仮想通貨は大規模投資の時代へ!注意すべき仮想通貨クジラの動向

仮想通貨は大規模投資の時代へ!注意すべき仮想通貨クジラの動向

暗号資産(仮想通貨)の価値が上がるにつれ、取り引きの主体は個人から大口投資家にシフトしています。その背景には、ETFへの投資が主流になったことがあります。ETFの周りには多くの仮想通貨クジラが集まっていますが、今回は上手にホエールウォッチングを実行する方法を考えてみましょう。

※1ドル=152.2円で換算

仮想通貨クジラは危険な存在?

特定の仮想通貨を多額に保有する大口投資家はクジラと呼ばれ、ビットコイン(BTC:Bitcoin)の場合1,000BTC以上の保有が1つの基準になっています。 以前は個人の保有者がクジラの主体でしたが、最近では企業や組織などの機関投資家もクジラと見なされるようになりました。

トレーダーがクジラの動きに注目するのは、大口取り引きによって通貨価格に大きな変動が生じるからです。特にクジラが多額の通貨を売却した場合には、その通貨が値崩れを起こす危険性があります。ただし通貨の購入により、逆に価格が上昇するケースもあります。

また彼らが意図的な購入や売却により、市場で価格操作を行う可能性もあります。しかも彼らはいつ、保有する通貨を動かすか分かりません。市場に大きな影響力を持つクジラは、ある意味トレーダーにとって危険な存在と言えるでしょう。

セルフカストディ時代の終焉

かつての仮想通貨は分散型が基本で、セルフカストディが主流でした。ところがアメリカでビットコインやイーサリアム(ETH:Ethereum)のETFが認可されたことで、取り引きの状況は一変しました。

仮想通貨市場への機関投資家の参入が加速し、初期のビットコイン保有者なども、ETFに資産形成の手段を切り替えています。ETFは既存のファンドやレンディングサービスとの連携に優れ、コンプライアンスの枠組みも整備されているため、現在もますます多くの資金が流入しています。

さらにETFの人気を高めたのが、アメリカ証券取引委員会(SEC)によるルール変更です。この変更でSECはビットコインETFで、現物による創出と償還を認めました。その結果投資家はビットコインを現金化するよりも、直接ETFとして保有するようになったのです。

もう1つ重要な点は、ETFでの取り引きには税制面でもメリットがあることです。長期保有者にとっても、通貨の一部を売却して課税に備える必要性が低くなりました。 こうした市場構造の変化により、今後もより多くの資金が仮想通貨市場に流入すると予想されます。

個人のトレーダーも、今まで以上にシビアに市場の動向を見守る必要があるでしょう。

上手なホエールウォッチングの方法

再びクジラの話に戻ります。過去とは比べ物にならない資金が、より頻繁に動くようになったことで、今後の仮想通貨市場では、巨額取り引きによる価格変動のリスクが高まるかもしれません。

自己裁量によって投資をするトレーダーにとって、クジラの動向を常にモニターすることは、自己の資産を守ると同時に、利益拡大のチャンスにもつながります。日々のホエールウォッチングが欠かせないということです。

しかしクジラの動向の真似をすれば、リスク回避と利益確保が可能になるとは限りません。重要なのは、クジラの取り引きパターンを分析することです。

幸い今ではクジラの動向をモニターし、大口取り引きを警告するプラットフォームが数多く機能しており、著名なアナリストも大きな動きがあるとSNSなどで注意喚起してくれます。

クジラの取り引きを追跡して、その正体を特定することや、取り引き後の市場動向などを常に分析することで、事前にリスクを見極めたり、利益につながる投資が可能になったりするかもしれません。

クジラの動きに振り回されるのではなく、日々ホエールウォッチングを楽しみ、クジラの動きを上手に活用しましょう。

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