MOBAは流行るのか【PC&スマホゲーム一覧まとめ】
アルテマ攻略班
MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)とは何かについて解説しています。どんなゲームなのか、どうして流行っているのか、スマホMOBAの現状、おすすめのゲームを紹介しています。MOBAを始める方やアプリを探す際の参考にして下さい。
MOBAとは
MOBAとは、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiplayer Online Battle Arena)の略です。
RTSゲームの1種で、プレイヤーはキャラを操作し、味方と協力しながら勝利を目指す対人戦ゲームです。一般的なRTSとの違いは軍全体を操作するのではなく、ゲーム開始時に選択したキャラを操作することです。
さらに、キャラにはレベルやスキル、武器防具などの装備やアバターといったRPGのような要素をもつことに特徴があります。
世界中で絶大な人気
世界大会も積極的に開催され、人気MOBAタイトル「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」では、賞金総額213万ドル(2014年10月時点で約2億2,800万円)を誇りました。
武道館のような大きな会場で開かれ、有名なゲーム実況動画配信サイトであるTwitchでの配信も、世界中のプレイヤーが視聴しています。
世界で大流行のMOBAに迫る
MOBAは世界で大流行している大人気ゲームジャンルです。「League of Legends」(以下LoL)や「dota2」を筆頭に数億人のプレイヤーが存在します。
e-Sports界において、MOBAは必要不可欠なゲームジャンルに成長しています。
どんなゲームなの?
MOBAのゲーム性は、複数のプレイヤーがリアルタイムで対戦するオンラインゲームです。プレイヤーは2チームに分かれ、相手チームの陣地に存在する「本拠地」を破壊することで勝利となります。
課金がほぼ必要ない
MOBAの最大の特徴といえば、ゲームの勝敗は「全て」プレイヤーの腕前で決まるところで、課金の優劣は一切ありません。
全てのプレイヤーが平等にプレイできるからこそ、上達するためにユーザーはプレイし続けるのです。課金無課金の優劣がつかないところも、MOBAの魅力です。
※一部モバイルMOBAには課金アイテムでステータスが上がるアイテムが存在します
MOBAの面白いところ
味方プレイヤーと味わう達成感
MOBAの醍醐味は、味方プレイヤーと強力して勝利をした時の達成感です。勝利するためには、味方との協力が欠かせません。
負けている状況から、味方と協力して逆転勝利した時などの達成感は、他のゲームでは味わえません。
毎試合異なるゲーム展開
MOBAは基本的に1種類のマップで行われるゲームです。ですが、チームのキャラの構成や、プレイヤーのプレイスタイル次第でゲームの進行が毎試合異なります。
そのゲーム性からマンネリ化することがないので、プレイヤーは飽きることがありません。
なんで流行っている?
もともとはコアゲーマーがプレイするゲームジャンルでしたが、システムやルールを簡略化した「LoL」が登場したことで、プレイヤーが爆発的に増えました。
LoLに関してはゲームのバランスやシステム、運営対応などゲームに関する全てに対して丁寧なのも、ユーザーを引き付ける魅力の1つです。
E-Sportsとの繋がり
「LoL」や「dota2」などのMOBAタイトルには、競技性の高さからプロゲーマーが存在します。野球やサッカーと同じように、リーグ戦や世界大会があり、ユーザーも一体となり盛り上げています。
ゲームの領域を超え、1つのスポーツとして確立できたのが、MOBAというジャンルを大きく成長させた要因の1つです。
スマホアプリでMOBAは流行る?
