Web3世代の育成に向けて、ソラナが提供する教育サービスSolana Uとは?

Solana U

ソラナ財団(Solana Foundation)の開発チームは、「Solana U」と呼ばれる教育プログラムのローンチを進めています。これは大学関係者を対象にしたもので、ソラナのエコシステムにアクセスしたり、新しいプロジェクトを開発したりすることが可能です。

ソラナが提供するさまざまなプログラム

ソラナ教育プログラム

ソラナが提供する教育プログラムは、学生や大学教授に対して教育資源を提供し、専用のディスコード(ボイスチャット・ツール)を使って、学生はソラナのチームとやりとりできます。

中核となる「アンバサダー(大使)・プログラム」では、大学内もしくはブロックチェーン・クラブで最も熱意にあふれた学生が、直接ソラナ財団やソラナ研究所の中心的なエンジニアと交流できます。

アンバサダーに選ばれた学生は、ソラナ財団と密接に関わりながら、彼らの大学やクラブの開発戦略を構築できるほか、教材や教育資源を入手して必要であればサポートを受けることも可能です。

アンバサダー・プログラムは、世界に先がけてWeb3に移行し普及させる試みであり、ソラナのエコシステムを通じて世界初の実店舗、教育スペース、コミュニティ・スペースを提供します。

また、Web3の世界において、暗号資産(仮想通貨)やDeFi(分散型金融)、NFTなどのテクノロジーを、一段と高めてゆくという目標を掲げています。

すでに動き出しているSolana U

Solana Uの取り組み
・学生専用の無料ワークショップやトーク・ルーム
・学生向けジャンプスタート・プロジェクト
(教育加速化サポート)

・2022年11月4~7日に開催される会議
「ソラナ・ブレイクポイント」への参加

・大学向けハッカソン(Hackathons)への参加

プログラムの一環であるブロックチェーン・クラブは、学生がWeb3を学ぶために最適な組織です。クラブを通じて、世界の5大陸から300名を超える学生がSolana Uに参加しており、ソラナのディスコードを使って、1,000人以上がコミュニティ内で交流しています。

また、大学のブロックチェーン・クラブには、ミシガン大学やカリフォルニア・バークレー大学、ベオグラード大学(セルビア)、延世(よんせ)大学(韓国)、ロンドン・ビジネススクールなどの、名だたる名門が参加しています。

具体的な開発に参加するハッカソン

ソラナでは、ハッカソン(Hackathons)というイベントを開催しています。ハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語で、短期集中型の開発マラソンのようなものです。

第6回となる2022年のハッカソンは、「ソラナ・サマーキャンプ・ハッカソン」として7月11日から8月16日の期間に行われ、支払いシステムやDeFi、Web3、ゲーム、DAO(分散型自律組織)などの部門に分かれて、参加者が開発技能を競い合いました。

前年第5回のデータでは、世界中から7,000人を超える参加者がオンラインでハッカソンに加わり、およそ600のプロジェクトが提出されました。賞金総額は500万ドル(約7億2,000万円)に達し、シード・ファンディングの資金を得ることもできます。

ソラナ財団の開発チーム大学担当のダナ・ダル・ボー(Dana Dal Bo)氏は、「世界各地から集まった学生たちは、ソラナでのシステム開発に非常に強い熱意を持って臨んでくれました。彼らは新しいプロジェクトに対する素晴らしいアイデアを思いつき、独自のアプローチを構築してくれました。我々はSolana Uが大学の研究レベルでさらに進歩して、さらに多くの人々を巻き込みながら、有効な資源や方法を提供したいと考えています」と述べています。

Solana Uプログラムでは、さまざまな部門の学生、大学教授、学術研究者が興味を持って集まってくることを望んでいます。現在はアンバサダー・プログラムと、学生用ディスコードへの参加を募集しています。

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