ビットコインに強気シグナル点灯!アナリストの予測では15万ドルも
ビットコイン(BTC:Bitcoin)はおよそ3ヶ月ぶりに10万ドル(約1,480万円)を回復し、世界経済の情勢が好転するにつれ、再び強気トレンドの兆しが見えてきました。
さらに、重要な指標が特徴的なシグナルを形成したことで、市場ではビットコインの大幅な価格上昇への期待が高まっています。
※1ドル=148.0円で換算
仮想通貨市場は明らかな上昇機運
ここ数週間、暗号資産(仮想通貨)市場全体が不安定な状況にありましたが、ビットコイン現物ETFへの資金流入が2週間で9億2,000万ドル(約1,360億円)に達するなど、再び投資への興味が高まってきたこともあり、市場全体が上向きの傾向にあります。
ビットコインはスポット取引や機関投資家からの資金流入が拡大し、上昇への足場が固まりつつあるようです。マクロ経済に大きな変化がなければ、短期的な値下がりはすぐに回復し、今後さらに上昇トレンドが高まると予想されています。
市場を取り巻く環境も好転しており、アメリカと中国との間での関税問題が鎮静化し、アメリカ国内では連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが、7月以降に実施されるという予想も高まっています。
また、アメリカ各州での仮想通貨政策が活性化していて、ニューハンプシャー州では仮想通貨取引が初めて法的に規定されました。
各種シグナルが強気エリアに
MACD(移動平均収束拡散法)とは、長期と短期の指数平滑移動平均線のギャップを示す指標ですが、このチャートでMACD線がシグナル線を上抜けするパターンはゴールデンクロスと呼ばれ、上昇トレンドへの転換点として知られています。
現在週足のMACD指標では、2024年10月のブレイクアウトと同様に、MACD線がシグナル線を上方に突き抜けています。著名なアナリストのムスターシュ(Moustache)氏は、このタイミングをビットコイン強気の最大のシグナルと指摘しました。
同じくアナリストのレクトキャピタル(Rekt Capital)氏は、強気のディバージェンスに注目すべきことを指摘しています。これは価格が底値であり、相対力指数(RSI)が安値切上げにあることを示す指標です。
彼は現状維持できれば、価格は109,800ドル(約1,625万円)にまで上昇すると見ています。
もう1つの重要な指標が、恐怖と貪欲指数(Fear & Greed Index)です。現在この数値は70~71のレベルにあり、4月に94,000ドル(約1,390万円)だった時の72を依然下回っています。これは市場が健全であることを示しており、今後安定的にしかも持続的に価格が上昇する可能性があります。
こうした状況を総合的に判断すると、各種指標が示す強気傾向と、一時的な危機を回避したマクロ経済、仮想通貨市場の健全性などから、複数のアナリストが過去最高値の更新と、条件によってはビットコインが15万ドル(約2,220万円)に達するかもしれないという予測を公表しています。
一部に残る懸念材料
強気の予測が出る中で、オンチェーン分析プラットフォームのクリプトクアント(CryptoQuant)は、ビットコイン供給量の98%が利益を出している現状が、強気市場の末期的段階にあると注意を促しています。
現在は売り手と買い手双方の圧力が均衡状態にありますが、今後長期的保有者がリスクオフに動き、新規参入者が強気市場を追い続けると、そこに心理的ギャップが生じて、強気トレンドが収束する懸念があるのです。
さらなる市場の活性化を求めて、投資最大手のブラックロック(BlackRock)は米証券取引委員会(SEC)との協議を進めています。
今後はSECがデジタル資産をどのように扱うのか、さらにアメリカの消費者物価指数(CPI)やインフレ傾向がどう動くのか、さまざまな情報を見守る必要があるでしょう。
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