【シルクソング】ホロウナイトシルクソングのプレイレビュー|超高難易度メトロヴァニア

ホロウナイトシルクソング(Hollow Knight: Silksong)のプレイレビューです。ゲーム内容の解説、難易度、前作プレイは必要か等も併せて記載。
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|---|---|
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アルテマ攻略班の評価

| 総合評価 | ||
|---|---|---|
| 7.5 / 10 点 | ||
| アクション | ストーリー | 世界観 |
| ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| キャラ | 音楽 | システム |
| ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
こんな人におすすめ
- 前作ホロウナイトが好き
- 前作と地続きの難易度&関係性を匂わせる描写が多い
- メトロヴァニアが好き
- キャラ強化のほかシステム部分も拡張要素の一部になっている
- 高難易度の死にゲーが好き
- シビアなアクションの腕が要求されるハードなゲームバランス
ホロウナイト シルクソング(以下シルクソング)は、Team Cherryからリリースされている横スクロール型の高難易度メトロヴァニアとして人気を博したホロウナイトの正統続編となるインディーズゲームです。
マップを探索してボスを倒し、アイテムを獲得する等してアクションの幅が拡張されることで行動範囲を広げていくというのが、本作の基本的な流れ。
特徴は、非常に高いアクション難易度と、虫をモチーフとした神秘的な世界観で、本作では前作以上に歯ごたえのある冒険がプレイヤーを待っています。
プレイレビュー
先に前作ホロウナイトのプレイを推奨

シルクソングは、先に前作をプレイしておかないと投げることになりかねないゲームです。
メトロヴァニア系のゲームをプレイした経験があり、根気と忍耐があればクリアは可能ですが、本作は前作クリア済であることを前提としたような難易度設計であることに加え、他の高難易度ゲームと比較しても難易度以上にシステム面でプレイヤーを突き放したような部分が多いです。
「ホロウナイトはそういうゲームだ」という認識と了解をプレイヤー側が持っていないと、ストレスが楽しさを上回ってしまう可能性があります。
人を選ぶタイプの高難易度メトロヴァニア


本作のゲーム開始時点ではマップが存在せず、冒険をある程度進めた上でNPCからマップを購入することで、フィールドの構造を把握できるようになります。
こういったクローズされたシステム部分の多くがメトロヴァニア要素の一つとして扱われていて、冒険を進めてアイテムの獲得・購入を通して随時開放・拡張されていきます。
マップ上での現在位置の表示すらも初期状態では出来ないため、序盤は非常に不便な環境ですが、その不便を少しずつ少しずつ解消していくのが、本作の醍醐味でもあります。
難度の高い様々なアスレチック
シルクソングでは、序盤からプレイヤーのアクションスキルを求める難しめなアスレチックが登場します。
操作に関するチュートリアルはほとんど無く、プレイヤーは自分自身のアクションゲームに関する経験と知識と勘を頼りに、道を切り拓いていくことになります。
マップにあるギミック(例えば下攻撃を当てることで高くジャンプできるオブジェクト等)に関しても一切説明が無いため、手探りかつヒリヒリした体験が楽しめます。
アスレチック攻略においては、甘えを許さない正確な操作を求められるので、ある程度アクションゲームに慣れた人向けの作品と言えるでしょう。
ボス戦のクオリティはムラがある

ガチンコの1vs1で戦うボスのほか、巨大ボスや複数戦、雑魚ラッシュといった様々なボス戦が用意されています。
1vs1型のボスはいずれも固有のモーションを数多く持っており、残HPでの行動変化もあり、しっかり作り込まれています。ソウルライクさながらにトライアンドエラー型の充実したバトルを楽しめます。
ただし、狭いエリアで数の暴力に頼って強引に難易度を高めているボス戦も多く、ボス戦のクオリティにはバラつきがありました。
虫をモチーフにした神秘的な世界観


冒険の舞台となるのは、荒廃したムシの王国ファールーム。主人公ホーネットは力を失った状態で放り出され、
本作に登場するキャラクターはいずれもノミやイモムシといった虫をモチーフとしています。と言っても、大胆にデフォルメされたデザインなので、虫が苦手!という人でも問題なくプレイできます。
グロや生理的嫌悪感を盛り込んだ内容ではなく、小さな生き物達の文明世界を覗くおとぎ話的な感覚で楽しめます(ただし雰囲気はダーク寄り)。
美しいアートデザインと美麗なBGM


