ビットコイン再上昇の可能性!強気回復の5つの要素とは?

ビットコイン再上昇の可能性!強気回復の5つの要素とは?

先週末112,000ドル(約1,646万円)にまで下落したビットコイン(BTC:Bitcoin)は、現在115,000ドル(約1,691万円)前後で推移しています。大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)による分析では、現状の停滞状況を突破するには、5つの要素が必要だということです。

※1ドル=147.0円で換算

126,000ドルを狙う3つのパワーパターン

現状でビットコインの価格推移には、「3つのパワー」パターンが現れています。これは蓄積・操作・分配という3つの市場構造のことです。

まず蓄積パワーでは、115,300~119,500ドル(約1,695~1,757万円)の価格帯が持ち合いのベースを形成しています。

次に操作パワーでは、112,000ドルへの急落により、ロングのオーバーレバレッジと、パニックに陥った個人投資家が振るい落とされました。

そして分配パワーでは、直近のレジスタンスレベルと流動性ラインから、もしも価格が115,300ドルを維持できれば、126,000ドル(約1,852万円)というターゲットを狙える可能性が出てきました。

この3つのパワーの相関性から、機関投資家の動向を予測することができます。現在ビットコインは、強気市場の最終局面を形成している可能性があります。

9億ドルの清算が市場をリセット

8月1日には、2月以来最大となる、1日あたり9億2,200万ドル(約1,355億円)の清算が行われました。そうのうち2億4,000万ドル(約353億円)以上がビットコインの先物で、未決済建玉も880億ドル(約12兆9,360億円)から790億ドル(約11兆6,130億円)へと10%減少しました。

こうした市場のリセットは、過剰な投機を取り除き、より強力なロングポジションを市場に呼び込む作用を果たすため、再度の強気到来につながる可能性があります。

ショート・ロングバランスの変化

バイナンスにおけるテイカーの純蓄積取引額は、7月25日に15億ドル(約2,205億円)のマイナスになりました。これは市場での売り圧力が高まり、ロングポジションからの心理的な逃避を意味しています。

この下落はビットコイン価格が114,000ドル(約1,676万円)レベルで生じたもので、機関投資家などが蓄積に動く一方、個人投資家が降参状態に陥ったことを示し、現時点での底値になったと考えられます。

価格の不均衡状態の解消

現在ビットコインは、重要な高値域での流動性ゾーンである、112,000~115,200ドル(約1,646~1,693万円)のFVG(Fair Value Gap:価格の不均衡ゾーン)を吸収しています。これは5月時点の過去最高値(ATH)と一致しており、現在は構造的なサポートレベルとして機能しています。

112,000ドルでのリテストと、115,000ドルの回復に成功すれば、このFVG解消はトレンドの変化よりも流動性によるものと解釈できます。アナリストらはこれを強気のリテストととらえており、今後は116,800~120,000ドル(約1,717万円~1,764万円)が主要な価格帯になると推測しています。

12万ドルの攻防が今後の焦点

市場のヒートマップや流動性データによれば、12万ドルのラインが現在の価格動向において磁石の役割を果たしているようです。売り手側の高い流動性が、このライン上にあると考えられるからです。

著名なアナリストのミカエル・ヴァンデポッペ(Michael van de Poppe)氏は、ビットコインが現在重要なレジスタンスラインでリテストしていると述べています。彼は114,800~116,800ドル(約1,688~1,717万円)がトレンドの転換点と見ており、その後は12万ドルもしくはそれ以上に価格が上昇するという見解です。

テクニカルパターンやリテストのライン、さらに流動性など、ここに挙げた5つの要素を総括すると、いくつかの要件を満たせば、ビットコインは再び126,000ドル程度まで上昇する可能性がありそうです。

もう1つ重要なポイントとして、ビットコインETFへの資金流入が継続することと、マクロ経済が安定性を保つことも挙げられます。こうしたさまざまな要素を注視しつつ、強気市場の回復を見守る必要がありそうです。

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