2025年注目の仮想通貨リップル!アナリストは10倍の価格上昇を予測
ビットコイン(BTC:Bitcoin)・イーサリアム(ETH:Ethereum)に続いて、リップル(XRP)の現物ETF承認への期待感が高まっています。
もしも実現した場合、一部のアナリストは価格が現在の10倍に跳ね上がると予測しています。
※1ドル=144.5円で換算
現実味を帯びてきたETF承認
リップルは米証券取引委員会(SEC)との裁判が和解に至ったことで、それまでの不安感から解放され、今度はビットコインなどに続いて、ETFでの取引が承認されることへの期待感が高まっています。
分散型予測市場ポリマーケット(Polymarket)での、リップルのETF承認オッズ(賭け率)は、4月は68%程度でしたが、現在は98%にまで上昇しました。
その背景にあるのは、アメリカ最大のデリバティブ取引所であるCMEグループが、5月19日からリップルの先物取引を始めたことと、企業や機関投資家による投資が増加したことなど、承認への圧力が高まったからと考えられます。
ETFの取り引きでは、ビットワイズ(Bitwise)、グレイスケール(Grayscale)、21シェアーズ(21Shares)などが名乗りを上げています。
さらに、中国を中心に配車サービスを展開するウィーバスインターナショナル(Webus International)社を含む3社は、3億ドル(約434億円)に及ぶリップルを戦略的準備金として申請しており、今後保有額を4億7,100万ドル(約681億円)にまで拡大する計画を発表しました。
こうした企業によるリップルの需要拡大は、前向きな投資家心理を反映しており、デリバティブ市場の成熟とも相まって、SECによるリップルETF承認に大きな圧力をかけていると見られます。
アナリストの予測は急上昇後に下落するシナリオ
Egrag Crypto氏とJaydee_757氏を含む著名なアナリストは、市場が好転する状況でリップル現物ETFが承認されれば、価格は一気に20ドル~27ドル(約2,890~3,900円)にまで上昇すると予測しています。
彼らの予測の根拠は、21週EMA(指数平滑移動平均線)や33週SMA(単純移動平均線)などの動きです。さらに過去の価格推移からの分析も重視しています。
Jaydee_757氏は、直近の価格チャートと2017年のチャートを比較、2017年に価格が20倍になったパターンとの類似性から、今回も25ドル(約3,610円)レベルにまで上昇すると予測しました。
ただし、どちらのアナリストも急激な価格上昇に続いて、今度は86%から90%の価格調整により、リップルの価格は大幅な下落を経験すると注意喚起しています。
主要アルトコインは再び強気に突入か?
同様にイーサリアムにも強気の兆候が見えています。6月第2週にイーサリアム関連の投資商品は、合計でプラス2億9,600万ドル(約428億円)の資金流入を記録しました。
これは2024年の大統領選挙時以降で最大の数字です。一方でビットコインは、マイナス5,600万ドル(約81億円)の流出を記録しています。
イーサリアムは長期的低迷の時期を脱して、現在暗号資産(仮想通貨)ETP(上場取引型金融商品)全体の10.5%を占める状況です。
しかも資金流入のプラスは、現在7週連続しています。そのためアナリストは、今後イーサリアムが2,800ドル(約40万5,000円)を回復する可能性が高いと予測しています。
この先2025年の後半を迎えるにあたり、イーサリアムやリップルなどの主要なアルトコインが市場をけん引する可能性もあります。
ただし、リップルのETF承認を巡っては、大幅にボラティリティが高まる可能性があり、6月18日に迫った米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ判断も、市場に大きな影響を与えるでしょう。投資ではこれらのリスクを充分に考慮することをおすすめします。
日本時間6月10日正午現在、イーサリアムは24時間で8.2%上昇して2,700ドル(約39万円)程度で推移しており、リップルは24時間で2.8%上昇し、2.31ドル(約334円)レベルで取り引きされています。
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