【ゲーミングPC】グラボおすすめ5選!選び方や性能比較
「グラボ(グラフィックボード)は必要?」
「グラボはどうやって選ぶのがいい?」
ゲーミングPCのグラボ(グラフィックボード)は、映像を映す大事なパーツです。グラボの特徴や種類が分かれば、どのようなグラボを購入するか判断しやすいです。
しかし、自分のゲーミングPCに使えるのか、メーカーや容量、種類も多くあるので、どのグラボが良いか分からなくなってしまいますよね…。
そこで当記事では、グラボの概要や選び方、おすすめのグラボを紹介しています。ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
目次
ゲーミングPCのグラボとは
グラボの概要
- 液晶に画像や映像を映すパーツ
- GPU・冷却ファン・出力端子を搭載している
- プレイしたいゲームが動作するスペックを使う
グラボ(グラフィックボード)は、液晶に画像や映像を映すPCのパーツです。グラボは、GPU・冷却ファン・出力端子などが搭載されているもの全体を言います。
また、高画質な画像や映像を使うPCゲームなら、高性能なグラボが必要です。プレイしたいゲームの推奨スペックを確認し、性能に余裕があるグラボを使いましょう。
GPUとは
- ・画像や3Dグラフィックを処理するパーツ
- ・画像処理に特化し、ゲーミングPCに必須
ゲーミングPCのグラボの選び方
グラボの選び方
- 好みのメーカーから選択する
- 電源容量と性能が合うものを選ぶ
- PCケースに合うものを使う
- プレイするゲームに対応するグラボを選ぶ
好みのメーカーから選択する
マザボ、グラボ
gigabyteで揃えてみたけど、やっぱりメーカー揃えるといいな。 pic.twitter.com/HFRMrkT3KS— NOON (@monognoonbei) August 22, 2021
グラボは、販売するメーカー(ASUSやMSI)で特徴が異なるため、好みのメーカーを選択しましょう。グラボの特徴は、冷却性能が高い・耐久性が高いなど多岐にわたります。
自分のゲーミングPCを置く環境から、心配な部分に特化したモデルを選ぶのもアリです。また、ガラスケースで中身が見えるなら、見た目が良いメーカーを購入するのも1つの手です。
電源容量と性能が合うものを選ぶ
グラボは推奨スペックに達したんだけどおぉー♪
CPUは推奨スペックに届いてないぃー♪
ちくしょおおぉぉぉーーー!!黄金のベンチマークの結果次第かな…?
2018年に買ったパソコン、安い理由が分かった!
理由は電源ユニットがショボかったからLegion Y520T-25ICZ、130,000円… pic.twitter.com/7ARcg00Aza
— 根暗ちゃんねる ???? Ramuh (@FF14lucy1) August 4, 2023
グラボは、電力容量と性能が合うものを選びましょう。電力不足の場合、ゲーミングPCが起動しなかったり、グラボの性能を最大限発揮できません。
電源容量は、ゲーミングPCの本体を開け、コードがたくさん出ている電源ユニットパーツの側面に記載があります。購入予定のグラボのシステム電力要件(W)を確認し、ゲーミングPCの電力容量を下回らないグラボにしましょう。
PCケースの大きさに合うものを使う
ゲーミングPCにグラボを増設、交換する時は、ケースのサイズを測り、大きさに合うものを使いましょう。高性能なグラボを購入しても、PCケースに入らないと意味がありません。
また、グラボは、メーカーや種類で大きさが異なります。さらに、ファンの個数が増えると、大きくなる傾向にあります。
プレイするゲームに対応するグラボを選ぶ
主要タイトル | 推奨GPU |
---|---|
原神 | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
Call of Duty: Modern WarfareⅡ |
NVIDIA GeForce GTX 970 NVIDIA GeForce GTX 1600 AMD Radeon RX580 |
FF14 | NVIDIA Geforce GTX970以上 AMD Radeon RX 480以上 |
Cyberpunk 2077 | NVIDIA Geforce GTX1060以上 |
APEX LEGENDS | NVIDIA Geforce GTX640 AMD Radeon HD 7730 |
オーバーウォッチ2 | NVIDIA Geforce GTX1060 |
PUBG: BATTLEGROUNDS |
NVIDIA Geforce GTX1660 SUPER以上 |
Fortnight | NVIDIA Geforce GTX960 |
グラボを選ぶ時は、プレイするゲームタイトルに対応する種類を選択しましょう。ゲームタイトルごとに公式が推奨GPUを公開しているので、プレイするゲームについて調べると良いです。
また、推奨GPUよりも性能が良いグラボを選びましょう。推奨GPUは、あくまでも推奨なので近い性能を使うと、カクつくなどの不具合が起きます。
