『Scarf(スカーフ)』プレイレビュー!首に巻いたドラゴンと世界を旅するパズルアクション!
アルテマ攻略班
Scarf(スカーフ)は、現在PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S版が発売中の新作パズルアクションゲームです。
3D空間を探索しながら、様々なアクションを駆使したり、パズルを解くことによって冒険を進めていきます。今回は、そんなScarfのプレイレビューをお届けします。
相棒のドラゴンとともに美しい世界を冒険
Scarfの主人公は、相棒の赤いドラゴンをスカーフとして首に巻く少年です。少年は時にドラゴンの力を借りながら、おとぎ話のような世界を冒険します。
基本操作は歩き/ダッシュとジャンプのみで、敵との戦闘はありません。奈落や水中に落ちてもすぐに落ちた地点からリスタートできるので、アクションゲーム初心者でも遊びやすい作りです。
ドラゴンの力を借りアクションを会得
冒険を進めるとドラゴンの力が解放され、新たなアクションを使用できるようになります。より高い所へ飛べる2段ジャンプや、ターゲットを次々と乗り継ぐロープアクションなど、アクションの幅が広がる度に行ける場所も増えます。
2段ジャンプ時には翼、ロープアクションの時にはヒモといったように、首に巻いたドラゴンがアクションの度に姿を変えるのも特徴で、プレイヤー自身もドラゴンと共に冒険をしている一体感を体験できます。
難しいアクションはほぼなくサクサク遊べる
Scarfにはシビアな操作が求められる場所はほぼなく、前述の通りステージ外に落ちた後のリスタートも速いので、サクサク先に進めます。多少ジャンプの操作感に癖はあるものの、少し慣れれば思い通りに動かせます。
壮大なパズルを解いて先へと進む
冒険中には、スイッチを操作したりアイテムを運ぶことで先へと進めるパズルに挑むことになります。3D空間を活かした壮大な仕掛けが起動するのが特徴で、水の浮き沈みや台座の上下によって道を開きます。
パズルは直感的に解けるものが多く、カメラの視線誘導でどの場所を調べれば良いかも分かりやすいため、スムーズにパズルを解いていく爽快感を味わえます。
探索意欲を掻き立てる収集要素
Scarfのステージ中には、正規ルートから外れた道に収集要素となるアイテムが隠されている事があります。進行方向から外れても収集要素を回収できる可能性が高いので、無駄足と感じることなく世界を隅々まで探索できます。
アイテムの中には、特定のアクションを会得してからでないと入手できないものもあり、新アクションによって行動範囲が格段に広がったことを肌で感じられます。
語られる神話と感じ取る物語
絵本調で語られる神話
Scarfでは、物語の冒頭やステージで特定のスポットに到達する時に、絵本の読み聞かせのような演出でこの世界の神話が語られるのが特徴です。
神話として語られる出来事は、主人公の相棒であるドラゴンとの関連性が深く、読み進めることでドラゴンに隠された真実が明らかになっていきます。
少年の物語はテキストなしで進行
世界の神話はテキストやボイスを交えて語られますが、一方で主人公とドラゴンの冒険は一切テキスト無しで進行します。主人公やドラゴンの心情、物語の行く末は、プレイヤーが見て感じたものに委ねられています。
主人公たちが冒険する世界には謎が多く、先述の神話も踏まえた様々な物語の解釈が可能になっています。
世界を旅するパズルアクション
今回は新作アドベンチャーゲーム「Scarf」をご紹介しました。広い世界を冒険しながら、アクションやパズルを楽しめるゲームで、美しい世界を旅したい方におすすめです。
神話と今が結びつく物語も印象的で、言葉で語られないながらも様々なメッセージを感じ取れます。興味がある方は、一度遊んでみてはいかがでしょうか?