ステーキングとは?初心者にもわかりやすく簡単に解説!
ステーキングとは、特定の仮想通貨(暗号資産)を保有して設定すると報酬を得られる仕組みで、近年利用する人が増えています。しかし、中にはステーキングが何かわからないという人もいると思います。
そこで本記事では、ステーキングのわかりやすい説明に加えて、メリットやデメリットを紹介しています。
また、ステーキングができる仮想通貨やおすすめの仮想通貨取引所も紹介しているので、ステーキングについて詳しく知りたい人はぜひ参考にしてください。
SBI VCトレード 公式サイト |
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bitbank 公式サイト |
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Coincheck 公式サイト |
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※対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak
目次
ステーキングとは?
仮想通貨を保有して設定すると報酬がもらえる
ステーキングとは、簡単にいうと銀行の預金金利とほぼ同じ仕組みです。保有している仮想通貨をブロックチェーンのネットワーク上に預け入れることで、報酬(金利)が得られます。
また、保有しているだけで報酬をもらえる場合もあります。例えば、国内取引所のSBI VCトレードでは、仮想通貨のイーサリアム(ETH)を保有していると、年率3.7%分のイーサリアムが付与されます。
銀行の金利とは利率が大違い
銀行の金利と異なる点は、利率の高さです。銀行の定期預金(1年)は利率0.2~0.3%に対して、ステーキングは、3%~5%以上のものが多くあります。
その分、仮想通貨は価格上下が激しいので、ステーキングで保有する通貨は慎重に選びましょう。
一部の仮想通貨だけがステーキング可能
ステーキングは、PoS(プルーフオブステーク)と呼ばれる合意システムを持つ暗号資産(仮想通貨)だけが行えます。例えばビットコインは、PoW(プルーフオブワーク)と呼ばれる合意システムなので、ステーキングできません。
ステーキングができる通貨には、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)、テゾズ(XTZ)などがあります。イーサリアムやソラナはSBI VCトレード、テゾスはGMOコインでステーキングできます。
PoS(プルーフオブステーク)とは
仮想通貨の改ざんを防ぐシステムの1つ
PoS(プルーフオブステーク)は、仮想通貨の改ざんを防ぐ合意システムの1つです。通貨の保有量が多いほど、その通貨のシステム運用に深く携われます。
合意システムには、PoS(プルーフオブステーク)とPoW(プルーフオブワーク)があり、この2つのシステムのおかげで仮想通貨の改ざんを防げています。時価総額TOP100に入るような仮想通貨が改善された事例が1件もないのは、PoSとPoWを採用しているからです。
PoSとPoWの違い
PoSとPoWの違いはココ!
- PoS(プルーフオブステーク)
- 通貨の保有量が多いほど影響力が大きい合意システム
- PoW(プルーフオブワーク)
- 大量の電力を使って仮想通貨を運用する合意システム
PoSとPoWの違いは、合意システムを形成する方法です。PoSは通貨の保有量、PoWは電力が合意システムを形成するカギになります。
最初に登場した仮想通貨である「ビットコイン」は、PoWが採用されていました。しかし、大量の電気を消費するため、PoWを利用する仮想通貨が乱立すると環境に悪影響だ、という懸念からPoSが誕生しました。現在では多くの仮想通貨でPoSが使用されています。
ステーキングの3つのメリット
メリットまとめ
- 仮想通貨を保有し設定すれば利益を得られる
- 銀行預金より利率が高く稼ぎやすい
- 保有通貨のセキュリティ維持に参加できる
1.仮想通貨を保有し設定すれば利益を得られる
ステーキングは、対象の仮想通貨を保有して設定すれば報酬を得られる点がメリットです。ただし、ステーキングができない仮想通貨だと意味がないので注意しましょう。取引所で対象の仮想通貨がステーキング可能か確認できます。
2.銀行預金より利率が高く稼ぎやすい
ステーキングは、銀行預金よりは利率が高いです。銀行の金利は0.001%ですが、ステーキングは、3%~5%以上のものが多くあるので、比較すると利回りの良さがわかります。利率が高く初心者でも稼ぎやすい点が魅力です。
3.保有通貨のセキュリティ維持に参加できる
ステーキングすると、保有通貨のセキュリティ維持に参加できます。例えば、ブロックに不正がないかのチェックに参加できたり、保有通貨の将来を決める提案があった時に投票を行えます。自分が応援している通貨のシステム維持に貢献して報酬を得られるのがメリットです。
ステーキングの3つのデメリット
デメリットまとめ
- 仮想通貨を動かせない場合がある
- 保持中の通貨の価値が下がる可能性がある
- 銘柄によってステーキング方法が違う
1.仮想通貨を動かせない場合がある
取引所の中には、ステーキング中は仮想通貨を動かせないものもあります。例えば、バイナンスは15日・30日・60日いずれかの間、仮想通貨を動かせません。仮想通貨を動かせないと、価格変動に応じた売買ができなくなる点がデメリットです。
