ゲーミングPCのSSDに必要な容量と増やす方法について解説!
「ゲーミングPCにSSDは必要?」
「どのメーカーのSSDがおすすめ?」
ゲーミングPCのSSDは、ゲームデータやOSを保存するストレージです。HDDよりも読み込み速度が速いので、SSDは最近のゲーミングPCに標準搭載されています。
しかし、SSDの容量がどれくらい必要なのか、増やしたいけど増やし方がわからないという方はいるのではないでしょうか。
そこで当記事では、SSDの容量の目安や増設の方法、ゲーミングPCにおすすめなSSDを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ゲーミングPCのSSDとは
ゲーミングPCのSSD特徴
- データとソフトの起動が早い
- 消費電力が少ないためPCに負担がかからない
- 寿命が長い
- 物理的な衝撃に強い
- 発熱しづらいのでPCのダメージが少ない
- 動作音や振動がない
- HDDより高値
SSDは、パソコンのデータを記録する媒体です。ゲーミングPCに搭載すると、ゲームソフトの読み込みが早くなったり、消費電力が少なく、PCへの負担が掛からないなどのメリットがあります。
また、物理的な衝撃や、発熱しづらい特徴から、地震や熱でデータが壊れる心配がありません。SSDは、HDDより高い部分以外は、優れている点が多いので、ゲーミングPCには必ず積んでおきましょう。
ゲーミングPCのSSDの容量の目安
主要タイトル | 推奨容量 |
---|---|
原神 | 150GB |
Call of Duty: ModernWarfareⅡ |
125GB |
FF14 | 80GB |
Cyberpunk 2077 | 70GB |
APEX LEGENDS | 56GB |
オーバーウォッチ2 | 50GB |
PUBG: BATTLEGROUNDS |
50GB |
Fortnight | 50GB |
遊ぶゲームタイトルによって変わる
ゲーミングPCのSSDの容量の目安は、遊ぶゲームタイトルによって異なります。重いもので原神の150GBから、軽いものでFortuight(フォートナイト)の50GBと容量に大きな差があります。
推奨容量が足りていないとゲーム自体をインストール出来なかったり、ゲームを起動したらクラッシュして遊べないこともあります。遊びたいゲームに合わせてPCを選んだり、容量を決めていきましょう。
最低512GBは欲しい
SSDの容量は、最低でも512GBのものを使用しましょう。最新のゲームタイトルはアップデートなどで期間が経つごとに、容量が増えていくので、SSDの容量が少ないとゲームで遊べなくなります。
ゲームタイトルによってはアップデートで容量が一気に増える場合もあるので、容量が大きいSSDをゲーミングPCに積んでおきましょう。
1TBあれば安心してゲームができる
ゲーミングPCのSSDは1TBあれば、容量を気にせずゲームで遊べます。PCゲームの容量は大きいもので50~100GBくらいなので、1TBあれば複数のゲームをゲーミングPCに入れられます。
また、容量が大きいとSSDの交換や増設をする必要も無くなるので、自分が購入できる容量を大きいSSDをゲーミングPCに積みましょう。
ゲーミングPCのSSDを増やす方法
ゲーミングPCのSSDを増やす方法
- USBの外付けSSDを使う
- デスクトップなら接続用コネクタから増設
USBの外付けSSDを使う
手順 | 詳細 |
---|---|
① | USBポートに外付けSSDを挿す |
② | マイコンピューターからアクセスする |
ゲーミングPCにSSDを増やす方法で最も手軽なのが、USBを使った増設です。USBコネクタにSSDを挿すだけで、容量を増やせるため、工具を使ってPCケースを開けて作業しなくても良いです。
また、ゲーミングPC内部に付けるSSDより、衝撃に強いので安心してデータを保管できます。デスクトップだけでなく、ノートパソコンにも利用できるため、外にデータを持ち運ぶこともできます。
マザーボード(基盤)のSSD接続部に付ける
手順 | 2.5インチSSD |
---|---|
① | PCに付いているコードをすべて抜く |
② | PC本体に付いている電源をオフにする |
③ | 工具を使ってPCのケースを開ける |
④ | 増設する場所にSSDの2箇所をネジで止める ※増設場所はPCの種類によって異なる ※ネジは別に購入しておく必要あり |
