BTC・ETHの伸びがストップ!強気市場は2024年に持ち越しか?

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クリスマスから年末に向けて、強気相場を維持したまま突入すると見られていたBitcoin(BTC:ビットコイン)とEthereum(ETH:イーサリアム)のトップ2は、クリスマスが明けて強気にかげりが見えています。状況次第では、停滞状態のまま年明けを迎える可能性もありそうです。

※1ドル=142.7円で換算

ビットコインは42,200ドルのレジスタンスラインで足踏み

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2023年12月に入ってから強気で推移してきたBitcoinは、12月26日に42,200ドル(約602万2,000円)レベルにまで値を下げてから、未だに上昇の兆しを見せていません。

ある取引指標を分析してみると、暗号資産(仮想通貨)に関する利益と損失を相殺させて、税額を抑えようとする投資家の取引が、価格に影響している可能性がありそうです。

また、21日単純移動平均線が43,115ドル(約615万3,000円)に位置し、実際の価格と数百ドル程度のズレがある点にも注意が必要です。Bitcoinはここ数ヶ月、この21日トレンドをサポートラインとして使ってきたからです。

イーサリアムは2,000ドルのサポートラインに下落?

一方のEthereumはチャート上に典型的な「ヘッドアンドショルダー・パターン(head and shoulders pattern)」が現れています。このパターンは相場の天井を表しており、強い売りのシグナルでもあります。

今後近いうちに価格が下落する可能性があり、Ethereumは2,000ドル(約285,000円)のサポートラインまで後退するかもしれません。

Ethereumは年間最高値の2,400ドル(約342,000円)に達するなど、バイヤーの影響力もあって力強い上昇トレンドを見せていました。チャートにはゴールデンクロスが形成され、市場全般に強気心理が作用していました。

しかし2,400ドルが重要なレジスタンスラインだったようで、上昇トレンドが押し戻され、結果的に売り圧力によって強気相場はストップしています。

ヘッドアンドショルダー・パターンと同時に、実勢価格とRSIインジケーター(相対力指数)とのズレが拡大していることも、短期間のうちに価格が下落する可能性を示しています。

こうした指標が示唆しているのも、Ethereum価格の実体的なサポートラインである2,000ドルレベルへの下落です。

アルトコイン市場は想定外のヒートアップ

トップ2の減速傾向とは裏腹に、いくつかの主要アルトコインはクリスマスが明けても強力な推進力を失っていません。Binance Coin(BNB:バイナンスコイン)は直近1週間で19.5%上昇し、Solana(SOL:ソラナ)は56.8%も値上がりしています。

特にSolanaはガス代低下とエアドロップの効果があり、クリスマスには2022年4月以来となる最高値の126ドル(約18,000円)近くにまで上昇しました。

Bitcoinが失速する状況で、明らかに投資家はアルトコイン市場の好転を予測しています。

著名なアナリストのマイケル・ヴァン・デ・ポップ(Michael van de Poppe)氏は、アルトコイン市場では明確なトレンド転換があり、2024年の第一四半期にはアルトコイン市場の時価総額が2倍にまで拡大する可能性があると述べています。

そんな中である投資家が、わずか30SOL(約31,700円)を元手にして、6日間で570万ドル(約8億1,300万円)の利益を上げて話題になっています。この投資家は取引開始直後に、SolanaネットワークのANALOSトークンを30SOLで購入しました。

その後ANALOSが暴騰したため売却して約345万ドルの利益を得て、手元に234万ドル相当のANALOSを保有していることから、実に元手の2,570倍にあたる570万ドルを手にしたことになります。

SolanaやBinance Coin以外でも、Avalanche(AVAX:アバランチ)やPolkadot(DOT:ポルカドット)、Polygon(MATIC:ポリゴン)などは、BitcoinやEthereumを大幅に上回る価格上昇を見せています。2024年には予想を覆して、アルトコインが市場の主役に躍り出るかもしれません。

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