【FF14】STガンブレで逝くアルカディア零式クルーザー級
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※当記事は攻略情報を掲載しているものではありません。ライターの日記のようなものです。そのため、当記事を読んでもSTとしての立ち回り、ガンブレとしてのプレイスキルは微塵も向上しません。
お久しぶりです。あるいは、はじめまして。アルテマライターの黒板ごろーです。
今回は、FF14のエンドコンテンツ「アルカディア零式クルーザー級」を実装日からプレイした感想のようなものをしたためていこうと思います。
固定パーティでの攻略で、筆者はSTで参加。相方は戦士さん。3週目に踏破という結果でした。
漆黒からエンドコンテンツに復帰して以降は、ガンブレをメインにしつつ、ナイトと暗黒もコンテンツ相性で使い分けるというプレイスタイルで遊んでいます。
ガンブレ不遇の時代?
かつては零式攻略において暗黒騎士と双璧を成していたガンブレイカーですが、パッチ7.2の環境下におけるタンクはナイトの一強状態です。ナイトさえいれば後はなんでもいいくらいの状態なので、ある意味タンク間でのジョブハブがなくバランスがとれている?のかも知れません。
身も蓋もない事を言ってしまえば、わざわざガンブレを出すメリットは希薄というのが現状。
が、いちFF8ファンとして「強敵相手にエンドオブハートのクリダイ運ゲーで脳汁出したい」という本音を「ほら、その、火力はガンブレが一番出るから」という建前でカモフラージュして、隙あらばガンブレを出していくというのが筆者のプレイ方針。
巷ではプレイフィールがあまりよくないという事で不評気味のガンブレですが、私は「ギチギチに距離詰めてリキャストを0.1秒たりとも腐らせずにとにかく攻めて火力を出すタンク」というコンセプトのガンブレが大好きなので、割と今のガンブレに満足しています。欲を言えば、接近技のチャージ数がさらに+1されて侍の夜天のような離脱技がも欲しいところではあります。
ナイトを出すとしたら、軽減面での差が大きすぎるor聖剣コンボの遠距離攻撃が圧倒的に有利というコンテンツでの切り札といった感じです。
1層 ダンシンググリーン
「ウィーーー!」の声と共に戦闘が始まるダンスマン。カウント中のレンジキャスによる誤爆攻撃でも当然「ウィーーー!」と言ってくるので場が和みます。
ダンスをモチーフにしつつバフを貰うことで必要火力を出していくという変わり種のギミックが多く、零式ボスの中でも異色な存在。
見たまんまフィジカルで避けるフェーズが多く、ギミック自体はどれもシンプルでした。思えば、クルーザー級零式のフィジカル重視な傾向は1層から既に出ていましたね。
筆者は半面×2の安置を全く見分けられないポンコツなので、完全にVCでのコール頼みでどうにかしています。
「少ないトライ数でクリアしているが故に練度が低く記憶も薄れがちなので、消化で苦戦する」という零式固定あるあるは、今回の1層でもしっかり発揮されております。2週目の消化は1時間近くかかりました。
STガンブレ視点での感想
MTもSTも仕事が大して変わらない層なので、感想という感想も無いのですが、終盤でのスポットライトギミックでボスから離れる場面があるため、適性はナイトのほうがありそうです。
3週目の固定での消化でひっそりとナイトを試してみましたが、非常に快適でした。
2層 シュガーライオット
ララフェル×スライム娘(プリン)×赤ちゃん言葉という属性盛り過ぎなアーティスト。
かわいい見た目とは裏腹に過去の零式2層と比較しても難易度が高めで、弊固定含む多くのプレイヤーの攻略スケジュールを狂わせた恐ろしい相手です。
遠近の判断すら相方のVC頼みという体たらくでした
