ビットコインの横這いは18ヶ月継続!グラスノードが最新の予測を発表

ビットコインの横這いは18ヶ月継続!グラスノードが最新の予測を発表

最新の市場分析によると、Bitcoin(BTC:ビットコイン)は長期的な停滞トレンドに直面する可能性があるということです。暗号資産(仮想通貨)市場データプロバイダーのGlassnode(グラスノード)は、週刊ニュースレター「The Week On-Chain」において、Bitcoin保有者にとって困難な時期が続くと予測しています。

※1ドル=141.7円で換算

12ヶ月を超える緩やかな蓄積が始まる

ニュース116

今年の第一四半期に70%の価格上昇を見せたBitcoinは、その後停滞を続けており、今後の価格予測は意見が大きく分かれています。2024年の半減期には、ドラマチックな価格上昇が起きるという意見に対して、過去最高値の更新は恐らく2025年以降になるという意見もあります。

Glassnodeは、現在強気市場に移行する前兆は見えているものの、長期保有者はもうしばらくの忍耐が必要になると分析しています。Bitcoin供給の活性度、つまりBitcoin保有者がコインを使うか貯めるか、についての分析では大規模な蓄積が起きるという結果が出ました。

さらにGlassnodeによると、2021年5月に弱気市場に移行した時に活性度はピークを迎え、それ以降複数年にわたるマクロ的な下落傾向にあるということです。

また同様の動きが2018年から2020年にかけてのサイクルでも見られ、当時Bitcoinはゆっくりと、しかし確実にコールドストレージに移動し、ホドラー(HODLer)によって長期保有に移行しました。

Glassnodeの担当者は、「現在ホドラーは月間42,200BTCのペースで、価格にこだわらず供給量のかなりの部分を蓄積し続けています。同様の緩やかな蓄積は2年以上前にも見られ、今後も6ヶ月から12ヶ月ほど続くと考えられます」という予測を述べています。

その上で、為替残高の減少も同様に、供給量が徐々に非流動的になっていることを示していると付け加えています。

ホドラーとは

ホドラー(HODLer)とは、「ホルダー(holder:保有者)」のミススペルから広がった表現で、長期的に仮想通貨を保有し続けて売らない投資家を表します。その行動は「ホドル(HODL)する」と言われます。

途切れることのない富の移行

より投機的な、いわゆる短期的保有者も注目されています。彼らの保有期間は最長でも155日間程度であり、およそ26,400ドル(約374万円)前後で資産を集めていますが、この価格帯が短期的なサポートゾーンになっています。

Glassnodeによると、実体的なウォレットのサイズから考えると、すべての投資家が蓄積に動いているとは思えず、Bitcoinクジラ(大口保有者)が資産の放出により、実質的な流通担当者になっているということです。

総合的に見て、現在市場は静的な蓄積プロセスにあり、規制強化の風当たりが強い状況にもかかわらず、表に出ない需要の底流があると考えられます。一方でリサーチャーは、トレンドの地殻変動が起きるためには、次の半減期を待つ必要があるとも考えています。

市場のエネルギーを測るほとんどの尺度において、デジタル資産市場は活性度を見せていません。ボラティリティ、取引総額、実現価格はすべて複数年にわたって低レベルにあり、市場の流動性と活性度の面でも投資家は関心を失ってしまっています。

最後にGlassnodeの担当者は、「実際市場の表面下では、価格によって動機づけられるホドラーからの富の移行は、伝統的なパターンで続いています。過去のサイクルを参考にすると、今後もBitcoin価格の横這い状態が続く可能性があり、それは8ヶ月から18ヶ月という長いものになるかもしれません。」とまとめています。

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