本作のフィールドはいずれも美しいアート表現で描かれており、静謐で寂寥感のあるBGMも相まって、雰囲気抜群です。
特にBGMは、悪目立ちせず、なおかつ引っ込み過ぎてもいない絶妙な塩梅で、世界観の表現において大きな役割を見事に果たしています。
難易度に対してシステムの後押しが不足気味
本作ではボス近くにリスポーンポイントが無いケースが多いため、トライアンドエラーの際に長い距離のアスレチックを何度も通る必要がある場面も少なくありません。
探索を進めるほどシステムが開放・拡張されていきますが、それを考慮してもやはり不便な部分が目立ってしまっている印象。
リスポーンポイントとなる椅子の配置箇所、ファストトラベルの配置箇所&移動ポイントの設置数、これらが十分に用意されているとは言い難く、頻繁に死ぬ難易度に対してリトライ性が非常に悪くなっています。
クリアするにはとにかく上手くなるしかない
ゲーム進行によって強化されていく敵に対し、操作キャラの攻撃・防御性能の強化幅は狭く、敵の火力及び耐久に対してステータスで対応するということはほとんど出来ません。プレイヤー自身の腕が上達しない限りは、突破不可能な箇所が大部分を占めています。
本作ではそもそもレベルの概念が無く、装備による強化もほとんどが難敵を倒した先にあるため、クリアの可否はプレイヤーの腕に大きく依存しています。
「お金」の仕様とバランスに難あり
本作での機能開放とキャラ強化では、敵がドロップするロザリーという通貨が要求されます。
本作では死ぬとその時点で所持していた通貨を全額その場に落とし、回収する前に再度死ぬとロストするという仕様があります。アスレチック自体の難しさが回収を困難にしているため、エルデンリング等と比べても全ロストの機会がはるかに多くなっています。
そのため、ショップNPCから何かを買う際は、多くの場合、その都度雑魚狩りをして稼ぎを行うことになります。
一応救済措置として、少額の手数料を支払って通貨のアイテム化(アイテムは死んでもロストしない)する手段があるものの、アイテム化は特定の場所でしか出来ません。ファストトラベルの使い勝手の悪さも相まって通貨のアイテム化がかなりの手間です。
厳しめのバランスにした要素同士が重なった結果、ロスト前提で動いて後で時間を割いてファームするのが最適行動になってしまっています。
難易度緩和のパッチを配信予定
今後のパッチでは、バグ修正に加え、序盤ボスの難易度の緩和と中盤でのロザリー(お金)要求量の一部軽減&獲得量増加によって、バランス調整が行われる予定です。
総評
ここがポイント!
- ・前作が好きなら問題なく楽しめる
- ・前作未プレイだと心を折られる可能性がある
- ・リトライ性の悪さが課題
美しいアートワーク、メトロヴァニアとしての拡張性、歯ごたえのある難易度、低価格帯のタイトルとしては異例のボリューム等、光る部分は非常に多く、インディーゲーとしては傑作の部類に入ると言えます。
ただし、「死にゲー」としてのシステムの不親切さにストレスを感じる箇所は少なくありません。難易度以上にリトライ性の悪さが心を折りにくるため、そういうゲームであるという事を予め覚悟しておく必要があります。
ビジュアルや話題性に惹かれてフラッと購入したプレイヤーには「舐めてんじゃねえ!」と言わんばかりに序盤からグーパンをお見舞いしてくるようなハードコアな作品なので、気になったのであればまずは前作からプレイを始めてみることをおすすめします。
メタスコアは92点と高評価

2025年9月10日時点で、メタスコアは92、ユーザースコアは9.0と非常に高く評価されており、海外人気の高さが伺える結果となっています。
※出典:https://www.metacritic.com/game/hollow-knight-silksong/
高難易度メトロヴァニア系のメタスコア一覧
| タイトル | 点数 | 発売日 |
|---|---|---|
| Hollow Knight (前作) |
90 | 2018/6/14 |
| ENDER MAGNOLIA |
84 | 2025/1/22 |
| Salt and Sanctuary |
87 | 2016/3/15 |
同系統のタイトルの中でも、前作ホロウナイトは高い評価を受けており、高難易度のメトロヴァニアとしては頭一つ抜けたシリーズであると言えます。
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操作方法・ゲーム仕様解説
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▶Hollow Knight: Silksong公式サイト

ホロウナイトシルクソング攻略wiki
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