タンク狙い撃ちギミックで遠距離パターンになった時に「毎回攻撃が届くギリギリを攻めるのがめんどくせぇ!」という理由で、早々にナイトに着替えました。
砂漠フェーズ、雑魚フェーズ、山川フェーズ、いずれにおいても遠距離攻撃が光り、全体軽減2枚のおけげでアクシデントへの対応力も高く、「このジョブ壊れてないか?」と思いながら羽を広げておりました。
また、今回もFF14ではお馴染みの塔踏みギミックが待っています。やる事それ自体は単純明快ですが、キャラを向ける方向にちょっとした繊細な操作が必要なため、パッド勢はなかなか辛かったようです。
筆者はマウス操作なので普通であればさほど苦ではないはずですが、この手の微妙な角度調整が必要なギミックがあまり得意ではないため、「ボスから完全に離れて四隅に立ってまっすぐ島の方向を向く」という近接職にあるまじきやり方で乗り越えました。ありがとうホーリースピリット。もしガンブレでこのやり方をしていたら、固定メンバーに冷ややかな目で見られていた事でしょう。
初週は「ホントに2層かよ……」と疑いたくなるほど難しく感じましたが、装備が更新されて火力が上がると2週目以降の消化はスムーズになりました。
ST視点での感想
異様に強い雑魚敵
FF14最強の雑魚モンスターと化したヤーン
やはりとにかく雑魚フェーズが鬼門で、パーティ全体での動きが最適化されるまで時間がかかりました。
ヤーンの攻撃がとにかく痛い。相方の戦士さんの猛りがかつてないほど輝いていました。というか猛り無しで耐えられる気がしない……。
STは楽なのか?
巷では「STだけ楽じゃね?」という声が漏れ聞こえてきますが、STをやった立場から忌憚のない意見を言わせて頂くと……
明らかに他の7人と比べてSTは楽でした。
他の7人がこのウェーブではどれを優先して殴ってこのウェーブでの立ち位置はああで……と話し合っている間、STはほぼ蚊帳の外。
「キャットとムーの削りが甘かったら、STはホリスピか聖剣コンボしといて」
「わかりました」
以上、STの打ち合わせ終わり。
ヤーン2体を抱えている間の攻撃が痛くて苦労するのは、結局のところSTじゃなくてヒーラーです。STは防御バフを適切に使ったらもうそれ以上出来ることはないのです……。
筆者個人としては、邂逅5層の蛇マラソンや、共鳴1層の鳥ギミックのような「1人だけ別ゲーやってる」的なシチュエーションを求めてSTを好んでやっているのですが、最近のSTはあまり専用ギミックが無くて若干の寂しさを感じます。
3層 ブルートアボミネーター
ザ・フィジカルゲーミングな層。予習に使った時間は過去最短レベル。
時間切れを見てからが本番で、練度を上げていくことそれ自体がギミックのようなボスでした。
3層らしくここからDPSチェックのハードルがグッと上がり、とにかく「火力を出す」「ミスらない」「デバフをつけない」事がほぼ全て。
一方で、固定での消化や傭兵パーティでは死人が出てもかなり余裕をもって倒せているため、いわゆる「ILの暴力」が顕著に出るボスでもあります。
インタージェクト、下から撃つか上から撃つか
何がなんだかわからない
P1最初の山場になるのが、雑魚敵4体のうち2体の詠唱を見て沈黙を入れるというシンプルなギミック。
筆者は新生からのおっさんプレイヤーですが、このギミックの攻略情報を集めている中で、「ヘイトリストの順番はパーティ内で共通している」という仕様を初めて知ることとなりました。
またしてもパッド泣かせなギミックですが、キーマウ操作のはずの筆者もなぜかやたら敵の選択に四苦八苦していました。
以前から薄々感じていましたが、このゲームは「GCDを止めずにターゲット選択をする」という操作が実は一番難しい気が……。
すぐ時間切れを見れるが故の罠
