今後の動きを予測する5つのキーポイント!ビットコイン7万ドル突破に向けて
Bitcoin(BTC:ビットコイン)は、アメリカでの現物BTFへの資金流入額が200億ドル(約3兆円)を突破したにもかかわらず、70,000ドル(約1,054万円)手前で足踏みしています。
トレーダーは楽観的ではあるものの、今後の値動きに関わる重要なファクターは十分検討すべきでしょう。今回は大手暗号資産(仮想通貨)取引所がまとめた、5つの重大要素について順次紹介します。
※1ドル=150.5円で換算
70,000ドル手前で修正が入る可能性
前週のBitcoinは5ヶ月ぶりに、70,000ドル手前の高値で1週間を締めくくりました。しかしトレーダーの多くは、今後短期的な値戻しがあると予測しています。
市場アナリストの分析では、69,300ドル(約1,043万円)レベルで相当量の清算があり、次の高値に向かう前の一時的な修正の可能性がありそうです。
アメリカの選挙と経済の影響
11月5日に迫ったアメリカの大統領選挙も、仮想通貨が1つの争点になるなど、市場にとっては不安定さが増大する要因になりそうです。
選挙が近づくにつれて、Bitcoinを含めたリスク資産が値上がりすると予測するアナリストも多く、特に選挙結果によってはBitcoin価格が大きく変動する可能性があると見られています。
また、今後発表される米連邦準備制度理事会(FRB)のベージュブック(経済概況報告)と失業保険受給申請データも、市場心理に大きく関わると予想されます。
7ヶ月続く下降トレンド
実は最近のプラスの値動きにもかかわらず、Bitcoin価格は7ヶ月にわたる下降トレンドを継続しています。アナリストの意見も、最終的には上昇トレンドに移行するという見方と、依然として不安要素が多いという見方との2つに分かれています。
現在の価格上昇を維持するためには、68,400ドル(約1,029万円)のレジスタンスレベルを越えて、終り値を69,000ドル(約1,038万円)でまとめる必要があるでしょう。これに失敗した場合は、持続的な持ち合い状態に陥る可能性があります。
急速に肥大するオープンインタレスト
Bitcoinのオープンインタレスト(未決済建玉)は、406億ドル(約6兆1,100億円)という記録的なレベルにまで上昇しています。市場での取引量が増加していることが考えられますが、これは短期的な価格動向に影響を与えると同時に、重大なリスクにつながる可能性も意味します。
レバレッジが高まることによる継続的な清算で、トレーダーが彼らのポジションを手放し、急激な価格下落を招く危険性があるからです。
低下する個人トレーダーの興味
興味深いことに、Bitcoinが過去最高値更新を狙うこの状況で、主要な個人トレーダーは沈黙を守っています。グーグルトレンドでの検索数も、「Bitcoin」への興味が極めて低下していることを示しており、一般大衆の間ではBitcoinに関する盛り上がりが欠けているようです。
これについてアナリストは、Bitcoin価格が90,000ドル(約1,355万円)かそれ以上になれば、個人トレーダーの興味も再燃し、歴史的な強気市場が到来すると予測しています。
総括すると、Bitcoinが70,000ドル近くにまで上昇しているとはいえ、テクニカル指標やマクロ経済、市場のファクターなどを考慮すると、現在投資には十分な注意が必要だといえそうです。
Bitcoin価格が大台を越えるか、それとも持ち合い状態に落ち着くのかは、各要素の動き次第というところです。
日本時間10月22日正午現在、Bitcoin価格は前日比マイナス2%程度の値動きで、67,500ドル(約1,016万円)前後で推移しています。
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