アメリカの金利引き下げが濃厚に!仮想通貨市場は超強気に突入か?
恒例のジャクソンホール・シンポジウムで、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル(Jerome Powell)議長は、9月に利下げに踏み切る可能性を示唆しました。利下げが実現すると、暗号資産(仮想通貨)市場はどのように反応するのか。大手取引所バイビット(Bybit)の分析をレポートします。
※1ドル=147.3円で換算
かなり難しい利下げの判断
2024年12月以来、日本の中央銀行にあたるFRBは政策金利を4.5%に据え置いたままです。特にトランプ関税問題の影響が大きく、2025年に入ってからは数度にわたり利下げを見送ってきました。
パウエル議長はアメリカの労働環境が「奇妙なバランス」にあると述べ、労働力の需給が共に失速し、雇用の不安定感が増大している現状を危惧しています。さらにインフレが収束に向かっていないことにも注意すべきだと警告しました。
しかし投資市場関係者は、85.3%の確率で9月に0.25%の利下げが実施されると予測しています。それが的中するかどうかは、9月16~17日に開催されるFRBのミーティングで明らかになるでしょう。
ビットコインの短期~長期価格予測
ジャクソンホールでのパウエル議長の強気発言を受けて、仮想通貨は幅広い銘柄で大幅に価格が上昇しました。ビットコイン(BTC:Bitcoin)は4%値上がりし、イーサリアム(ETH:Ethereum)に至っては、13.7%も大幅に値を上げました。
バイビットの予測では、もしも9月に利下げが実現した場合、政府の金融政策は新たな緩和サイクルに突入し、仮想通貨市場全体に強気が波及して、主要な通貨は過去最高値(ATH)を更新する可能性が高いということです。
ではビットコインの価格はどうなるのか、アナリストの短期的な予測では、最も控え目でも2025年内に1,768万円(12万ドル)、強気の予測では2,946万円(20万ドル)もターゲットに挙げられています。バイビットはその中間である、2,210万円(15万ドル)と予測しています。
一方で米大手資産運用会社のアークインベスト(ARK Invest)は、短期的でも2025年内に4,419万円(30万ドル)を予測しています。
さらに長期的予測では、もしもビットコインの時価総額がゴールドと同レベルに達すれば、2030年には1億4,730万円(100万ドル)に達し、時価総額がゴールドの半分に落ち着いても、7,365万円(50万ドル)を超える可能性があるということです。
イーサリアムの短期~中期価格予測
イーサリアムに関しては、現在のATHである約70万円(4,800ドル)台がレジスタンスラインになると考えられます。イーサリアムは歴史的に見て、1,000ドルという区切りを突破するタイミングで苦しんできました。
今回は5,000ドル(73万6,500円)がそのターゲットですが、これを超えるのはテクニカル要素よりも、心理的要素が大きいとバイビットは予測しています。もしもこのレベルを超えれば、新たな強気局面に入る可能性が高いでしょう。
短期的予測では、現在の現物ETFへの資金流入が継続すれば、多くのアナリストは73万6,500円~81万円(5,000~5,500ドル)にまで価格が上昇すると見ています。
長期的予測になると、イーサリアムはMVRV比率(時価総額÷実現時価総額)の数値がカギを握ります。2025年4月のMVRV比率は0.88でしたが、強気を取り戻した現在の数値は2.11です。
過去のサイクルと比較した場合、2021年と同様のサイクルピークを構成すれば、MVRV比率は2.7となり価格は82万5,000円(5,600ドル)にまで上昇すると予想されます。
2017年と同様のサイクルピークになると、さらに強気でMVRV比率は5.0に近づき、価格は154万6,700円(10,500ドル)を超える可能性があります。
9月の利下げが実現すると、より多くの機関投資家が投資先を仮想通貨にシフトすると予想されます。また個人投資家は心理的圧力により、仮想通貨への投資額を増やす可能性があります。市場および投資関係者のすべてが、9月の会議のゆくえを見守っているでしょう。
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