『戦場のフーガ』プレイレビュー!戦略性と良心が試されるダークなシミューレーションRPG!
アルテマ攻略班
「戦場のフーガ」は、サイバーコネクトツーからリリースされているシミュレーションRPG。Nintendo Switch™を始めとした7つのプラットフォームにてDL配信限定で販売されているゲームです。
続編が発表されており、ハイクオリティの2Dイラストや獣人メインの世界観が気になっているケモナーはさぞ多いことでしょう。
今回はそんな「戦場のフーガ」の体験版をプレイしてきたので、世界観やゲームシステムの紹介も交えてレビューしていきます。
獣人の世界で展開されるダークなストーリー
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あらすじ |
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「イヌヒト」と「ネコヒト」という2種類の種族が暮らす 大小様々な浮島からなる世界――浮遊大陸。 ある日突然、北東の国「ベルマン帝国」から村が襲撃され 山の洞窟へ逃げたマルトたちは |
「戦場のフーガ」のストーリーは、可愛いイラストとは裏腹にかなりダークな印象が強いです。戦争で故郷を追われた子供たちが戦車に乗って敵軍と戦うという、現在では思うところがありすぎるストーリーとなっています。
開幕からSAN値を削られる
ゲーム冒頭はチュートリアルとして、ゲームのシステムやバトルの流れを丁寧に説明してくれます。ですが、チュートリアル段階で命を奪っていることを自覚させられる描写が多く、SAN値がどんどん削られていきます。
極めつけはソウルキャノンのチュートリアル。詳細は後述しますが、ゲームを始めたそばから自らの手で子供たちの誰かを犠牲にしなければなりません。人の心とかないんか?
戦車内は快適?
進行スタート時や道中で挟む「インターミッションパート」では、戦車内での子供たちの生活風景を始め、兵器の強化や施設の拡張などが可能です。
食堂や砂釣りに加えて農畜産も可能と、意外と設備が充実した戦車のようです。
探索パートも面白い
バトルとは別に、遺跡を探索するパートもあります。遺跡の怪物との戦闘や障害物を壊していき、宝箱を始めとした物資を入手できるコンテンツです。
戦闘や障害物破壊に使用する弾は限られているため、どの順番でギミックをこなしていくかが重要になります。
バトルシステム
戦術性が要求されるタイムラインバトル
「戦場のフーガ」のバトルシステムは、戦略性が問われるタイムラインバトルとなっています。敵味方それぞれに行動順があり、砲手の入れ替えや弱点攻撃による行動遅延、キャラのステータス管理など考える要素が非常に多いです。
キャラごとに異なる兵器やスキル
武器 | 特徴 |
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グレネード | 命中率○:威力○ |
マシンガン | 命中率◎:威力△ |
キャノン | 命中率△:威力◎ |
キャラはそれぞれ扱う兵器の種類が決まっており、敵にも弱点となる兵器タイプが決まっています。
どの兵器もしっかりと役割があり、序盤の展開づくりでは命中安定のマシンガン、攻勢に出る時はキャノンに切り替えといった、シーンに合わせた使い分けが大事です。
弱点攻撃で敵の行動遅延
敵の弱点に対応した兵器で一定回数攻撃すると、敵のターンを遅らせることができます。戦術次第では、敵に全く行動させずに倒し切ることも可能です。
悪魔の兵器「ソウルキャノン」
タラニスがピンチになってくると、ソウルキャノンが発動可能になります。使用すれば戦闘に強制的に勝利できる最強の兵器ですが、使用には子供たちの誰かを犠牲にする必要があります。
犠牲になった子供は帰ってこないうえ、その後のイベントシーンなどで精神を削られるため、プレイヤーの良心が問われます。
まとめ
タイトル | 戦場のフーガ |
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対応機種 | PlayStation®4 / PlayStation®5 / Nintendo Switch™ / Steam / Epic Games Store / Xbox One / Xbox Series X|S |
プレイ人数 | 1人 |
備考 | ダウンロード専売 |
「戦場のフーガ」は、タッチの良いケモケモイラストとは裏腹に、良心の呵責やとんでもなく暗いストーリー展開で攻めてくる罪深いゲームでした。
戦闘中の配置入れ替えから始まり、状態異常や弱点攻撃での行動遅延、命を犠牲に全てを殲滅するソウルキャノンなど、行動の選択肢が多く、プレイヤーの手腕が試されます。
体験版だけでもだいぶお腹に来るボリュームを楽しめるので、本記事を見て興味が湧いた方はぜひ体験版から遊んでみてください。