を置いて勇者の行く手をとにかく妨害しないといけない。

しかしゲームを始めて最初の壁に遭遇する。魔王のくせに使役できるモンスターも全然いなければ、罠といった設備もとにかく少ない。こちらのダンジョンでは魔王という肩書は地に落ちた状況であり、まさに崖っぷちの王家だということを痛感させられる。魔王なのに下積みを経験しなければならない、なんて素敵な王家なのだろう。

罠や設備の強化は魔王のレベルに直結!

魔王7

勇者と魔王が全く似つかぬ関係だというのは重々承知だったが、敵を倒すことでダイレクトに強くなっていく勇者に対して、魔王はダンジョンに設置したあらゆる設備の強化することでレベルが上っていく。それに関しては、突如異世界に連れてこられたしがない学生を考慮してのシステムだろう。

しかし設備の強化にはお金が必要で、異世界にもお金という概念があるのかという野暮な考えを取っ払う必要がある。しかもそのお金は勇者を倒した際に手に入るというではないか。つまりお金で設備を強化するということは、モンスター達に賃金を支払うことで設備の強化を行ってくれると考えたほうが無難だろう。モンスターたちも生活のためにお金が必要、ということだ。

モンスターの配置と強化

魔王8 魔王9

「魔王様は我々が命に代えても守ります!」という敵側なりの美学を想像するが、実際は魔王の私自身が配置を指示することでやっと戦ってくれる。しかもモンスターは魔王のレベルを上げることで解放されたりもする。つまり、魔王としての威厳を見せつけないとモンスターは魔王を守ってくれない。モンスター達にもそれなりのプライドがあるのだ。

もちろん一定の条件で戦ってくれるモンスターが増えたりもするが、強いモンスターを使役するためにはとにかく魔王は自身の強さを見せつけていかなければならない。

侵攻で様々な報酬を得る

魔王10

「侵攻」というコンテンツがあるが、これはいわば人間の住む世界への攻撃、つまり勇者が魔王を倒す理由を示すものである。しかし魔王である主人公は、生まれて人を襲うなんてことはしたことがない。それでも王家の復活のために獅子奮闘する必要がある。

とはいっても、侵攻には連れて行くモンスターの力量が大きく影響する。側近であるロツカと共に戦っていくのだが、我が故郷を守るために結束した人間は果てしなく強力だ。モンスターのチョイスと、出撃のタイミングを上手く利用して、侵攻を成功させなければならない。

魔王12 魔王11

侵攻の醍醐味である物語は、赴く場所場所で出会うユニークなキャラクターたちとの交流が最大の魅力と言えるだろう。結局魔王である主人公は、色んなキャラたちと交流していくことで魔王ながら悪と戦っていくのだが、その辺の奇想天外な心の葛藤と、テンポの良いトークがとにかく心地が良い。

魔王13

モンスターには様々な種類が存在し、共通して育成も必要となる。王家の窮地に伴い戦意を失ってきたモンスターたちは戦いから離脱していたのだろう。再びモンスターたる力を魔王自らが鼓舞していかなければならない。

病み上がりのモンスターの尻を叩くように、画面を2度タップすることでスピードと攻撃力が強化される。初めから本気を出せ!と言いたくなる気持ちもわかるが、先程も言ったとおり、戦意を失っていたため本来の力をまだ出せずにいると優しく見守ってやろう。皮肉なことにワンマンパワーのイメージが強い魔王も、この世界だと勇者パーティさながら仲間(モンスター)がとにかく大事なのだ。侵攻はモンスターの貢献が非常に重要であり、彼らの気持ちも汲み取って共に歩んでいかないといけないと肝に銘じてほしい。

魔王4

気をつけてほしいのは、敵は勇者だけではない。侵攻には他の魔王候補が登場したり、普通に強い人間も多く登場する。情勢は楽観を許さないではないが、モンスターの育成から魔王自身の強化、そして立ち回りと、生半可な気持ちでは王家は立ち直れない。

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ユニークな物語と戦略性高いRPGを楽しめる

魔王14

ここまで「魔王の時間」というゲームについて前途多難な感じで語ってきたが、やることは至ってシンプルだ。現実世界で王家を立ち直らせるとなると、様々な政策から膨大な知識と器量が必要となるが、「魔王の時間」ではダンジョンの強化と魔王自身の強化、そして侵攻をするというシンプルなコンテンツをこなせばいい。

しかしそれぞれのボリュームは計り知れないし、シンプルながらやりこみ要素は膨大だ。このゲームの良さは、「主人公は魔王」というダークなイメージとは裏腹に、シナリオからセリフの言い回しが実にユニーク。ゲームに必要な、システムの良さとシナリオの魅力がどちらも体感することができる。私なら魔王の血が流れていても王家を継ごうとは思わないが、意を決して魔王の道を歩むことを決めた勇敢な主人公とこの機会に王家復興を手伝ってみてはどうだろうか。

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魔王の時間のゲーム情報

配信日 2021年2月2日(火)
会社 株式会社CREST
ジャンル ダンジョン構築オフラインRPG
価格 490円
対応OS
(iOS)
iOS 14以降
対応端末:iPhone XS以降、iPad 第7世代以降
対応OS
(Android)
Android OS10以降対応
必要RAM:4.0GB以上搭載のスマートフォンおよびタブレット端末
公式サイト 魔王の時間の公式サイト

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