予習をしていれば1~2セットほどで時間切れを見れてしまうコンテンツなので、「時間切れ見れた!次はクリ目だ!」といった具合にクリア目的パーティに入ってしまう人が多いのか、野良やフレンドのお手伝いをしていると、未クリアプレイヤー同士でも練度にかなりの差があるように感じます。
特に、フェーズ2のスポアクラウドの回避が不安定だったり、フェーズ3の石化~頭割りまでの動きがふわっとしている人をよく見かけます。
その結果、過去レイドに比べてギミック難易度そのものは低めでありながら、野良では尋常ではないほどの深い沼が形成されています。クリア目的パーティに参加して無事クリアできた時には、結構な確率でSS撮影会が始まる事からも、3層で苦しんでいる人がいかに多いかを窺い知れます。
ST視点での感想
広いフィールドでボスがワープしまくる上にギミック処理の都合で離脱が必要な場面が多いバトルなので、またしてもナイトで参加。ガンブレメインの誉れは浜で死にました。
とりわけP1の3連続距離減衰の場面で近接への「かばう」が非常に有効で、野良で「侍さん、P1でかばうするので張り付いて殴っちゃってください!」と一声かけた後は、ボスの削りが1%前後早くなるという現象を度々目にします。
恐らく張り付きの効果以上に「ほう…拙者の火力を頼りにしているでござるか……!」という精神的なクロポジ効果によってもたらされる火力の上昇だと思われます。要するにデュナミスの力です。かばうにはデュナミスバフがあるのです。IDでデバフがついたヒーラーをかばってMIP狙っていくだけのスキルではなかったのだ!
ちなみに野良練習に混ざってガンブレも試しましたが、ビーファンリキャがP2でズレまくってモロにガンブレの悪いところが出ていました……。
4層 ハウリングブレード
フィールドが狭く遠距離攻撃もそこまで有利に働かないという話を聞いていたので、1層ぶりにガンブレで参加。
ついにエンドオブハートが火を噴く時が来た!ガンブレを過去形にはさせない!
ネット上では「4層のタンク枠はナイト確定であとはなんでもいい」と言われていましたが、私が「火力優先でガンブレ出すね」とほざいたため、戦ガのナイト無し編成で挑むことになりました。あの時、ヒーラー2人からの私へのヘイトは爆増したことでしょう。
最初の難関「群狼剣・廻」
安心してください。避けてます。
多くのタンクを苦しめている「群狼剣・廻」。事前に出現する範囲予兆とエフェクトから安置を見定め、ダッシュでそこに駆け込むという単純なギミックですが、いわゆる真心ラインが存在しないステージなので、一瞬でも安置から目を離すと「……あれ?このあたりだよな……?」と怪しいムーブになりがちでした。
ガンブレを出す以上は火力をきっちり出さないと存在意義がなくなってしまうため、リスクを恐れず敵に突っ込んでいく必要があり、その結果しょっちゅう廻でデバフを食らう事態に……。
コツとしては、とにかく安置から目を離さない&ギリギリを攻めすぎない、この2点。
クリア後にナイトで遊んでみたところ、ホリスピのおかげで変に攻める必要がなくなったため、難易度が大きく下がりました。
ヴァイパーの飛蛇もそうですが、近接ジョブがスキル回しの中で自由なタイミングで撃てる遠距離攻撃を持っているというアドバンテージは、あまりにも大きい……!
第二の難関「千年の風化」
思いやりが千年を越える力になる
序盤のギミックでありながら、クリ目パーティすらも爆散に追い込む難所と化しているのが、「千年の風化」。
野良に潜っていてよく見かけるのが、2回目のAoE担当になった際に「自分は完璧にできているつもりでも実際は他の人の安置を潰してしまっている」というケースです。
2回目AoEの人が安置を広げる意識を持っているかどうかで難易度が大きく変わるため、自分と同じグループの人があまりにも死ぬ場合は、一度自分の動きをチェックした方がいいかもしれません。
最大の難関「幻狼剣」
さすがにここで詰めムーブは無理……!
