ポケモンカードブームは終わり?ポケカバブル崩壊の理由や今後の値上がりについても解説!
「ポケモンカードのブームって終わったの?」
「ポケカバブルが崩壊したって本当?」
ポケモンカード(ポケカ)は、かつて「ポケカバブル」とまで言われたほどに高騰していました。ですが、現在はどのカードも値下がりしており、カードによっては半額以下の価格まで落ちています。
あまりの値下がり方から、一部からは「ポケモンカードブームは終わった」「ポケカはオワコン」という声も上がるほどです。
この記事では、本当にポケモンカードのブームは終わったのか、ポケモンカードの値崩れした理由、今後値上がりすることはあるのかを解説しています。
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目次
ポケモンカードのブームは終わり?
ポケモンカードのブームは終わっていない
結論から言うと、ポケモンカードのブームは終わっていません。プレイヤーはポケカバブルが始まる前よりも遥かに増え、子どもから大人まで幅広いユーザーに親しまれるカードゲームになりました。
カード全体の価格は値下がりしていますが、プレイヤーはかなりの増加傾向です。チャンピオンズリーグなど大型大会も、過去の数倍の大きさの会場を使っており、むしろブームは来ていると言っていいでしょう。
投資資産としてのブームは落ち着いている
ポケモンカード自体は盛り上がっていますが、投資資産としてのブームは落ち着いています。2023年6月のポケモンカード151発売以降、相場は全体的に大きく右肩下がりになっているからです。
超高額カードで有名なエクバリーリエは、最高価格1,080万円から3,780,000円まで下落しています。他にも多くの高額カードが値下がりしており、投資資産としての価値はかなり下がりました。
エクバリーリエの価格推移グラフ
※価格推移はカードラッシュの金額を表示しています
ポケモンカードが値崩れ・暴落した理由は?
転売ヤーがいなくなった
エクバアセロラ | |||
2023年7月 | 2024年11月 | ||
---|---|---|---|
買取 | 4,000,000円 | 買取 | 1,100,000円 |
販売 | 5,480,000円 | 販売 | 1,480,000円 |
ポケカが値下がりした要因のひとつは転売ヤーの減少です。転売ヤーはカードを買い占めて価格を吊り上げていましたが、高額の状態でカードを手放す転売ヤーが増え、市場の流通量が一気に増えたため暴落しました。
例を挙げると、エクバアセロラは最もピークだった2023年7月から徐々に下落していき、現在では買取価格が1,100,000円まで下落しています。
ポケカの供給量が増えた
転売ヤーがいなくなったこと以外に、ポケカの供給量が過去に比べて圧倒的に増えたのも要因の一つです。ワイルドフォース以降のパックは抽選無しでいつでも購入可能で、コンビニにも大量に並んでいます。
供給量が多いとカードの流通数が増えて希少性が下がります。需要と供給が安定した結果、ポケモンカードが全体的に値下がり傾向になりました。
過去のポケモンカードのブームはいつ?
1回目:2018年(GXスタートデッキ発売)
ポケモンカードの一番最初のブームは2018年のGXスタートデッキ発売の頃です。人気Youtuber「はじめしゃちょー」の動画での取り上げや、人気女優「広瀬すず」さんのCM出演などで人気に火が付きました。
コレクターが多い現在と違い、プレイヤーがメインだったため高額化したのは効果が強いカードばかりです。当時必須カードのシロナは、ノーマルカードでありながらも3,000円で取引されていました。
また、拡張パック「超爆インパクト」の発売から人気が爆発して売り切れが多く見られ、パックの購入が困難になり始めました。
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2回目:2020年(コロナ禍の巣ごもり需要)
ポケモンカード2回目のブームは2020年のコロナ禍です。コロナが流行し不用な外出ができなくなったので、家で気軽に遊べるポケカは需要が上がり、一気に値上がりしました。
また、プレイヤー需要で高騰した2018年とは違い、2020年ではコレクター需要からの高騰がメインです。そのため、古いカードや可愛い女の子サポートが値上がりしました。
コロナ禍真っ只中に発売されたシャイニースターVの人気はかなり高く、収録カードのイラスト違いのマリィは初日から高額で取引されていました。
3回目:2023年(転売ヤーの増加)
がんばリーリエ | |||
2022年12月 | 2023年7月 | ||
---|---|---|---|
買取 | 898,000円 | 買取 | 2,200,000円 |
販売 | 900,000円 | 販売 | 3.980,000円 |
ポケモンカード3回目のブームは2023年に転売ヤーが増加し始めた頃です。転売ヤーが高額カードを買い占めてカードの価格を吊り上げたため注目が集まって値上がりしました。
また、転売ヤーだけではなくポケモンカードをプレイしない一般層も参入し始めた時期です。そのため、メルカリやオークションサイトでは、レアリティの高いカードの高額出品が増えていました。
ポケモンカード151が発売された頃がピークで、キャラクターやイラストの人気から高騰していたがんばリーリエは3,980,000円まで値上がりしています。
ポケモンカードは今後値上がりする?寝かせた方がいい?
しばらくは値下がりする可能性が高い
ゼイユ SAR | サザレ SAR | ベルのまごころ SAR |
|||
初動 買取 |
20,000円 | 初動 買取 |
9,000円 | 初動 買取 |
25,000円 |
---|---|---|---|---|---|
現在 価格 |
9,000円 | 現在 価格 |
7,000円 | 現在 価格 |
2,000円 |
新弾は供給量が多いためしばらく値下がりが続く可能性が高いです。SVシリーズ以降の拡張パックは、生産量が多く販売も長く続いているので、SARでもあまり高額で取引されていません。
ただし、絶版した古いカードは流通が増えないので、今後値上がりしていくのは主に古いカードになると予想しています。
ポケカ30周年の2026年10月までは寝かせた方がいい
ポケカは、30周年の2026年に大きく値上がりすると予想します。25周年の時は、「25th ANNIVERSARY COLLECTION」や「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」等が発売され大きな盛り上がりを見せました。
特に「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」は、25周年限定商品かつ受注生産だったため現在でも高額で取引されています。
30周年でも同じような盛り上がりを見せる可能性が高いです。すぐに売らないのであれば、30周年を迎える2026年まで寝かせた方が良いでしょう。
まとめ:価格は下降傾向にあるもののブームは来ている
ポケモンカードは、転売ヤーがいなくなったことで投資価値が大きく下がりました。ですが、プレイヤー人口は大きく増えてブームは去るどころか来ています。
2026年には30周年を迎え、再度バブルの到来が予想できます。30周年が来るまではカードを寝かせて、再び高騰したタイミングで売るのがおすすめです。
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