GPUとは
- ・画像や3Dグラフィックを処理するパーツ
- ・画像処理に特化し、ゲーミングPCに必須
ゲーミングPCにグラボを取り付ける方法
グラボの取り付けは他のパーツより簡単
手順 | 取り付けの詳細 |
---|---|
① | ゲーミングPCからコード類をすべて抜く |
② | ゲーミングPCのケースを開ける |
③ | グラボを取り付ける拡張スロットカバーを外す ※ラッチタイプの場合はラッチを開ける |
④ | 新しいグラボを開封して準備する |
⑤ | グラボを挿し込む前にツメを外側に倒しておく ※スライドタイプの場合はスロット外側にスライドする |
⑥ | グラボをスロットに対して垂直に挿し込み、 ツメが戻ってロックされたか確認する ※スライドタイプの場合はスライドして固定する |
⑦ | 拡張スロット部分とグラボをネジで固定する ※拡張スロットカバーにネジがない場合は購入する |
⑧ | PCケース隅にある四角い箱(電源ユニット)の補助電源を グラボと繋ぐ |
⑨ | ゲーミングPCのケースを閉める |
⑩ | ゲーミングPCの背面を確認して 接続部分がケースに被っていないか確認する ※グラボを固定しているネジを緩めて調整する |
グラボの取り付けは、他のパーツよりも簡単です。ゲーミングPCのケースを開けて、拡張スロットカバー(背面でホコリが入らないようにしてある部分)を外して取り付けます。
グラボを装着する際、ツメやスライドを解除する・補助電源を接続するの2点を忘れないようにしましょう。また、強い力を加えると故障の原因もあるので、すんなり挿し込めない場合は、妨げになっている部分を探しましょう。
拡張スロットとは
- ・デスクトップPCに機能を追加するための機能
- ・デスクトップ背面の塞がれている部分
- ・拡張カード(グラボなど)を挿して使う
グラボを外す時も同じ手順
手順 | 取り外しの詳細 |
---|---|
① | ゲーミングPCからコード類をすべて抜く |
② | ゲーミングPCのケースを開ける |
③ | グラボに接続している補助電源を ツメのロックを解除しながら抜く |
④ | グラボを固定しているネジを外す |
⑤ | グラボを固定しているツメのロックを解除する ※スライドタイプの場合はスライドさせて解除する |
⑥ | グラボをまっすぐ真上に引き抜く |
グラボを外す時は、取り付け手順と同じです。グラボを装着した時に取り付けたツメやスライドを解除したり、補助電源のコードを抜くことを忘れないようにしましょう。
また、取り付ける際と同じく、強い力を加えると故障の原因になります。すんなり抜けない場合は、ツメやネジなど妨げになっている部分を探すと良いです。
補助電源は忘れないようにする
グラボを増設・外す時は、補助電源を忘れないようにしましょう。グラボと補助電源を繋いでいないと、ゲーミングPCが起動しない不具合が起きます。
また、グラボを取り外す時、補助電源のコードを抜いていないと、グラボ自体を落下させてしまう可能性があります。ゲーミングPCのケースを開けたらすぐに補助電源のコードを抜きましょう。
取り付けたらドライバーをインストール
グラボを取り付けたら、ドライバーをインストールします。ドライバーは、取り付けるグラボの種類で決まります。NVIDIA製ならNVIDIAドライバ、AMD製ならAMDドライバーを入れましょう。
また、ドライバーをインストールしていないと、画像や映像を正しく表示できません。ゲーミングPCを起動して、映り方に異変があっても故障ではないので安心しましょう。
ゲーミングPCグラボ性能比較一覧
グラボ名 | 価格 | 総グラフィックスパワー | コア | ブーストクロック | メモリサイズ |
---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 4090 | 298,000円~ | 450W | 16.384 | 2.52GHz | 24GB |
GeForce RTX 4080 | 219,800円~ | 320W | 9,728 | 2.51GHz | 16GB |
Radeon RX 7900 XTX | 141,780円~ | 355W | 6,144 | 2.5GHz | 24GB |
GeForce RTX 4070 Ti | 99,800円~ | 285W | 7,680 | 2.61GHz | 12GB |
Radeon RX 7900 XT | 141,780円~ | 315W | 5,376 | 2.4GHz | 20GB |
Radeon RX 6950 XT | 129,800円~ | 335W | 5,120 | 2.31GHz | 16GB |
GeForce RTX 4070 | 99,800円~ | 200W | 5,888 | 2.48GHz | 12GB |
GeForce RTX 3090 Ti | 229,800円~ | 450W | 10,752 | 1.86GHz | 24GB |
