『ロジマガ』プレイレビュー！ストリートビューで実際の街を巡るビジュアルノベル！

ロジマガ(路地を曲がれば ~海峡の故郷~)は、PC/Android向けに配信中のビジュアルノベルゲームです。

Google maps APIを利用した現実世界の描写が特徴で、実際の施設や店舗を見ながら旅行のように物語を楽しめます。

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忘れていた真実に触れる旅

ロジマガの舞台は、北海道の南端部に位置する都市「函館」です。主人公は函館を故郷に持つ青年で、小学校以来会っていなかった幼なじみのヒロイン「巴　渚」からの手紙により、函館へ赴くこととなります。

函館に向かうまでの新幹線や乗り換えの電車内は実際の写真が背景になっています。その上、線路を走る音や電車内のアナウンスまで実際のものが流れるので、現実で旅行に行くときのような高揚感を覚えながらゲームを始められます。

旅の理由は亡くなった妹の願い

渚からの手紙には、主人公が函館を去った半年後、渚の妹の「岬」が交通事故で亡くなったこと、13年の月日が流れ岬の死にも折り合いを付けていたこと、そして2週間前、夢の中で岬と話した内容が書かれていました。

夢の中で岬は、大人になった主人公の姿を見てみたいというお願いを渚に伝えました。亡くなった妹の願いをどうしても叶えたい渚は主人公にこの手紙を書き、主人公も函館への望郷や死者への畏敬の念から函館へ行くことを決めます。

渚とともに函館を巡る

函館で渚に合流した後は、一緒に函館市内を巡ることになります。函館を巡って忘れていたことを思い出し、岬に昔の思い出話をして欲しいという渚の提案でした。

渚の言う通り、主人公は函館の各地を巡るうちに昔の記憶を取り戻していきます。多くの人が経験するような子供の頃の思い出や、観光地ならではの思い出が蘇り、ノスタルジックな気分に浸れます。

函館市内を自由に観光

物語が進むと、Google maps APIのストリートビューモードを利用して函館市内を自由に探索できるようになります。主要な観光地や施設には左の地図上で星マークが付いており、実際に函館観光をするような気分で物語を楽しめます。

ストリートビューでの移動は画面上の矢印をクリックするか、左上の移動ボタンを押して地図上から行きたい場所を選択するとできます。地図での移動が早いですが、あえて徒歩で観光するように進めるのも楽しいです。

黄色い星や赤い星マークの場所でイベント進行

地図上の黄色い星の場所ではミニイベントが、赤い星では主要イベントが発生します。どこに向かうかは基本的に自由で、ミニイベントを進めず主要イベントのみを追いかけても良いです。

各イベントでは、主人公と渚が該当スポットにまつわる雑談や思い出話に花を咲かせます。会話中に選択肢が発生することもあり、適切なものを選ぶと渚の好感度が上がります。

マルチエンディング方式

ロジマガはマルチエンディング方式を採用しており、各イベントで渚の好感度を上げているとグッドエンディングに到達できます。旅の終着点へ行くまでに函館を存分に巡り、真実にたどり着きましょう。

※本記事では全てのエンディングは確認しておりません。気になる人は本作品をぜひプレイしましょう！

旅行気分が楽しめるビジュアルノベル

今回はビジュアルノベルゲーム「ロジマガ」をご紹介させていただきました。ストリートビューを利用した新しい形のノベルゲームで、実際の街の雰囲気を楽しみながら物語を進められます。

外へ出ずとも旅行気分が楽しめるため、遠出しづらい世界情勢的にもニーズに合っているゲームと言えます。興味がある方は、このゲームでぜひ函館観光を楽しみましょう。

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路地を曲がれば公式HPはこちら