『大戦略SSB2』プレイレビュー!よりリアルに戦略性が進化した軍事シミュレーション!

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大戦略2

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『大戦略SSB2』は、システムソフト・ベータより発売予定のウォーシミュレーションゲームで、1985年から続く「大戦略」シリーズの最新作です。

40年近い歴史を持ち、日本のウォーシミュレーション界の金字塔として君臨してきた本シリーズ。前作『大戦略SSB』でブラッシュアップされた基本システムを継承しつつ、今作ではさらなるリアリティの深化とプレイアビリティの向上がなされています。本記事では、大戦略SSB2のシステムや新要素を中心としたプレイレビューをお届けするので、ぜひ購入の参考にしてください!

豊富な戦略で挑む軍事シミュレーション

ターン制

シリーズに触れたことがない方にとって、本作は難解そうな軍事シミュレーションに見えるかもしれません。ということでまずはじめに、「大戦略」シリーズ伝統のゲームシステムからご紹介しましょう。

本作はリアルタイムで操作するRTS的な要素はなく、自分の番にじっくり時間をかけて命令を下すターン制のシミュレーションです。部隊をどこまで進めるか、どの武器で敵を叩くかなど、一手一手を指し進める感覚はチェスや将棋に近く、じっくり考えてプレイを進めることで楽しさが増します。

ヘックスによって区切られた戦場

ヘックス

本作の戦場は「ヘックス」と呼ばれる六角形のマス目で区切られています。一般的な四角形のマスとは違い、隣接するマスが常に6方向あるため、部隊の「包囲」や「突破」といった動きがダイナミックかつ緻密に展開されます。

また、どのヘックスに陣取るかで地形効果(防御力のボーナスなど)が変わり、わずか1マスの差が部隊の生死を分かつことにもなり得ます。

兵器を生産して戦闘準備

生産2

戦場での采配と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが兵器の生産というプロセスです。まず大前提として、強力な兵器を投入するには相応の「軍資金」が必要になります。この資金は、歩兵部隊を用いてマップ上の都市などを占領することで毎ターン得られる仕組みとなっています。いくら前線で敵を圧倒していても、背後の都市を奪われて資金源を断たれれば、次の一手を打つための増援は途絶えてしまいます。

生産の舞台となるのは、マップ上に点在する「首都」や「工場」といった拠点です。ここでプレイヤーは、膨大な兵器リストの中から現在の戦況に最適なものを選び出します。圧倒的な火力を誇るが高価な最新鋭兵器を少数精鋭で運用するか、あるいは性能はそこそこでも安価な旧式兵器を量産して数で押し切るか。選択次第で戦況は大きく変化します。

陸海空軍の役割

兵器1

本作では陸軍、海軍、空軍の兵器を生産・部隊編成し、さまざまな作戦行動を指示してマップを進めます。陸海空それぞれの膨大な兵器にはそれぞれ「戦車は歩兵に強く、戦闘機は爆撃機を撃ち落とし、潜水艦は空母を狙う」といった明確な役割と相性が存在。陸・海・空のバランスを考え、敵の弱点を突く部隊編成を組む楽しさが大戦略の醍醐味の一つです。

また、陸・海・空の三軍は攻撃方法が異なるだけでなく、それぞれが勝利のために不可欠かつ独自の役割を担っています。陸軍は拠点の占領、空軍は制空権の取得、海軍は版図の拡大が可能で、戦況に応じてどの軍を優先して配備するかが勝敗の鍵を握ります。

大戦略SSB2の新要素を紹介

大戦略シリーズの基本システムをまとめたところで、続いては本作の新システムについてもご紹介します。本作のシステムは前作「大戦略SSB」のものを踏襲していますが、新たな戦略要素や兵器によってより自由度や戦略性の高い軍事シミュレーションへと進化しています。

新資源の「工業力」と「保有燃料」

資源

これまでの大戦略がいかにお金を稼いで兵器を買うかというシンプルな経済学だったのに対し、本作では新資源として「工業力」と「保有燃料」という二つの機軸が導入されました。

まずは工業力について。工業力は工場の占領により増加する資源です。「空軍基地」「陸軍基地」「海軍基地」などの生産拠点を稼働させるために必要で、工業力の距離分だけ、首都から離れた生産拠点で生産を行えます。この工業力の追加により、前線基地を稼働させるためには、突き進む部隊に合わせて工業力を獲得し続ける必要が生まれました。

次に保有燃料は、各部隊への補給に使用される資源です。「製油所」を占領することで毎ターンの使用量を増加でき、保有燃料がない場合は軍資金を消費して補給が行われます。これまでは各ユニットの燃料切れだけを気にすれば良かったのですが、本作では国家全体の備蓄量という、よりマクロな視点が求められます。

前述の工業力が軍のリーチを決めるものだとしたら、この保有燃料は軍の持続力を決定づけるものと言えます。これら2つのリソースが組み合わさることで、本作はただ戦術に勝つだけでなく、巨大なシステムをいかに維持するかという現代的でリアリティのある総力戦の面白さを体験できます。

多数の新地形で深まる戦略

地形

大戦略SSB2では、戦略性が増す新地形や新拠点が多数追加されました。特に重要となるポイントを3つの視点で紹介します。

まず戦略の要となるのが前述した「工場」と「製油所」です。これらを占領することで工業力と保有燃料が確保され、遠方での生産や全軍の継戦能力が維持されます。さらに、「レーダー基地」の確保は広大な索敵範囲をもたらし、見えない敵を先んじて捉える現代戦のリアリティを深めています。

戦術面では、高い防御力を誇る「陣地」が防衛の要となります。一方、新地形の「雪原」や「湿地」は移動が困難な上に防御効果がなく、部隊が立ち往生すれば格好の標的となります。地形の利を活かして敵を不利な場所へ誘い出す、より緻密な進軍計画が求められるようになりました。

また、陸海空の境界を揺るがす「橋」の存在も見逃せません。陸上部隊はもちろん、海上・海中部隊も通過可能という特性を持ち、水陸両面からの進攻や奇襲を可能にします。これらの新要素が絡み合うことで、ひとつの選択が戦局を大きく動かす、シリーズ最高峰の奥深さを実現しています。

熟成されたシステムで味わう現代戦シミュレーション

まとめ

本作『大戦略SSB2』を総括すると、伝統的な大戦略の面白さを維持しつつ、現代戦における兵站の重要性を巧みに取り入れた作品と言えます。

新要素である工業力や保有燃料の概念はゲームを複雑にするものではなく、プレイヤーに攻勢の限界を意識させる重要なスパイスとして機能しています。また、レーダー基地や陣地といった新地形・新拠点の存在により、従来のシリーズ以上にユニット配置の1マスが持つ意味が重くなっており、戦術的な駆け引きがより濃密なものへと進化しました。

兵器の生産から補給、そして地形を活かした進軍まで、あらゆる判断が勝利へと繋がる本作は、シリーズのファンはもちろん、腰を据えて戦略を楽しみたいシミュレーションゲームファンにも、満足度の高い体験を提供してくれるでしょう。

大戦略SSB2の公式サイトはこちら

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