Radeon RX 6900 XT | 97,812円~ | 300W | 5,120 | 2.015GHz | 16GB |
GeForce RTX 3080 Ti | 109,800円~ | 350W | 10,240 | 1.67GHz | 12GB |
GeForce RTX 3090 | 229,800円~ | 350W | 10,496 | 1.70GHz | 24GB |
GeForce RTX 3080 | 109,800円~ | 320W | 8,704 | 1.71GHz | 10GB |
Radeon RX 6800 XT | 88,800円~ | 300W | 4,608 | 2.015GHz | 16GB |
GeForce RTX 4060 Ti | 69,800円~ | 160W or 165W | 4,352 | 2.54GHz | 8GB or 16GB |
GeForce RTX 3070 Ti | 79,980円~ | 320W | 6,144 | 1.77GHz | 8GB |
Radeon RX 6800 | 84,942円~ | 250W | 3,840 | 1.815GHz | 16GB |
GeForce RTX 3070 | 79,980円~ | 220W | 5,888 | 1.73GHz | 8GB |
Radeon RX 6750 XT | 54,980円~ | 250W | 2,560 | 2.6GHz | 12GB |
GeForce RTX 4060 | 52,800円~ | 115W | 3,072 | 2.46GHz | 8GB |
GeForce RTX 3060 Ti | 49,980円~ | 600W | 4,864 | 1.67GHz | 8GB |
Radeon RX 6700 XT | 59,800円~ | 230W | 2,560 | 2.581GHz | 12GB |
Radeon RX 6650 XT | 35,800円~ | 180W | 2,048 | 2.635GHz | 8GB |
GeForce RTX 3060 | 49,980円~ | 170W | 3,584 | 1.78GHz | 8GB or 12GB |
Radeon RX 6600 | 29,780円~ | 132W | 1,792 | 2.044GHz | 8GB |
GeForce RTX 3050 | 39,800円~ | 130W | 2,560 | 1.78GHz | 8GB |
Intel Arc A770 Limited Edition |
54,727円~ | 225W | 32 | 2.1GHz | 16GB |
Intel Arc A750 Limited Edition |
41,970円~ | 225W | 28 | 2.05GHz | 8GB |
Radeon RX 6500 XT | 22,800円~ | 113W | 1,024 | 2.65GHz | 8GB |
迷ったときはGeForceがおすすめ
GeForceとRadeonどちらを選べば良いか迷ったときは、GeForceがおすすめです。大きな違いは、製造会社が違うという点で、2種類ともゲームはできます。
PCゲームは、GeForceを基準にして作られることが多いです。ゲームが正しく動作する保証があるので、GeForceを優先しましょう。
価格が下がる時に購入する
グラボは、発売開始直後ではなく、価格が下がる時に購入しましょう。GeForceは、4,000番台が新しく、3,000番台が在庫処分中なので安く手に入ります。
また、お盆が終了したタイミング、年末年始などは、各社セールがあります。欲しいグラボがあるなら、セールを狙ってみましょう。
ゲーミングPCのおすすめグラボ5選
グラボ名 | リンク | 価格 | 総グラフィックスパワー | コア | ブーストクロック | メモリサイズ |
---|---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 3060 Ti | 公式 | 49,980円~ | 600W | 4,864 | 1.67GHz | 8GB |
Radeon RX 6600 XT | 公式 | 31,800円~ | 160W | 2,048 | 2.359GHz | 8GB |
GeForce RTX 4060 Ti | 公式 | 69,800円~ | 160W | 4,352 | 2.54GHz | 8GB |
GeForce RTX 3060 | 公式 | 49,980円~ | 170W | 3,584 | 1.78GHz | 12GB |
Radeon RX 6600 | 公式 | 29,780円~ | 132W | 2,048 | 2.359GHz | 8GB |
1位:GeForce RTX 3060 Ti
値段 | 49,980円~ |
---|---|
総グラフィックス パワー |
