ビットコイン半減期前の上昇パターン?アナリストが11月からの強気トレンドを予測

ビットコイン半減期前の上昇パターン?アナリストが11月からの強気トレンドを予測

著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストの分析によると、現在のBitcoin(BTC:ビットコイン)の価格変動が、過去の半減期前年のパターンに近づいているということです。予測では11月の後半が、歴史的なターニングポイントになる可能性があります。

※1ドル=148.7円で換算

半減期前の特徴的な変動パターン

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Bitcoin半減期前の価格変動サイクルを踏まえると、ここ最近の横ばいトレンドが強気への転換点になる可能性があります。アナリストによると、現在の値動きと過去の半減期前のサイクルが酷似しており、同様のパターンが展開すれば、11月が極めて重要な月になりそうです。

著名なアナリストのマイルス・ドイッチャー(Miles Deutscher)氏は、10月10日にこのサイクルの相関性について言及しました。このような価格変動は半減期前年の第二四半期から第四四半期に特徴的なもので、歴史的には11月21日が上昇トレンドへの転換点になるそうです。

ドイッチャー氏のデータによると、半減期から200日前の価格を比較した場合、前回2回と今回のいずれも、その年の最高値から-60%~-65%のレベルにあり、偶然とは思えない相関性を見せています。

2015年と2019年にも、数ヶ月にわたる価格の横ばいが続いた後、年末にかけてBitcoin価格は大幅に上昇しました。多くのアナリストが、このような価格変動パターンの類似性から、近いうちにBitcoin価格が強気へのターンに入ることを予測しています。

イーサリアムをパフォーマンスで圧倒

投資家の間でもBitcoinへの関心が高まっており、ether-bitcoin(ETH/BTC)ratio(イーサリアム/ビットコイン比率)は15ヶ月ぶりの低水準に下落しています。

チャートを提供するTradingView(トレーディングビュー)によれば、ETH/BTC ratioは10月9日に、2022年7月以降最も低い0.05675を記録しました。2022年9月のEthereum Merge(マージ)アップデート時点からも、30%近く下落しています。

10月最初の週にはアメリカ国内で、6つのEthereum先物ETFがデビューしましたが、現状では全く盛り上がりに欠けています。VanECK’s EFUT(ヴァンネックEFUT)とProShares’ EETH(プロシェアズEETH)という2大銘柄は、1日平均取引額がわずか500万ドル(約7億4,400万円)にとどまっています。

こうした状況は高金利環境において、BitcoinがEthereumのパフォーマンスを大きく上回っていることを示しています。No.2の仮想通貨が低迷していることで、今後も投資家はBitcoinを中心に投資を続けることになるでしょう。

パフォーマンスを高める新機能

Bitcoinにとって追い風になりそうなのが、現在開発者が提案中のBitcoin版スマートコントラクトです。10月9日に公表されたホワイトペーパーでは、「BitVM」と呼ばれており、ソフトフォークなしでオフチェーンでのスマートコントラクトが可能になるようです。

BitVMではBitcoinコントラクトはオフチェーンで実行され、検証作業はBitcoinチェーンで行われます。BitVMは不正証明とチャレンジ・レスポンス・モデル(パスワードの暗号方式)をベースにしており、強固なセキュリティ対策を可能にします。

現在Bitcoinは基本機能を、署名、タイムロック、ハッシュロックなどに限定していますが、BitVMによってより興味深いアプリケーションの利用が可能になるようです。BitVMは2021年のソフトフォーク「Taproot(タップルート)」で、すでに利用可能になっています。

ただし現状ではオフチェーンで、膨大な計算とコミュニケーションが必要になるなどの機能的限界があります。そのため開発者は、Bitcoinコントラクト用のハイレベルなプログラミング言語「Tree++」へのBitVMの実装を目指しています。

2024年に予定されている半減期を前に、Bitcoinのパフォーマンスは上昇トレンドにあります。今後シナリオ通りに強気市場がやってくるのかどうか、11月21日を楽しみに待つことにしましょう。

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