⑤ | SSDの短い端子とマザーボードを繋ぐ ※SATA3ケーブルを使う |
⑥ | SSDの長い端子と電源コネクタを繋ぐ |
⑦ | PC本体のケースを閉めてコード類を接続する |
⑧ | 取り付けが完了したらディスクの管理から フォーマットを行う |
手順 | M.2SSD |
① | PCに付いているコードをすべて抜く |
② | PC本体についている電源をオフにする |
③ | 工具を使ってPCのケースを開ける |
④ | マザーボードのM.2スロットに増設SSDを挿す |
⑤ | 取り付けネジで固定する |
⑥ | PC本体のケースを閉めてコード類を接続する |
⑦ | 取り付けが完了したらディスクの管理から フォーマットを行う |
デスクトップのSSDを増やす時は、マザーボード(基盤)のSSD接続部に取り付けます。ゲーミングPCのケースを開けて作業するので、工具や専用のネジも用意しておきましょう。
また、元のデータを残したいなら、OSごと新しいSSDにコピー(クローン)を作っておきましょう。コピーを作っておくと、細かい設定をやり直す必要がないので便利です。
ゲーミングPCのSSDの速度の目安
500MB/sを目安に選ぶ
SSDの速度は500MB/sを目安に選びましょう。500MB/sを下回ると、HDDと同じ速度になるので、SSDのメリットが少なくなります。
SSDを購入する時に、読込速度や書込速度で記載されているので、500MB/s以上の製品を購入しましょう。
おすすめはM2. SSD
おすすめのSSDは、最も速度を出せるM.2 SSDです。速いSSDほどゲームの読み込みやロード時間を短縮できるため、快適にゲームをプレイできます。しかし、パソコン自体が対応していない場合があります。
対応していないバソコンにM.2 SSDを使っても、速度が出なかったり、認識しない場合があります。自分のゲーミングPCのマザーボードの型番から、購入したメーカーのサイトでM.2 SSDを使えるか確認してください。
M.2 SSDとは
- ・マザーボード(基盤)に直接挿し込む形のSSD
- ・3種類の長さがあり、マザーボードの種類で
使える長さが決まっている
ゲーミングPCはSSDとHDDどちらがいい?
ゲーミングPCは速度が速いSSDがおすすめ
ゲーミングPCは、SSDが最適です。ゲーム起動やマップの切り替えなどが速くなるので、快適なゲーム環境を作り出せます。
また、発熱や消費電力を抑えて、ゲーミングPCに負担を回避できる点も適しています。少々、HDDよりも値段が高いですが、優先する価値があります。
2つ目以降のドライブならHDDでも問題ない
HDDは、2つ目以降のサブドライブとして使う分には、問題ありません。読み書きがSSDより遅いだけなので、ゲームで遊んだり、画像や動画を保存も可能です。
SSDにOSや頻繁に開くゲーム、HDDにあまり開かないゲームや画像などを保存する使い分けがおすすめです。
ゲーミングPCのSSDおすすめ5選
SSD名 | リンク | 価格 | 容量 | インターフェイス | 読込速度 | 書込速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
WD BLACK SN770 | 公式 | 7,480円~ | 500GB~ | NVMe PCIe Gen4 x4 | 4,000MB/s | 2,000MB/s |
Crucial MX500 | 公式 | 4,158円~ | 500GB~ | SATA 6Gbps | 560 MB/s | 510 MB/s |
Crucial P3 500GB | 公式 | 5,080円~ | 500GB~ | NVMe PCIe Gen 3 x4 | 3,500 MB/s | 1,900 MB/s |
Crucial BX500 | 公式 | 3780円~ | 500GB~ | SATA 6Gb/s | 550 MB/s | 500 MB/s |
ESD-IPS1000G | 公式 | 43,549円~ | 1TB~ | NVMe PCIe Gen x4 | 7,400MB/s | 5,500MB/s |
1位:WD BLACK SN770
値段 | 7,480円~ |
---|---|
容量 | 500GB~ |
インターフェイス | NVMe PCIe Gen4 x4 |
読み込み速度 | 4,000MB/s |
書き込み速度 | 2,000MB/s |
