ブロックチェーンを使った新しい決済!KONPAY(コンペイ)の特徴とメリット
KONPAY(コンペイ)は、ブロックチェーンをベースにした決済プラットフォームです。いわばWeb3におけるPayPalのようなもので、現在特にアジア諸国で注目されています。
この新しい決済システムで何ができるのか、使うとどのようなメリットがあるのか、今回はKONPAYの特徴について解説します。
※1ドル=136.4円で換算
既存の決済システムの問題点
現在幅広く普及している決済システムは、常に何らかのデータ侵害を受けるというリスクを抱えています。ユーザーのデータは、常時ハッカーに狙われていると言ってもよいでしょう。
しかも、長期的な利用で十分に信頼できるシステムであっても、ある時突然ハッカーによる攻撃にさらされることがあります。こうした被害はユーザーの資産損失につながるのみならず、システムの提供者にも多大な被害を及ぼします。
さらに、既存の決済システムには、決済の完了までに長い時間がかかる場合があることと、高額な手数料がビジネスを圧迫するという、依然として解決できない課題が残されています。
KONPAYの特徴と長所
KONPAYは、ブロックチェーン技術を基盤にして、スマート・コントラクトを利用することにより、既存の決済システムの課題を解決できる新しいプラットフォームです。
ユーザーと販売者がアプリケーションを使用することで、eコマースでの売買のほか決済端末としても使うことができます。
そのほかに送金処理も可能で、個人間での送金や国際送金にも利用できます。ユーザーはGoogle PlayやApp Storeからアプリをダウンロードするだけで使うことができ、アプリ内にウォレットを生成して、オンラインでもオフラインでも買い物をすることができます。
KONPAYの仕組み
KONPAYは、独自のブロックチェーンを持ち、プルーフ・オブ・オーソリティー(Proof of Authority:PoA)コンセンサスのメカニズムを採用しています。PoAはPoSに比べると、少ない数のバリデータでシステムを維持できます。そのためより高速な処理が可能になるのです。
実際にKONPAYのネットワークは、1,000TPS(1秒あたり1,000件)のトランザクションを処理できます。これは既存のシステムのおよそ3倍のスピードです。
KONPAYプラットフォームでは、ユーザーはKON(コン)トークンと、Bitcoin(ビットコイン)、Ethereum(イーサリアム)での決済が可能です。KONトークンとは、KONPAYで利用できる独自のトークンです。
またP2Pの機能も備えており、仲介者不要で分散型暗号資産(仮想通貨)取引所と同様の取り引きを行うこともできます。
KONPAYのメリットと将来性
KONPAYは、ブロックチェーンにスマート・コントラクトをプラスすることで、既存のシステムの課題になっていた、セキュリティ、処理速度、手数料の問題点を同時に解決しています。
KONPAYの5つのメリット
1.高速決済
さまざまな処理を高速で行えるため、決済完了までにかかる時間を大幅に短縮できます。
2.セキュリティの向上
既存の決済システムは集中型が一般的であるため、データも1ヶ所でまとめて管理されます。これはデータに対するハッカーの攻撃を容易にしてしまいます。KONPAYなら分散型という特徴を活かして、セキュリティ対策を向上することが可能です。
3.低コスト
KONPAYでは、1つのトランザクションで、決済手数料が0.4%しかかかりません。残りの99.6%は直接受取人に送金されます。送金処理の場合も、手数料はわずか0.5%です。
4.高いトレーサビリティ
プラットフォームを利用するストア側は、トランザクションと決済履歴を簡単に追跡することができます。しかも追加手数料はかかりません。
5.優れた操作性
プラットフォームを利用するショップも消費者も、ブロックチェーンなどの複雑な知識を必要とせずに、簡単にアプリケーションを操作することができます。
現在KONPAYは、韓国、ベトナム、フィリピンなどアジアを中心にマーケットを広げています。今後は既存の決済システムを排除することなく、互いに連携し合って共生することがKONPAYプロジェクトの狙いのようです。
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