【夕鬼零】プレイレビュー。一人称視点で読み進めるホラーなテキストアドベンチャー!
アルテマ攻略班
「夕鬼零」は、トライコアよりリリースされているホラーゲームです。
続編「夕鬼」の前身となる作品であり、一人称視点の教室でスケッチブックを捲り、ストーリーを読んでいくテキストアドベンチャーとなっています。
今回はそんな「夕鬼零」をプレイし、感想などをレビューしていきます。
読み物として楽しむホラーノベル
「夕鬼零」は、冒頭で述べた通り「一人称視点の教室でスケッチブックを捲ってストーリーを読む」テキストアドベンチャーです。
ホラーゲームによくあるチェイス要素やアクション要素はなく、純粋に物語を読み進めていくゲームです。ゆっくり読んでおよそ4時間、視読が得意な方なら2時間前後でエンディングまで辿り着けます。
怪談話にまつわる物語
物語の舞台は1990年代中盤の夏。小学5年生の主人公シュウジとその幼馴染ナミは、ガキ大将のゴトウから「ツン」という学校の怪談を聞かされます。最初は真に受けていなかったシュウジたちでしたが…
特定のシーンでは周囲に変化が…
物語を読み進めていくと、次第に周囲の環境に変化が起き始めます。展開の怖さに加え、環境音や映像による怖さが合わさり、鳥肌が止まりませんでした。
物語を進めて用語集を埋める
物語を読み進めていくと、用語集がアンロックされていきます。物語の登場人物やキーワードなどの情報をおさらいでき、少しずつ読み進めても要点を落とさない配慮がなされています。
全て埋めるとエンディングが…?
用語集を全て埋めることで、エンディングにある変化が生じます。用語集を埋めるのにはさほど時間はかからないので、ぜひ自分の目で確かめて見てください。ヒントは"見ること"です。
ヒューマンドラマ要素の強い物語
ネタバレになってしまうため詳細は伏せますが「夕鬼零」の物語は、ホラーというよりはヒューマンドラマとしての要素を強く感じました。
ただ怖がらせるためだけのストーリーではないため、純粋な読み物として楽しめます。
まとめ
「夕鬼零」は、読み進めていくだけでホラー成分をしっかり吸収できる、手軽に楽しめるテキストアドベンチャーゲームでした。
本記事を見て「夕鬼零」が気になった方は、ぜひ購入を検討してみてください。また、続編である「夕鬼」は、本作と世界観がリンクしており、本作のストーリーは夕鬼を楽しむために欠かせないファクターとなっているため、併せて購入することをおすすめします。