2.保持中の通貨の価値が下がる可能性がある
仮想通貨は価格変動が大きいので、ステーキング中に価格が下がる可能性があります。ステーキングのために買った仮想通貨の価格が暴落し、損をするケースも考えられます。ステーキングする仮想通貨を買う時には、通貨の将来性を調べることが大切です。
3.銘柄によってステーキング方法が違う
ステーキングは銘柄によってやり方が変わります。設定方法だけでなく使用するウォレットも変わるので、各通貨の特徴を理解しなければいけないのがデメリットです。しかし、取引所でステーキングする場合はすぐに設定できるので、快適にステーキングを行えます。
ステーキングができるおすすめの仮想通貨3選
仮想通貨 | 特徴 |
---|---|
アイオーエスティー (IOST) |
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シンボル (XYM) |
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テゾス (XTZ) |
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- ※国内取引所で扱われている仮想通貨のみを記載
※出典:OKCoin Japan、GMOコインホームページ
ステーキングができる暗号資産(仮想通貨)は、国内取引所では「テゾス(XTZ)」「シンボル(XYM)」「アイオーエスティー(IOST)」の3種類です。特にIOSTは、SNSなどで価格上昇を見込まれることが多く人気があります。
ステーキング通貨を扱っている国内取引所
取引所 | 対応しているステーキング通貨 |
---|---|
SBI VCトレード | ETHやSOL、DOTなど13種の通貨に対応 |
GMOコイン | XTZとXYMに対応 |
ステーキングは、SBI VCトレードやGMOコインなどの取引所で利用できます。中でも、SBI VCトレードは、ETHやSOL、DOTなど13種類の暗号資産(仮想通貨)をステーキングできるのでおすすめです。
ステーキングの収益は税金がかかる?
雑所得として所得税がかかる
仮想通貨で20万円以上の利益が出ると、確定申告が必要です。国税庁の「仮想通貨に関する所得の計算方法」では、仮想通貨取引で得た利益は『雑所得』に分類され、他の収入と合わせた上で税金が計算されることを公表しました。
所得が上がると税率も上がる
所得金額(収入+仮想通貨利益) | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5% |
195万円から330万円まで | 10% |
330万円から695万円まで | 20% |
695万円から900万円まで | 23% |
900万円から1,800万円まで | 33% |
1,800万円から4,000万円まで | 40% |
4,000万円以上 | 45% |
ステーキングなどの仮想通貨取引で高い収入を得ると、税率も比例して上昇します。例えば1,000万円程度の合計所得を得てしまうと、175万円を超える税金を支払わなくてはなりません。
ステーキングに関するよくある質問
ステーキング報酬は誰が受け取れる?
ステーキング報酬は、ステーキングを行っている人全員が受け取れます。ステーキングは保有しているだけで報酬をもらえる場合と、保有して設定しないといけない場合があるので取扱所の公式サイトをしっかり確認しましょう。
ステーキング報酬の確認場所は?
仮想通貨取引所の会員ページにログイン後、入出金>暗号資産>取引履歴から確認できます。
ステーキング報酬の年率の確認方法は?
ステーキング報酬の年率は、各仮想通貨取引所の公式サイトで確認できます。
ステーキング報酬はいつもらえる?
ステーキング報酬の受取日は、仮想通貨取引所によって設定されています。毎月10日に設定されている取引所が多いです。
ステーキングの報酬はどのくらいもらえる?
銘柄や取引所によって異なりますが、SBI VCトレードでは年率2.9%~16.2%と明記されています。
ステーキング報酬を受け取れない時ってある?
ありません。ステーキングをしているのであれば報酬は受け取れます。
仮想通貨XYMに将来性はある?
XYMは今後伸びていく可能性があります。XYMはセキュリティ性が非常に高く、2022年FIFAワールドカップのホテル建設にも採用されるほどなので、今後の活躍に期待できます。
ビットコインってステーキングできるの?
ビットコインはステーキングできません。ステーキングはPoSに基づいた仮想通貨しかできず、ビットコインはPoWに基づいているので不可能です。
IOSTってステーキングできるの?
IOSTはステーキングできます。2022年1月26日からできるようになりました。
まとめ:ステーキングは報酬をもらえる仕組み
ステーキングは、仮想通貨を保有し設定しているだけで報酬を得られる仕組みです。ステーキングできる仮想通貨を持っているなら、利用することをおすすめします。取引所を利用すればだれでも簡単にステーキングできるので、興味がある人は挑戦してみましょう。
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