仮想通貨クジラが多額の取り引き!ほぼ同時に「眠れるビットコイン」も動き出す

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暗号資産(仮想通貨)分析サービスのレポートによると、仮想通貨クジラ(大口投資家)が市場に現れ、多額の取引を行ったのとほぼ時を同じくして、長期間保管され続けていたBitcoin(BTC:ビットコイン)も多額に送金されたとのことです。

※1ドル=145.4円で換算

仮想通貨クジラが取引で高収益

ニュース127

Ethereum
(ETH:イーサリアム)
送金額1,927 ETH(約5億1,800万円)
利益117万ドル(+約1億7,000万円)
SSV
(SSV:エスエスブイ)
送金額51,073 SSV(約1億2,900万円)
損失87万ドル(-約1億2,600万円)
Optimism
(OP:オプティミズム)
送金額566,036 OP(約1億2,600万円)
利益43万ドル(+約6,300万円)
Uniswap
(UNI:ユニスワップ)
送金額87,478 UNI(約7,900万円)
利益66,000ドル(+約960万円)

オンチェーン分析サービスのEmber(エンバー)によれば、ある仮想通貨クジラが複数の種類の仮想通貨を取引所Binance(バイナンス)に送金し、多額の利益を得た模様です。

送金されたのは4種類の仮想通貨で、合計586万ドル(約8億5,200万円)が送金され、クジラはおよそ80万ドル(約1億1,600万円)の利益を上げました。それぞれの通貨の送金額と利益は上記のとおりです。

トータルでは4種類の仮想通貨のうち、3種類で利益を上げ、1種類では損失を被っています。この結果を分析すると、現在の仮想通貨市場には高い活動性と流動性があることが分かります。

目を覚ました「眠れるビットコイン」

ブロックチェーン企業Bitcoin.com(ビットコインコム)によると、BTC価格が29,000ドル(約421万7,000円)を上回ったタイミングで、仮想通貨支持者が目を見張る出来ごとが起こりました。

8月12日の午後になって、それまで7年以上の間「眠れるビットコイン」だった195.795BTC(約8億2,800万円)が突然送金されました。

それに続き今度は、ほぼ10年近く眠っていたBTCが複数回にわたって送金されました。その結果合計で391.305BTC(約16億5,800万円)ものBTCが眠りから覚め、市場に出回ることになったのです。

「眠れるビットコイン」とは、取引されたり利用されたりすることなく、長期的に特定のアドレスに保管されたままになっているBitcoinのことです。

今回のように多額の「眠れるビットコイン」が動き出すケースは、市場で重要なことが起きる可能性を示唆しています。そのためブロックチェーン分析プログラムが、現在送金に関わったウォレットの特定を急いでいます。

このように長期間活動していないウォレットには、アクセス不能なもの、長期的なコールド・ストレージ、所有者が忘れてしまったもの、法的な障害があるもの、もしくは戦略的に長期保管されているものなどが含まれています。

仮想通貨市場全体での潜在的な動き?

今回の連続した送金騒ぎは8月12日に始まり、まず2016年3月に作成されたアドレスから195.795BTCが送金されました。

さらに続けて、2014年4月に作成されたウォレットから、100BTCと66.589BTCが送金されました。そして最後に2014年3月に作成されたウォレットから、28.93BTCが送金されました。これらは9年以上動きがない状態から、今回初めて送金処理が行われたのです。

こうして長期的にBitcoinを保有していたオーナーは、市場でのBitcoinの価値が上昇した時に売却もしくは取引を選択するのかもしれません。

その理由としては、金融に関わるニーズ、セキュリティ面での不安、そして保管方法の変更などが考えられます。いずれにしても、金融面や法的な事情、個人の事情、または戦略的や心理的な事情など、複雑な要素が関わっていることは間違いないでしょう。

仮想通貨クジラによる多額の取引と、多額の「眠れるビットコイン」が目覚めたことには、何らかの重要な関連性があるのでしょうか。

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