今のままじゃ流行らない
現状MOBAで成功しているタイトルはPCがメインになっています。スマホでPCのMOBAを超えるタイトルを出すのはかなり難しいです。
操作性やスペックの差が特に大きく、PCユーザーがスマホMOBAに移ることは考えにくいです。
ソーシャルゲームユーザーはMOBAを知らない
ソシャゲユーザーのほとんどは、MOBAという単語すら知らないがあります。MOBAを知らないユーザーがプレイし始めても、何が面白いのか、どうすれば上手くなるのかが分からないユーザーがほとんどです。
そこで攻略サイトなどを調べてもデータ系のwikiしか載ってないので、ゲームから離れてしまうのがユーザーの行動パターンになっています。
流行らせるには攻略サイトが必須
流行りのソシャゲには必ず攻略サイトがあります。逆に言えば流行っているゲームで、攻略サイトがないゲームはありません。
MOBA関連のウェブサイトで「攻略」が乗っていない現状、日本で流行らせるのは困難です。現状ウェブサイトとして挙げられるのは、データ周りを記載してるwikiがほとんどで、立ち回りなどの攻略を記載している大手サイトは存在しません。
MOBAには特殊な情報が必要であり、現在流行っている形の攻略サイトでは汎用性が効きにくいので、チャレンジしにくいのが実情です。
1.膨大な情報量
MOBAで攻略を書くとなると、キャラの立ち回りや試合の勝ち方、更新情報と必要なコンテンツの量が膨大です。
1回の更新で複数のキャラに調整が入った場合、立ち回りやメタが大きく変動する事もあります。
2.動画コンテンツが必須
MOBAというゲームは、文章より動画の方が圧倒的に分かりやすいので、動画コンテンツが必須です。
海外ではMOBAを始めとしてE-Sportsタイトルには、プロゲーマーが存在しており、プロゲーマーのプレイや解説を動画で見ることができます。
日本に関しては動画コンテンツやプロシーンが未発達です。
3.納得できる記事
MOBAの攻略を書くには、ゲームをかなりプレイしていないと、ユーザーが納得する内容の記事を書くことができません。
キャラ数も数十体から数百体と多い上に、ゲーム性もかなり深いので、ライターの腕が問われてしまいます。
これらの要素を満たす攻略サイトが現れ、ビギナーも楽しめる文化が醸成されれば、日本でももっとMOBAが流行る可能性があります。
PCおすすめMOBA
League of Legends(LoL)
LoLが良いところ | LoLの悪いところ |
---|---|
・日本サーバーがある ・ユーザーがしっかりいる ・日本のプロチームがいる ・運営方針が素晴らしい |
・アジア圏の外国人が多い (初心者狩りが多い) |
始めやすいMOBA
日本で最も流行っているMOBAなので、初心者も始めやすくおすすめのMOBAです。日本語でコミュニケーションをとることができ、動画やデータ系wikiなどもある程度充実しています。
快適にプレイできるだけのユーザー数がいる
世界的に見ると、日本サーバーのユーザー数は少ないほうですが、マッチングも3.4分未満で済む位のユーザー数がいます。
少なくとも、どの時間帯でも快適にプレイすることができます。
dota2
dota2がおすすめの理由 | dota2の悪いところ |
---|---|
・ゲーム性の奥が深い ・戦略要素が非常に多い ・コアゲーマーにおすすめ |
・ゲームが難しい ・日本語コンテンツが少ない |
1つ1つのシステムが難しい
dota2の特徴の1つが、ゲームの奥深さが他MOBAタイトルとは比較にならないほど深いところです。LoLに比べてキャラの性能、強弱がはっきりしているのが特徴です。
日本語コンテンツが充実していない
dota2はLoLと違い、日本語サービスがありません。日本人ユーザーもLoLに比べて少ないので、初心者には始め辛い環境です。
LoLとdota2ならLoLがおすすめ!
LoL | dota2 | |
---|---|---|
値段 | 無料 | 無料 |
言語 | 日本語有 | 日本語無 |
ユーザー数 | 多い | 少ない |
難易度 | 優しい | 難しい |
課金制 | キャラやスキン (課金優劣なし) |
スキン (課金優劣なし) |
LoLとdota2ならLoLがおすすめです。LoLは始めたばかりの間、使用できるキャラに制限があるので、よく見るキャラが敵、味方に来ます。なのでスキルや立ち回りを序盤から覚えやすいです。
動画や解説記事などもあり、上達するために必要なことは基本的に調べられます。
dota2は最初から全キャラ使うことができるので、試合ごとに初めて戦う相手が来るため、ゲームに慣れるのに時間がかかります。アイテムもLoLに比べて影響力が強いので、覚えることがとにかく多いです。
ただし、LoLもdotaも無料で、どちらにも良いところがあるので、気になった際は両方試してみるのも良いでしょう。
スマホおすすめMOBA
Vainglory
運営の熱意がすごい
本気でMOBAを作っているという熱意が、運営から伝わってくるのがVaingloryの良いところです。Vaingloryが独自に取り入れているシステムがあり、他のモバイルMOBAとは違う、作り込まれた面白さを味わえます。
無課金だとキャラを集めるのに苦労する
Vaingloryではキャラを集める難易度が比較的に高めです。課金することで大量にゲーム内通貨が手に入るため、がっつりやり込みたい人は課金することをおすすめします。
オーディンクラウン
オーディンクラウンは国産MOBAとして注目されているタイトルです。まだ配信されていませんが、日本人向けにデザインされたキャラクターや演出が魅力的です。
MOBAの未来
現在LoLを筆頭にスマホゲームやコンシューマーゲームで、少しづつMOBAというジャンルの知名度は広がっています。
現状のユーザーたちが、初心者ユーザーを手助けできるようなコミュニティをつくり続ける事で、日本におけるMOBAの未来が明るくなってくると信じています。