停滞が続く仮想通貨市場!持ち合い継続かそれとも下落か?

暗号資産(仮想通貨)市場は、相変わらず目立った動きもなく、小幅な上下動を続けています。ビットコイン(BTC:Bitcoin)に関して言えば、現在の価格帯は2024年の3月から10月にかけてとほぼ同じ水準です。
目ぼしい材料がない状況で、このまま相場は横ばいが続くのか、それとも新しいトレンドに向かうのか、専門家による現状分析を紹介しましょう。
※1ドル=154.8円で換算
ビットコインは持ち合いが続く
2月5日の下落から、やや安定してきたように見えるビットコインは、約1,022~1,084万円のレンジで行ったり来たりを繰り返しています。ただし、日本時間2月24日午前の時点では1,000万円台を割っています。依然として、今のサイクルでは最低レベルと言えるでしょう。
大手取引所ビットフィネックス(Bitfinex)によれば、現在ビットコインのボラティリティは圧縮され、モメンタムは低下し、清算調整による下落からよりバランスのとれた環境に移行中であるとのことです。
オンチェーンデータでは、直近の下落は約930~1,068万円の需要ゾーンに吸収されており、現在損益分岐点近くにいる保有者が、資産の分散を制限しているため、価格の安定化と持ち合い状態が継続しているようです。
機関投資家の動きからは別な面が見えてきます。先週のビットコインETFは、純資金流出が約257億円に達しました。イーサリアム(ETH:Ethereum)関連商品でも継続的な償還が見られ、依然として持続的蓄積モードに入っていないことがうかがえます。
一方で先週の資金流入に関しては、広範囲の清算が沈静化したことにより、安定的な局面に移行するサインとも判断できます。実現損益比は歴史的に見ても守りのゾーンで圧縮を続けており、ネットワーク上で限られた資産のみがアクティブであることを示しています。
ただし資金調達率は中立からややマイナス寄りであり、デリバティブは正常化したものの、清算リスクが減少した代わりに、上昇ムーブメントも限定的だと言えるでしょう。
今後市場が活性化するためには、明確なスポット需要と機関投資家の参入増加が必要です。それまでビットコイン価格は、しばらくレンジ相場で移行する可能性が高いでしょう。
岐路に立つイーサリアム
アルトコインをけん引するイーサリアムは、アメリカの関税問題の影響もあってか、2月23日に5.6%以上も下落しました。この状況を打開できないと、近日中に23万2,000円(1,500ドル)のサポートラインを割り込む可能性があります。
現在イーサリアムのチャートでは、弱気のテナント・パターンが形成されています。このパターンは通常、直近の下落トレンドのピークレベルにまで価格が下がると解消されます。
その原理を当てはめると、2月末か3月はじめには、サポートラインを割り込んで約22万8,000円にまで下落するかもしれません。
注目すべきはイーサリアムの共同創業者であるヴィタリク・ブテリン(Vitalik Buterin)氏の動きです。彼は1月30日に、今後16,384ETHを引き出して売却する意向であることを公表しました。
これはイーサリアム財団による「マイルドな緊縮経済」の一環とされ、売却資金はエコシステムの改善、オープンソースソフトウェアの開発、その他長期的取り組みの資金として活用されるそうです。
過去の事例からすると、財団や創業者の資産売却は、投資家間での弱気心理を高める要因になってきました。例えば2021年5月に、35,000ETHが資金移動された時には、数週間で50%という価格下落を記録しています。
オンチェーンモニタリングのルックオンチェーン(Lookonchain)は、「ブテリン氏はイーサリアムを売り急いでいる」と評しています。これを投資家がどのように受けとめるか。イーサリアムは今、重大な正念場を迎えているのかもしれません。
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