天使の詩COLLECTIONプレイレビュー!-恋愛がテーマのレトロRPG-
アルテマ攻略班
天使の詩COLLECTIONのプレイレビューを掲載しています。天使の詩がどんなゲームかの紹介や、2作目との繋がりについても記載。
往年の名作RPGがSwitchで蘇る
- 天使の詩シリーズファン
→現行ハードで遊べる待望の復刻 - なるけみちこ氏のファン
→今なお輝く名曲達 - 恋愛ベースのシナリオが好き
→90年代の濃ゆいラブ展開を堪能できる
天使の詩は、日本テレネット社から1991年にPCエンジンSUPER CD-ROM²向けに発売されたRPGです。天使の詩COLLECTIONでは、シリーズ1作目「天使の詩」と2作目の「天使の詩II 堕天使の選択」が収録されています。
男女の恋愛を軸に展開する神話ベースの物語と、ボイスを用いたアニメーションシーンが特徴。いまだ根強いファンを持ったシリーズであり、今回は待望のNintendo Switch版の発売です。
楽曲の評価も非常に高く、初期のなるけみちこ氏の曲を堪能できます。
古き良き時代のRPG
天使の詩のRPG部分は、最初期のドラゴンクエストシリーズのようなシステムを採用しています。戦闘では攻撃、魔法、道具などを駆使して敵を倒していく仕組みです。
次の行き先がシステムで明示されないため、街での情報収集が必須となっており、「やらされている感」がなく、自分の足で道を切り開いていく感覚が懐かしくも新鮮です。
恋愛を主軸にしたストーリー
天使の詩シリーズの大きな特徴として、主人公とヒロインの恋愛を軸としている事が挙げられます。1作目は婚約者であるヒロインを救いに行く展開から始まり、2作目は記憶を失っているヒロインの記憶を探すことから物語が展開していきます。
いわゆる「泣きゲー」に類されるタイプのシナリオを秀逸なBGMが彩っており、レトロゲーながらクリア後の満足度は高めです。
クサい!だがそれがイイ!
現代水準……いや、発売当時の当時としても、ストーリー展開、演出、セリフ回しにある種のクサさがあるのも本作の特徴です。
さらりとしたストーリーテリングとは真逆の方向性で、真正面からメインキャラの恋愛感情を描写しているこのクサさが良く、90年代独特の空気を醸し出しています。
1作目と2作目のシナリオが繋がっている
収録されている2作はシナリオが繋がっており、1作目の100年後が2作目の舞台となっています。
一部キャラ、設定が作品間で共通しており、1作目をクリアした上で2作目をプレイすることで、より深く物語を楽しめる構成なので、まずは1作目から始めることを強くおすすめします。
ビジュアルモードとサウンドモードを搭載
本作では、「天使の詩」「天使の詩II 堕天使の選択」それぞれにアニメーションシーンを自由に閲覧できる「ビジュアルモード」と、楽曲を聴ける「サウンドモード」が収録されています。
特にサウンドモードは、楽曲ファンには非常に嬉しい要素といえます。
各モードはゲームクリア前に全てオープンになっているため、とりあえずコレクターアイテム的に手元に置いておきたいオールドファンにとってもありがたい仕様です。
特装版も登場
タイトル | 天使の詩COLLECTION |
---|---|
発売日 | 2024/9/12(木) |
価格 | 通常版: 5,280円(税込) 特装版: 14,080円(税込) |
対応機種 | Nintendo Switch™ |
メーカー | 株式会社エディア |
『天使の詩COLLECTION』では、通常版の他にも特装版も発売されます。
特装版では、なるけみちこ氏が手掛けた特装版のためのリアレンジ曲2曲を含むサウンドトラックCDと、当時のクリエイターのコメントなども収録したメモリアルファンブックの豪華特典が付きます。
ファンにはたまらないグッズなので、天使の詩に思い入れがあるなら是非、お手にとってみてはいかがでしょうか。
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