「夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION」3作まとめて遊べる!元祖ギャルゲーを一足先に遊んでみた!
アルテマ攻略班
ーーーーーあの頃の興奮をもう一度。ーーーーー
夢幻戦士ヴァリスとは
「夢幻戦士ヴァリス」は、1986年にPCを始めとした様々な媒体でリリースされたゲーム。
本作はサイドビューのアクションRPGで、「ビキニアーマー」と呼ばれる、なんとも露出度の高い鎧を纏った少女「麻生優子」を操作して悪いやつらを蹴散らしていく。
当時は美少女キャラが主人公のアクションゲームは珍しかったらしく、「元祖ギャルゲー」とまで呼ばれている。
そんな夢幻戦士ヴァリスだが、この度「夢幻戦士ヴァリス」「ヴァリスⅡ」「ヴァリスⅢ」がまとめて遊べるコレクションソフトが株式会社エディアからSwitchでリリース予定。
ということで、当時「麻生優子」のファンだった紳士たち大歓喜の本作を、平成生まれの筆者が実際にプレイしてレビューしていこうと思う。
ヴァリスシリーズの特徴
「夢幻戦士ヴァリス」を知らない方のために、まずはプレイしてみてわかったゲーム性などを簡単に紹介する。
- 死にゲー
- シンプルなアクション性
- ハイクオリティのドットアニメ
死にゲー
▲死にゲー。つまりトライ&エラーが前提の難易度ということ。
まず一番に伝えたいのが、3作通して「ヴァリス」シリーズはかなりの死にゲーであるということ。敵の出現タイミングやダメージギミックの配置がいやらしく、特に敵に関しては、出現と攻撃がほぼ同時の敵がザラに居る。
筆者は猪突猛進型のプレイヤーのため、何十人もの優子を犠牲にしてしまった…
巻き戻しを活用して攻略していく
▲ノーミス攻略の味方、巻き戻し。
「夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION」最大の特徴として「巻き戻し機能」が追加で搭載されており、プレイ中のどのタイミングであれ、2秒ほど前の状態に戻せる。
本作は前述したとおり、大体のステージに初見殺し要素がある。ただし、それら全てが理不尽というわけではなく、こういう動きをすれば乗り越えられる、といった正解がきちんとあるため、巻き戻しを活用して立ち回り方を理解していこう。
「やられては再挑戦」が、ヴァリス攻略のミソだ。
シンプルなアクション性
ヴァリスはいわゆるレトロゲームのため、操作も非常にシンプル。基本的な操作は移動・ジャンプ・しゃがみ・攻撃・魔法・スライディング(ヴァリスⅡには無い)のみだ。
スライディングは同時入力が必要だったが、Switchではキーコンフィグを設定すれば直接出すことが可能になっている。
ハイクオリティのドットアニメ
▲優子とヴァリアが出会うシーン。アニメーションは巻き戻し可能。
ヴァリスは3作通して、ドットアニメーションがステージ間に挿入されている。これが当時の技術レベルからは想像できないくらいハイクオリティで、ボイス付きのうえ、キャラが口を動かす。
2000年代のゲームでも口の動かないアニメーションは多く、このクオリティのアニメーションなら当時人気を博したのも頷ける。
実機プレイしてみる
プレイするナンバリングを選ぶ
というわけで、実際にSwitchLiteでヴァリスをプレイ。当時のプレイヤーの気分を味わうため、巻き戻しは封印してプレイした。
ゲームを起動したら、まずはプレイするナンバリングを選ぶ。筆者はシリーズ未プレイなので、もちろん初代から。
説明書を読もう
▲あっ、パンツが…!!
ナンバリングを選択すると、説明書や音楽・アニメーションの視聴モードなどが選べる。まずは説明書を読もう。説明書は当時の物が使用されており、当時の懐かしいタッチのイラストがキレイな画面で見られる。
ボス攻略のコツなどを事前に教えてくれるため、立ち回りを意識しやすいのもメリットだ。
プレイレポート【夢幻戦士ヴァリス編】
夢幻界、暗黒界、現実界。この3つの異なる時空を全て手中に収めようとする暗黒界の王ログレスの野望は、既に始まっていた。 夢幻界はログレスに"明の力"を奪われ、現実界がログレスの猛攻を受けるのも時間の問題であった。 夢幻界の女王ヴァリアは、邪悪に対抗すべく"現世で最も明と暗のバランスがとれた心を持つ者"を捜し求め、麻生優子を見い出す。 現実界の私立聖心女子学園に通う、ごく普通の17歳の女子高生だった優子は、ヴァリスの戦士となり正義に目覚め、全ての時空を救うために戦う決意をする。 しかし、同時にログレスも、優子のクラスメイトである桐島麗子を術中に陥れ、暗黒界の戦士として育て上げていた。 過酷な運命を知らず、優子は戦いに赴く…… |
登場キャラ
麻生優子
本作の主人公。 暖かい家庭に育ち、おっとりとした優しい性格の持ち主。現実界(人間界)でごく普通の女子高生として生活していたが、ヴァリアによって資質を見抜かれ、ヴァリスの戦士として悪に立ち向かう。 |
麗子