4層クリアにあたって最も大きな壁となったのが、「幻狼剣」。4つの分身の半面攻撃を回避しながら頭割りと散開を行い、心の隙間を突いてくる外周からの攻撃→内周外周十字X字回避の連続技です。
得意な人は一度もミスることなく「何が難しいのか全くわからない」と言うほど簡単に感じ、苦手な人は「全く安定する気がしない……」となる、人間性能を試してくるギミック。
筆者は圧倒的に後者の側で、めちゃくちゃ苦戦しました。最終的に「何も考えず見た目のまま動く」という、殊更に向き不向きがありそうなやり方で強引に安定させました。
イメトレが重要性な後半
拡張2発目の零式4層後半としては、過去イチレベルで簡単と言われている今回の4層後半戦。実際、筆者の固定も前半の1/3以下の練習時間で突破できました。
と言っても、「しっかりタイムラインを把握して島を移動する」という事が出来るという前提での「簡単」です。予習とイメトレをしっかりやっていたつもりでも、想定外はそこそこ起きるため、「後半は簡単らしいし、前半最後まで出来たからクリ目行っちゃえ!」というのはあまりオススメしません。動きでモロにフェーズ詐欺がバレます。
VCありの固定なら「次クエイガ」「次魔光」といった具合にコール出来るため、難易度は更に下がります。
BGMが超絶かっこいい
このあたりで流れるギターが最高
後半はBGMがばちくそにカッコよく、魔光2回目を処理しているあたりの大サビで響き渡るギターでテンションが上がり、自分が何かとてもテクい動きをしているような気分に浸れます。実際はただ島を移動してるだけなんですけどね。
STガンブレ視点での感想
群狼剣詠唱中にリプを入れるのに慣れが必要
群狼剣の詠唱中、具体的にはボスが飛び出す直前にリプライザルを入れることで、群狼剣とその後の全体攻撃の両方にリプを乗せることができます。
黄金からリプの効果時間が延びたことで、なるべくボスの攻撃複数に対して効果を乗せるのが「できるタンク」になっているので、タンクメインである以上甘えは許されません。
ここで全体攻撃だけにリプで妥協するなんて、オレぁオレを許せねぇよ。たとえ死んだってな!
……まぁ死ぬとしたらタンクではなく大体キャスなんですが。
攻略初期段階ではこの「ボスが動く直前にリプを入れつつ廻の安置を見ておく」という動作になかなか慣れず、安置は見てるけどリプを入れ損ねる、リプは入れたけど安置を見れてない、といったミスが多発してえらい苦労をする羽目に……。
最終的には、詠唱バーを見ずにリプを入れるタイミングを身体で覚えて対応しました。
軽減面は特に問題なし。多分
さすがに4層ともなると軽減表で予めガチガチに軽減を決めた上での攻略になったため、軽減に関してはガンブレでも問題ありませんでした。
パーティ単位での練度が上がる前は前半を超えるのがギリギリになる場合も多く、ガンブレの火力が多少は攻略に貢献できていた気がします。
……いや、廻でしょっちゅうデバフつけてたので、ナイトを出していたらクリアまで3セットくらい短縮できていたかも……。
今回は全体攻撃+dotという場面が無かったので、シェイクオフやヴェールといったバリア系のスキルが活躍しやすく、相方が戦士だったのもあって、ガンブレの弱みは表面化せずに済みました。単にヒーラーが頑張っていたおかげかもしれません。
総評
ギミック難易度が下がった一方で、基本的な操作の速度と正確さを要求される場面が多く、これまでの零式とは毛色が異なるコンテンツとなったアルカディア零式クルーザー級。
脳トレやデバフ欄を凝視するタイプのギミックが長い間続いていたゲームなので、個人的に今回の方向性は新鮮でかなり楽しめました。
ガンブレとナイトの比較ですが、
率直に言って全層ナイトの方が強いです。
ガンブレが足を引っ張ると言うよりは、ただ単純にナイトが強すぎる……!
1層2層はさほどジョブ差を感じませんでしたが、3層はガンブレにとことん不向きな作りなため、今はむしろガンブレで突き詰めるために3層練習パーティに潜入してはビーファンのリキャストとにらめっこしております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回はクレセントアイル実装後に何か書くかも知れないし書かないかも知れません。