ビットコインVSイーサリアム アナリストはイーサリアムの躍進を予測!

ビットコインVSイーサリアム、アナリストはイーサリアムの躍進を予測!

5月の第3週、アメリカと中国の関税問題に出口が見えたことで、暗号資産(仮想通貨)を含む金融市場は徐々に安定感を取り戻しています。

ビットコイン(BTC:Bitcoin)は10万ドル(約1,450万円)を回復し、イーサリアム(ETH:Ethereum)も大規模アップデートを成功させて上昇気流に乗っています。

※1ドル=145.0円で換算しています。

ビットコインの市場心理はやや不安定?

アメリカのインフレ指標になる4月のCPI(消費者物価指数)が0.2%の上昇で、前年同期比では2.8%の上昇になったことで、ビットコインはやや値を戻しました。しかし仮想通貨市場全体では、ほとんど影響は見られません。

ビットコインはしばらくリスクオフの環境が続いていましたが、ここに来て短期的なボラティリティが予測されるにもかかわらず、リスクオンに傾いています。

週のはじめにプットオプションは2億ドル(約290億円)を超えており、コールオプションの1億4,000万ドル(約203億円)を上回っていました。建玉も同様にプットがコールを上回っていました。売りの心理が強かったようです。

現在ビットコイン価格はひと息ついている状況ですが、アナリストは今後も価格が上がる余地は充分にあると見ているようです。

イーサリアムは大幅に巻き返し

イーサリアムは大型アップデートのペクトラ(Pectra)を成功させてから、前週は現物価格が40%上昇し、建玉も1週間で9億ドル(約1,305億円)ほど増加しました。

この点に関しては、アメリカと中国との関税についての合意が大きく影響したようで、1ヶ月の建玉は90億ドル(約1兆3,050億円)、永久取引額は230億ドル(約3兆3,350億円)という記録的な額に達しています。

現在イーサリアムのパフォーマンスはビットコインを上回っており、ここ1ヶ月の利益率は59%という高いレベルを達成しました。ボラティリティもビットコインを大幅に上回っていましたが、直近では緩やかな下落傾向にあります。

しかし価格が2,600ドル(約37万7,000円)近くに達したことで、再度ボラティリティの高まりが予測されています。5月13日には、コールオプションが1億5,000万ドル(約218億円)という高いレベルを超えました。

ただし、5月の第4週を迎えた時点で、イーサリアムの価格は下落しています。アナリストはこれをテクニカル面での問題と見ており、一時的にサポートレベルまで後退してから、今度は3,000ドル(約43万5,000円)以上に上昇すると予測しています。

あるアナリストは、週足の確率論的RSI(相対力指数)が79を示している点を指摘し、今後も上昇トレンドが続くと予測しています。

また別のアナリストは、イーサリアムのサポートレベルを2,400ドル(約34万8,000円)と見て、この価格帯でのリテストを経てから、3,000ドルから3,300ドル(約47万9,000円)を目指すだろうと予測しています。

ステーブルコインも正念場

成立が期待されているGENIUS法案はアメリカ上院で否決され、ステーブルコインに関する規制法は議会を通過できないという不安が広がっています。

しかし民主党の推進派議員は、自身でもトークンを発行しているトランプ大統領なら、法案の可決は可能ではないかと見ているようです。

ある上院議員も、この法案が消費者保護や仮想通貨関連企業の倒産回避に有効であるとして、早期の法案可決に楽観的な意見を述べています。

5月第4週、日本時間19日正午の時点で、ビットコインは24時間で1.25%上昇して104,600ドル(約1,517万円)を上回り、イーサリアムは3.3%下落して2,400ドル前後で推移しています。イーサリアムは、ちょうどサポートレベル上にあるといえるでしょう。

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