もうジョークとは言わせない!存在感を高めるミームコイン

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もともとはジョークで始まったミームコイン(meme coin)が、アルトコインの一種として暗号資産(仮想通貨)市場に参入し、中には時価総額ランキング上位を定位置にするコインも現れました。そして今、ミームコインが再び市場での存在感を増しています。

※1ドル=151.6円換算

第三勢力を形成するミームコイン

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ミームとはインターネット上の面白いアイデアのことで、パロディーや特徴的なキャラクターをモチーフにしています。投資の対象になるよりも娯楽性の高さが好まれており、オンライン・コミュニティ内で熱狂的なファンに支持されるケースが多いトークンです。

代表的なミームコインにはDogecoin(DOGE:ドージコイン)、Shiba Inu(SHIB:シバイヌ)、そして以前一大ブームを巻き起こしたPePe(PEPE:ペペ)などがあり、それぞれに独自のキャラクターでも人気があります。

ミームコインもブロックチェーンを基盤にしており、価格は安いものの大量に発行されるという特徴があります。最近はSolana(SOL:ソラナ)のブロックチェーンをベースにしたミームコイン価格が上昇し、その勢いでSolanaそのものの価格と取引量も上昇しています。

ただしミームコインには高いリスクとボラティリティという負の側面があり、価格操作の一種であるポンプ・ダンプ・スキームや、詐欺の手段にも悪用されることがあるので注意が必要です。

その一方で、高い利益を得られる潜在的特性があるため、近年は投資対象としての人気も高まっており、デジタル文化の中での役割も注目されています。

予想外の動きを見せるミームコイン

Bitcoin(BTC:ビットコイン)の半減期が迫る中で、市場ではアナリストを困惑させる現象が起きています。それはミームコインに多額の資金が流入していることです。

過去の強気市場では、まずBitcoinの流動性が高まり、それがEthereum(ETH:イーサリアム)ほか主要なアルトコインに広がって、最終的にマイナーなトークンに及んでいました。しかし現在の市場では中間ステップを経ずに、資金はBitcoinの次に直接ミームコインに流入しています。

ミームコイン全体の時価総額は700億ドル(約10兆6,000億円)に達する勢いで、新興のDegen(DEGEN:ディジェン)トークンは、直近の1ヶ月で2,800%という驚異的な値上がりを見せています。

この現状に対して複数のアナリストが、ミームコインへの投資には、まだ実体性がともなっていないという見解を示しています。しかし半減期前にBitcoinが過去最高値を更新してしまうなど、今の市場は予想外の動きを見せる可能性があることも事実です。

ミームコイン・ブーム到来か?

仮想通貨市場は4月2日に総じて値を下げ、様子見の状態が続いていますが、DogecoinやShiba Inuなどに加えて、Dogwifhat(WIF:ドッグウィフハット)やFLOKI(FLOKI:フロキ)などのミームコインが、時価総額ランキングで上昇する動きを見せています。

Ethereumのレイヤー2プラットフォームであるBase(ベース)では、関連するミームコインの時価総額が直近で35%以上増加しました。その中でもDegenの勢いが止まらず、ローンチからわずか3ヶ月足らずで時価総額が6億5,000万ドル(約985億円)にまで達しています。

またDogwifhatも時価総額が40億ドル(約6,060億円)にまで急増し、代表的なEthereumレイヤー2のArbitrum(ARB:アービトラム)を抜いて、現在ランキング30位にまで上昇しています。

そのほか主要なミームコインの時価総額ランキングは、Dogecoinが約270億ドル(約4兆9,000億円)で第8位、Shiba Inuは約160億ドル(約2兆4,000億円)で第12位、PePeが約30億ドル(約4,500億円)で第43位など、主要アルトコインに匹敵するパフォーマンスを見せています。

このブームが本物であるかどうか、もう少し市場を見守る必要があるでしょう。

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