600W |
コア | 4,864 |
ブーストクロック | 1.67GHz |
メモリサイズ | 8GB |
GeForce RTX 3060 Tiは、5万円程度で購入できるため、コスパがかなり良いです。MSIは冷却性能と静音性が良く、玄人志向はコンパクトで無難な性能を持っています。
また、ゲームだけでなく、高画質の画像や映像、ビデオ会議やオンライン授業も快適に動作します。4000番台は、高くて手が出せないという人に向いています。
2位:Radeon RX 6600 XT
値段 | 31,800円~ |
---|---|
総グラフィックス パワー |
160W |
コア | 2,048 |
ブーストクロック | 2.359GHz |
メモリサイズ | 8GB |
Radeon RX 6600 XTは、8Kの動画も再生できるため、ゲーム以外でも十分な性能を持ちます。また、APEXや原神なども問題なくプレイできます。
ASRockは静音性に優れており、MSIは静音性はもちろん、発熱が少ないです。フルHDでゲームをプレイするなら、とても満足のいく製品となっています。
3位:GeForce RTX 4060 Ti
値段 | 69,800円~ |
---|---|
総グラフィックス パワー |
160W |
コア | 4,352 |
ブーストクロック | 2.54GHz |
メモリサイズ | 8GB |
GeForce RTX 4060 Tiは、新しい方で値段はまだ高いですが、性能面は3000番台より格段に良くなっています。サイバーパンクなど高画質のゲームも、フルHDで滑らかな映像を堪能できます。
また、消費電力が前よりも抑えられているため、排熱の難しい小型ケースにも使えます。MSIは画質にノイズが出ず綺麗で、ZOTACはWindows11でも不具合なく動作します。
ゲーミングPCのグラボによくある質問
ゲーミングPCのグラボは値下げされる?
ゲーミングPCのグラボは、新しいシリーズが登場した時やシーズンのキャンペーンなどで値下げされます。
自作でゲーミングPCを組む人や、グラボだけ交換しようと考えている人は、値下げされている時に購入しましょう。グラボを安く入手できれば、ゲーミングPC全体の価格を抑えられます。
ゲーミングPCのグラボは中古でも良い?
ゲーミングPCのグラボは、中古を避けましょう。グラボは、ゲームプレイに大きく関わるパーツなので、中古だと支障が起きてしまいます。
中古のグラボの方が安く購入できますが、すぐに故障する可能性があります。何度も中古を買い直すより、新品を1回購入する方が安く済みます。
グラボの性能を見分ける方法はありますか?
グラボの性能は、搭載されているGPUの型番を見ると分かります。NVIDIAは、GeForce後のアルファベットと数字を見てください。RTX>GTX>GTS>GT>記載無しの順で、数字は大きいほど高性能です。
AMDは、アルファベット部分が同じなら、数値が大きい方が高性能です。〇〇〇〇シリーズなど記載がある場合は、千の位が世代、百の位以下がランクを表しています。
ゲーミングPCのグラボの交換方法は?
ゲーミングPCのグラボの交換方法は、PCケースを開けて行います。元々付いているグラボを拡張スロットから外し、新しいグラボを取り付けましょう。
取り付けは、グラボのサイズ・電源容量を確認し、設置する方向を間違えないように取り付けます。また、電源ユニットから出ている補助電源をグラボに繋ぐことを忘れないようにしましょう。
ゲーミングPCのグラボでfpsが変わる?
ゲーミングPCのグラボの性能で、fps値は変わります。高性能のグラボほど、fps値が高くなり、滑らかな映像でゲームを快適にプレイできます。
また、少し前のゲーミングPCを使っている場合でも、グラボを新しくすると最新のゲームがプレイできます。
ゲーミングPCのグラボのメモリは何GBが良い?
ゲーミングPCのグラボのメモリは、最低8GBあると良いです。グラボのメモリは、映像の情報を一時的に保存して、処理を行う部分です。
グラボのメモリが小さいと、グラボに負荷が掛かり、処理が遅くなります。なるべくグラボのメモリは、容量が大きいものを選びましょう。
ゲーミングPCのグラボの種類は?
ゲーミングPCのグラボの種類は、大きく分けてNVIDIA製とAMD製です。同じチップを使って各メーカー(ASUSやMSIなど)が、様々なモデルを販売しています。
また、NVIDIAのRTXがあります。RTXはプロ向けで、3Dモデルの制作や3DCGのレンダリングで活躍します。
ゲーミングPCのグラボは何枚挿すのが良い?
ゲーミングPCのグラボは、2枚挿すのが良いです。グラボを2枚挿すと処理能力が向上し、ゲームを快適にプレイできます。
マザーボード(基盤)の対応・2枚挿しに対応・同一のGPU・同一のメモリ量の4点を確認しましょう。4点を満たしていない場合は、独立機能になり、処理能力は変わりません。
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