『シャドーコリドー影の回廊』プレイレビュー！おどろおどろしい雰囲気に満ちた一人称和製ホラー

「シャドーコリドー影の回廊」は、主人公を追ってくる徘徊者に捕まらないようにゴールを目指すアクションホラーゲームです。

主人公の持つライターの光や足音に反応して凄まじい速さで敵が追ってくるため、極めて緊迫感のある逃亡劇が堪能できます。不気味な徘徊者との命がけの鬼ごっこを楽しみましょう。

ストーリー

幼いころの夏の日と称されている通り、本作の世界観は昭和の雰囲気を感じられる和風テイスト。敵もゴーストといった洋風のものではなく、能面を掛けた動く日本人形のような不気味さがあります。

薄暗い空間や仄かな明かり。遠くから聞こえる鈴の音に少しずつ近付いてくる足音。視覚的にも聴覚的にも恐ろしい世界から無事に逃げ切りましょう。

ゲームの遊び方

ゴールを目指して先へ進もう

本作の主な目的はゴールを目指して先へ進むこと。しゃがみやダッシュを駆使して和の雰囲気に満ちたステージを進んでいきます。

しゃがみは遅いけれど足音が立たず、ダッシュは早いけどスタミナを消耗してしまうなど、効果の異なる様々なアクションを使い分けて先へ進みましょう。

ステージ探索でギミックを突破

ステージには鍵がかかった扉を始めとするギミックが存在します。ただ前に進むだけではなく、ステージ内を探索して扉を開ける鍵を探すといった要素も。

中には爆竹でカラスを脅かし、カラスが咥えていた鍵を落とすなど一風変わったギミックも存在します。ステージ内で入手できるアイテムと扉周辺の要素を注意深く観察しましょう。

徘徊者を避けて進む

▲主人公を追う徘徊者。追いつかれたら即死となる

ステージをある程度進むと、主人公を追う徘徊者が出現します。徘徊者に捕まると即死となるため、いかに徘徊者の目を盗んで先へ進むかが本作の攻略の鍵です。

徘徊者は僅かな光や足音を敏感に察知して近付いてくるので、極めて緊迫感のある駆け引きが楽しめます。少しずつ大きくなる徘徊者の足音には、手に汗握ること間違いなし！

アイテムを駆使して難関突破

徘徊者から逃げ切るのは簡単ではありません。各種アイテムを効果的に使うことで徘徊者を突破しましょう。

例えば爆竹で音を鳴らせば徘徊者は爆竹のある方に向かっていきます。爆竹の音が大きいおかげで主人公の足音もバレにくくなるので、一気に進むチャンス。ただしライターの光は居場所がバレるなど、使い方によってはピンチを招くことも？

他のゲームとはここが違う！

ランダム生成ステージ

一部のステージにランダム要素があり、道を覚えて攻略パターンを確立することができません。何度も死にながら進行ルートを覚えていくタイプの攻略法が通用せず、同ジャンルの他の作品より若干難易度が高めです。

難易度は3段階で調整できるため、難しくてクリアできない場合は難易度を下げて遊んでみましょう。

豊富なやり込み要素

各ステージにはクリアタイムが記録されるためタイムアタックプレイができます。またクリアに必須ではないものの、世界観を知るための隠されたテキストが用意されているので、隠しテキストを探すのも楽しみ方の一つですね。

ゴールを目指すだけでも緊張感のあるゲームが楽しめますが、ある程度慣れてきたらやり込みプレイも可能です。

緊張感溢れる和風3Dアクションホラー

プレイヤーは徘徊者から全力で逃げるもよし。世界を隅々まで探索して隠された真実に辿り着くもよし。難易度や攻略法が複数用意されているので、シンプルなゲーム性ながら奥深い遊び方ができるゲームです。

主人公の心音や徘徊者の接近を知らせる鈴の音などが臨場感を高め、本当に怪物に追われているかのような感覚が味わえます。ホラーが好きな方、緊迫感のあるゲームを楽しみたい方はぜひ遊んでみてください！