半減期が近づくビットコイン!再び史上最高値更新の可能性も!

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Bitcoin(BTC:ビットコイン)の半減期は、今のところ4月20日と予測されています。今回の半減期前には、過去の事例とは異なるパターンが生じていますが、最大のイベントが近づく中、市場ではさまざまな憶測が飛び交っています。

※1ドル=151.8円換算

予測不能な市場の混乱?

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大手暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEX(ビットメックス)の創設者であるアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏は、半減期が中期的には価格上昇に貢献するものの、その前後に一時的に価格が下落する可能性も指摘しています。

彼は「市場が期待する結果と反対のことが起こるのはよくあることだ」と述べ、半減期と強気市場の関係に疑問を投げかけました。

彼が危惧するのは、通常よりもドルの流動性が低い現状です。この状況で半減期を迎えてマイナーの手数料が減少すると、市場全体が不安定になり、仮想通貨の投げ売りにつながる可能性があるというのです。当然価格は大幅に下落するでしょう。

彼のもう1つの懸念は、金融市場に対する米国連邦準備制度理事会(FRB)と財務省の政策の影響です。経営が悪化した銀行が利用する割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)と、政府による財政支援策との間に矛盾があるため、経営危機にある金融機関を再建できるかどうか見通しが立たないのです。

この点に関してヘイズ氏は、FRBが紙幣発行という手段で銀行を支援することにより、矛盾を解消できるという意見を述べています。

結果的にヘイズ氏は市場の混乱を避けるため、5月まで投資を控えることを決めており、すでに資金をステーブルコインに割り当ててリスク管理を進めているそうです。

【割引窓口(discount window)】
市場の流動性不足に対処するため、FRBが行う短期的な資金の貸出し。

トライアングルパターンが示す最高値の可能性

現在Bitcoinのチャートを分析すると、トライアングルパターン(三角持ち合い)が現れており、市場がこのパターンの上方を突破しようとしていることが分かります。もしも突破に成功すれば、その後価格は75,000ドル(約1,138万5,000円)レベルに向かい、史上最高値を更新する可能性があります。

RSI(相対力指数)も50%を越えていて、市場がさらに強気に移行して価格が上昇する可能性を示しています。

【RSI(Relative Strength Index)】
通貨が買われ過ぎか売られ過ぎかを判断するテクニカル指標で、70~80%以上は買われ過ぎ、20~30%以下は売られ過ぎと判断されます。

一方で価格がトライアングルの内側に落ち込むと突破に失敗することになり、今度は価格がトライアングルの下方を目指し、場合によってはサポートラインの60,000ドル(約910万円)レベルまで下落するかもしれません。

しかしBitcoin価格が70,000ドル(約1,063万円)レベルにある現状では、市場の参加者は最高値更新を楽観視しているようです。それは投資家の通貨保有スタンスにも表れています。

仮想通貨の損益総量を示す指標に、未実現純損益(NUPL:Net Unrealized Profit Loss)があります。この指標は時価総額における市場の収益性を表すものです。

現在Bitcoinの未実現純損益は0.5を超えていますが、これは時価総額のうち50%以上が投資家の未実現利益として保有されていることを意味しており、2022年に過去最高値を更新した時の状況とよく似ています。

ただし、今後も価格が上昇するという予測の一方で、未実現利益が増え続けた場合、今度は強い売り圧力が生じて深刻な価格下落を招く可能性についても注意しなければなりません。

今回の半減期前の状況は、過去の半減期とは異なるパターンで推移しています。今のところはヘイズ氏と同様に、市場を静観するのも選択肢の1つでしょう。

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