優子のクラスメイト。裕福な家庭に育ったお嬢様。 学校でたびたび優子をいじめることもあるが、優子の幸せそうな笑顔を蔑んでのこと。 ログレスの魔術に巧みに操られ、知らず知らずのうちに、暗黒界の戦士に仕立て上げられてしまう。 |
ヴァリア
夢幻界を統治する女王。 古の昔より"明と暗"のバランスを保つように努力し、時空の平和を見守っている。 気品に溢れ、すべての生あるものに慈愛を注ぐ、聖母的な存在。 |
ログレス
暗黒界に君臨する王。 すべての生物の"暗"に作用し、怒りや憎しみ、嫉妬などの感情を増幅させる邪悪なパワーを持つ"ヴェカンタ"が、ログレスの力の源である。 |
勝手に慣れるまでが難しい
事前に調べていたが、これは難しい。操作性は至ってシンプルなのだが、「なんか被弾する場面」が多い。道中にいる普通のザコ敵にボコボコにされてしまった。
だが、それこそが死にゲーの醍醐味。操作に慣れ、初見でも上手く乗り切れるようになったときの楽しさは計り知れない。
ボスの能力を獲得し次のACTへ
ボスを撃破すると、そのボスが使用していた能力を魔法として使用可能になる。地震を起こす能力やバリアを張る能力など、バリエーションは多岐にわたる。
攻略法がしっかりある良難易度
初代ヴァリスは、序盤からラスボスまでしっかりとした攻略法が見出だせる、丁度良い難易度の作品だった。ゲーム初心者でも、操作に慣れれば長くても2時間ほどでサクッとクリアできるだろう。
プレイレポート【ヴァリスⅡ編】
夢幻王ログレスが死に、支配者を失った異次元世界ヴェカンティは、戦乱の世となった。 幻夢皇帝メガスの率いる反ログレス軍と、ログレス軍との戦いに巻き込まれた優子は、麗子の導きによって、再びヴェカンティへと向かう…… |
登場キャラ
麻生優子
ヴァリスの戦士に選ばれた少女。 夢幻王ログレスをたった1人で倒したスーパーヒロイン。 |
桐島麗子
ログレスに操られ、優子と対決し敗れた優子の友。 幽霊となって、陰から優子を支える。 |
メガス
ログレスに代わり、ヴェカンティを支配しようと企てる悪の皇帝。 優子の命を狙う。 |
初代とは操作性が大きく変わる
ヴァリスⅡでは、攻撃判定やジャンプの高さなど、基本操作の勝手が大きく変わる。攻撃は袈裟斬りから突きのような攻撃に変わっている。
初代より難しい
初代と比べて、敵が硬くなる。ドロップアイテムで攻撃力を上げていないとすぐに倒すことができず、接触でじわじわと体力を減らされる…
ノーダメクリアは匠の領域
各ステージの要所で出現する強敵やボス戦などで、回避が激ムズの場面が多々ある。巻き戻しを使用してもノーダメクリアは難しいだろう。3作の中では最も難しいと感じた。
プレイレポート【ヴァリスⅢ】編
魔界は今、巨大な亜空間に飲み込まれつつあり、このままでは魔族たちの滅亡は時間の問題であった。 魔界の王グラメスは、自らの種族が生き残るためには、武力によって他の世界を侵略するしかないと行動を開始した。 鬼族の娘チャムから、ヴェカンティーの危機を知らされた優子は、再びヴァリスの剣をその手に取り、戦う決意をする…。 |
登場キャラ
麻生優子
ヴァリスの剣を使いこなすことのできる唯一の勇者。 人間界では、平凡な女子高生として生活している。 |
ヴァルナ
異次元世界ヴェカンティーを治める王女。 優子の双子の妹でもある。 自らの国を守るため、優子と共に戦う。 |
チャム
魔界の鬼族の娘。父親である司祭長ラダは、グラメス王に殺された。 その復讐のために、優子らと戦いを共にする。 |
プレイキャラがスリーマンセルに
ヴァリスⅢでは、プレイアブルキャラが3人になる。優子・チャム・ヴァルナの3人を切り替えながらステージを攻略していこう。
魔法が強力
ヴァリス、ヴァリスⅡでは魔法をあまり使う機会がなかったが、ヴァリスⅢでは性能が上がっており、ステージ攻略などで使用する機会も多かった。特にラスボス戦では、優子の火の魔法が活躍する。
初代とⅡがマイルドに合わさった難易度
ヴァリスⅢは、スライディングの復活や、強化された魔法、敵の強さなど、初代ヴァリスとヴァリスⅡが上手く融合したマイルドな難易度だと感じた。
巻き戻しを使用しないノーダメチャレンジも十分に可能な難易度なので、高みを目指すプレイヤーはぜひ挑戦してみてほしい。
プレイした感想
- アクションゲーム初心者にもおすすめのゲーム
- 自分で難易度を変えられるのがgood
- 攻略法を見つけ出すのが楽しい
夢幻戦士ヴァリスCOLLECTIONは、追加機能の巻き戻しのおかげで、アクションゲーム初心者でも楽しめる点が魅力。ある程度操作に慣れてきたら、今度はノーミスクリアを目指して、巻き戻しを封印した縛りプレイなども楽しめる。
また、シンプルなゲーム性と巻き戻しのおかげで自力で攻略法を見つけられ、逐一攻略方法をネットなどで調べる必要が無いのも1つの魅力と言える。
本記事を読んで、少しでも「ヴァリス」シリーズが気になった方は、Youtubeに当時のプレイ動画なども投稿されているのでぜひチェックしてみてほしい。