イーサリアムの上海アップグレード完了!大手取引所が注目する5つのトークン
4月13日にEthereum(イーサリアム)の上海アップデート(シャペラ)が無事完了し、PoSシステム本来の機能が動き始めました。それに伴い、Ethereumと関連性のあるトークンも、今後はより活発に取り引きされることが期待できます。
今回はその中から、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のPoloniex(ポロニエックス)が注目する5つのトークンを紹介します。
※1ドル=133.9円で換算しています。
Yearn.finance(YFI)
Yearn.finance(ヤーン・ファイナンス)はEthereumベースのレンディング・プロトコルです。その特徴はイールド・アグリゲーターであることで、個人投資家やDAOを中心に人気が高まっています。
イールド・アグリゲーターの「Vaults(金庫)」は、預け入れたトークンをもとに、自動的に最適な投資先を見つけてくれるシステムです。そのためDeFiに関する高度な知識がなくても、低コストで資産運用を始めることができます。
ガバナンス・トークンは「YFI」で、独自の投票システムや、セキュリティ性の高いマルチシグニチャー・ウォレットを採用しています。
Polygon(MATIC)
Polygon(ポリゴン)は、Ethereumのスケーラビリティ改善のために開発された、他のブロックチェーンとの相互運用性が高いエコシステムです。PoSのサイドチェーンを利用することにより、Ethereumの拡張性を高めることができます。
EVM(Ethereumバーチャルマシン)とも互換性があり、低コストで処理能力の高いdApps(分散型アプリ)の開発を可能にしています。ネイティブ・トークンの「MATIC」は、ステーキングやプラットフォーム使用料の支払い等を通じて、安定的なネットワーク構築を支えています。
Optimism(OP)
Optimism(オプティミズム)は、Ethereumのレイヤー2プロジェクトで、「Optimistic Rollup」というロールアップ技術(オフチェーン処理)を活用し、Ethereumの手数料とスケーラビリティ問題を改善しています。
レイヤー2のOptimism上で処理されたトランザクションは、小さくまとめられてからメインネットのEthereumに送られることで、処理能力や手数料の問題が解消される仕組みです。
ネイティブ・トークンの「OP」により、ユーザーはOptimismのガバナンス・システム「Optimism Collective」にアクセスでき、重要な決定への投票権などを手に入れることができます。
Near(NEAR)
Near(ニアー)は他のプロトコルとは異なり、独自のレイヤー1ブロックチェーンで稼働しています。データベースを分割してスケーラビリティを拡張する、「Nightshade」と呼ばれるシャーディング技術を採用しています。
「Nightshade」は、Ethereumが今後のアップデートで導入を目指している技術です。
またNearは「Rainbow Bridge」という機能により、異なるブロックチェーンとの間で、非常に高い相互運用性を可能にしています。この機能は、開発者のプラットフォーム構築を容易にするという役割も果たします。
ネイティブ・トークンの「NEAR」は、プラットフォームの手数料としても使われ、ステーキングすることでガバナンス・システムに参加することも可能になります。
Lido(LDO)
Lido(リド)は、リキッドステーキングの最大手プロトコルであり、Ethereumのステーキング総額の約30%をLidoが管理しています。リキッドステーキングとは、PoSで預け入れてロックされた状態でも、トークンを自由に使える流動的な仕組みのことです。
LidoではEthereumをステーキングすると、ユーザーに同額の価値があるstETHトークンが発行されます。ユーザーはこのstETHをDeFiで利用したり、売却したりして利益を得ることができます。
ネイティブ・トークンの「LDO」は、Lido DAOの管理に使われるほか、ユーザーはガバナンス・システムにも参加できます。
現在Poloniexでは上海アップグレードを記念して、上記の5つとEthereumを含めた、合計11種類のトークンで取り引きを行うと、総額30万USDT(約4,000万円)が当たるキャンペーンを実施中です。
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