『Sympathia』プレイレビュー！音ゲーと弾幕避けが融合した高難度アクション！
アルテマ攻略班
『Sympathia』は、個人ゲーム開発者のDoriGhiku氏が手掛けるSteam向け無料ゲームです。
「リズムゲーム」と「弾幕アクション」の掛け合わせにより、弾を避けつつノーツでリズムを刻む全く新しい面白さを体験できます。今回は、そんなSympathiaのプレイレビューをお届けします。
リズムゲーム×弾幕アクション
Sympathiaの特徴は、リズムゲームに弾幕アクションの要素を追加した特異なシステムにあります。基本は一般的なリズムゲームと同様に、降ってくる「ノーツ」をタイミングよくボタンを押してリズムを刻みますが、そこに避けなければならない「弾』も同時に降ってきます。
タイミング良くノーツを押す、そして迫ってくる弾幕は避ける。この2つを同時に行うのは難しそう、と思われるかもしれませんが、実際とんでもなく難しいです。
普通の音ゲーの場合、余計な情報を入れないようにノーツが重なる場所を凝視する、というのがある種の鉄則ですが、本作では弾幕を避けるために広い視野で画面を見る必要があり、流れてくる情報の洪水の中で答えを瞬時に見つける能力が求められます。そしてシンプルに操作が忙しいです。
その分、ステージをクリアした際の達成感や爽快感は、他のゲームでは味わえないほどのものが待っています。
横や縦に移動して弾幕を回避
ゲーム中は、上下左右に対応したキーを押すと1マス分移動できます。移動可能なエリアはステージごとに決められており、横移動のみで弾幕を避けるステージもあれば、広いエリアをフル活用しなければならないステージまで存在します。
移動はいつでも好きな時にできるので、極まると完全に同じ動きになる他のリズムゲームとは異なり、移動のタイミングに変化をつけて自由度の高い攻略が可能です。シューティングにおける「パターン構築」と似たような事を本作でもでき、自分に合ったパターンを見つければ苦手だった譜面がとたんに楽になることもあります。
ボタン配置のクセが強い(オプションで変更可)
Sympathiaを高難易度としてたらしめている要素は、癖の強いボタン配置の初期設定が挙げられます。WASDキーを使用するのでこの4つで移動、かと思いきや、Dキーは移動ではなく青いノーツを押すのに対応しています。右手側にあるOKL;キーも同様で、Kが黄色いノーツを押すキー、他3つは移動に使用します。
つまり、本作では右手と左手を両方使い、両方の手がノーツ押しと移動の役割を持っています。上下移動はどちらの手でもできますが、左への移動は左手、右への移動は右手でのみ可能、さらに青ノーツと黄ノーツでも押す指を使い分ける必要があり、初見プレイだと頭がこんがらがること必至です。
この設定はオプションで変更でき、右手か左手に移動を集約させ、もう片方の手でノーツを押す設定にも変えられます。実際こちらの設定の方が直感的なのですが、初期設定は初期設定で上手くハマった時の全能感があるので、最初は初期設定で挑戦してみることをおすすめします。
弾幕やBGMで彩られる世界観
本作のメインコンテンツとなるストーリーでは、5つのステージを順番に攻略していくことになります。ステージで流れるBGMは、ボスとして登場する各キャラの心の中をイメージしており、世界観を理解する一助となっています。
また各ステージで放たれる弾幕にも、キャラをイメージしたものが含まれており、視覚と聴覚の両方でキャラクターの心情を感じ取れます。
弾幕を避けてリズムを奏でよう
今回は『Sympathia』のプレイレビューをお届けしました。リズムゲームに弾幕避けの要素を加えた新ジャンルで、脳の回路がゲームにバッチリハマった時の爽快感は抜群です。
散々難しいとお伝えしましたが、最低難易度の「Very mild」を選んだり、キーコンフィグを変更すればある程度難易度が緩和されます。無料で遊べるので、全く新しいリズムゲームを体験してみたい方は是非プレイしましょう！
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