WD BLACK SN770は、SSDで困ったらまず検討したい製品です。価格も高すぎず、インターフェイスもNVMe PCIe Gen4×4で、読込や書込速度も特に問題はありません。
HDDを利用していたりすると、ゲーム画面の読み込みや、OSの読み込みの速度が比べ物にならないくらい速いと感じます。USBタイプではないので、ゲーミングPC本体を工具を使い開ける必要がありますが、品質は良いので購入を検討しましょう。
2位:Crucial MX500
値段 | 4,158円~ |
---|---|
容量 | 500GB~ |
インターフェイス | SATA 6Gbps |
読み込み速度 | 560 MB/s |
書き込み速度 | 510 MB/s |
Crucial MX500は、値段も安く、コスパ(コストパフォーマンス)の良い製品です。本体のケースも金属製で、放熱性も良い点が魅力的です。
SNSなどの口コミでは「3年間使っても安定している」という意見もあるので、耐久性も優れています。また、メーカー保証が5年ついているため、故障してしまっても安心です。
3位:Crucial P3 500GB
値段 | 5,080円~ |
---|---|
容量 | 500GB~ |
インターフェイス | NVMe PCIe Gen 3 x4 |
読み込み速度 | 3,500 MB/s |
書き込み速度 | 1,900 MB/s |
Crucial P3 500GBは、大量なデータを書き込む余裕ができ、書き込み回数による劣化を抑えられます。また、読み込み速度も非常に高く、ゲーム起動などが速くなり、快適にゲームをプレイできます。
旧世代のSSDで値段が下がっており、コスパが良いです。また、メーカー保証が5年あるので、故障しても安心できます。さらに、Crucialは有名なメーカーで信頼が厚く、公式からクローンソフトが配布されているなどメリットが多いです。
クローンソフトとは
- ・PC内のデータ全てを複製できるソフト
- ・システムやドライブ、ソフトウェアも複製可能
- ・複製を作ると前のバージョンを復元したり、
障害が起きた時にシステム復旧が可能
ゲーミングPCのSSDのよくある質問
SSDの寿命はどのくらい?
SSDの寿命は、約7年です。使い方によって前後しますが、HDDより衝撃に強いため、寿命が長くなる傾向にあります。
寿命が近くなると、作業中のフリーズ・SSDが認識されないなどの症状が出てきます。少しでも挙動がおかしかったら、データをバックアップして新しいSSDに変えましょう。
ゲーミングPCにSSDを搭載するメリットは?
ゲーミングPCにSSDを搭載するメリットは、読み込みや書き込みが速くなる点です。SSDはフラッシュメモリなので、瞬時にデータへアクセスできます。
OSの立ち上げから、ゲームの起動、オープンワールドのマップなどの読込みが早まり、ストレスフリーでゲームをプレイできます。しかし、HDDよりも値段が高いため、お財布と相談しましょう。
ゲーミングPCの最適なSSDの容量は?
ゲーミングPCの最適なSSDの容量は、1TBです。1TBあれば、ゲームを複数タイトルプレイしつつ、画像や動画を保存する容量があります。
しかし、最新ゲームやゲームのアップデートによって、推奨される容量が増える可能性があります。SSDの増設も視野に入れておくのが良いでしょう。
ゲームにSSDは関係ある?
ゲームをプレイする時にSSDは、関係あります。ゲームを起動、ゲームのマップのロードなどの時間を短縮できる点が有能です。
HDDよりも起動が速くなり、ロードも短くなります。HDDでロードが長いと感じている人は、SSDにゲームを保存しましょう。
NVMeとSATAどちらがおすすめ?
インターフェイスNVMeとSATAは、NVMeがおすすめです。パソコンが対応しているなら、圧倒的にNVMeの方が速いです。
しかし、NVMeに非対応のPCに搭載しても、意味がありません。お手持ちのPCでプロパティを開き、ハードウェアID部分を確認しましょう。
PC知識が少ないけれどSSDを増設できる?
PC知識が少なくても、SSDを増設する手段はあります。USBタイプの外付けSSDを利用する方法なら、知識が全くなくても利用できます。
PCにUSBタイプの外付けSSDを取り付けるだけで、増設できるので簡単です。ゲーミングPCを工具で開けて作業するのに自信がない時は、USBタイプを利用してみましょう。
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