上海アップグレード後のイーサリアム!アナリストも驚く予想外の展開に

上海アップグレード後のイーサリアム

4月12日の上海アップグレード(Shapella:シャペラ)を経て、Ethereum(イーサリアム)ネットワークは無事にPoS(プルーフ・オブ・ステイク)に移行しました。

事前の予測では、引き出しが増加して価格が下がるという意見がありましたが、アップグレード後の展開は意外なものでした。その結果を受けて、現在暗号資産(仮想通貨)アナリストの意見も大きく分かれています。

※1ドル=136.6円で換算

事前の予想を覆した値上がり

イーサリアムネットワーク

Ethereum(ETH)は上海アップグレード後、予想外の値上がりを見せて11ヶ月ぶりに2,100ドル(約28万7,000円)を突破しました。

それから約半月を経て、多くのユーザーが自己保有資産にアクセスするようになり、やや値を下げて2,000ドル(約27万3,000円)を下回るレベルで推移しています。

オンチェーン分析サイトのCryptoQuant(クリプトクワント)のデータによると、上海アップグレード後の4日間で1,101,079ETHが仮想通貨取引所に預け入れされ、一方で921,579ETHが引き出されました。

預け入れのほうが179,500ETHほど多く、これは4日間の総計では過去最高です。常に当てはまるケースではないものの、多額の資産が取引所に流入することは、投資家が売りを準備する指標であり、仮想通貨の価格が下がる要因でもあります。

ステーキングが増えるという予測

上海アップグレードにより、バリデータはマージ・アップデート後初めて、ステーキングした自己資産にアクセスできるようになりました。

Ethereumのネットワークには、およそ360億ドル(約4兆9,200億円)に相当する1,800万ETHがステーキングされていましたが、そこにバリデータがアクセスできるようになると、価格下落が起こるという予測を多くのアナリストが支持していました。

ところが、いざフタを開けてみると反対の値動きが生じ、Ethereumは11ヶ月ぶりに2,100ドルを超えたのです。

その後多くの投資家が仮想通貨取引所に預け入れをし、Ethereumの価格が2,000ドルを切ったことで、多くの人は弱気トレンドへの移行を予測するかもしれません。しかしこの状況でも、より多くの資産が長期的にステーキングされると見るアナリストもいます。

引き出しが増えるという予測

上海アップグレード後の値上がりを受けて、ユーザーはさまざまなプラットフォームを通じてEthereumを売りに出しました。その中で取引所Coinbase(コインベース)は、2,800万ドル(約38億2,500万円)という売りオーダーを記録しています。

一方で法的な問題により、取引所Kraken(クラーケン)は米国証券取引委員会(SEC)に3,000万ドル(約41億円)の和解金を支払い、ステーキング・サービスから撤退することを表明しました。

また現在Krakenではステーキング解除を順次進めており、Ethereumの全引き出し要求のうち約60%をKrakenのユーザーが占めています。

デジタル資産市場調査プラットフォームのKaiko(カイコ)によると、Binance(バイナンス)も現在ユーザーの引き出し要求に対処しており、4月19日からはステーキングされたEthereumの引き出し処理を始めたようです。

Kaikoはこうした各取引所の動きから、今後さらに売り圧力が強まる可能性があることを指摘しています。

供給面での活動が低下するEthereum

仮想通貨市場データプロバイダーのGlassnode(グラスノード)によれば、Ethereumの活動は長期的に低下していて、直近6~12ヶ月の供給量は4月29日には14,658,958ETHにまで落ち込み、翌30日には14,658,650ETHへとさらに下落したということです。

さまざまな要因が複雑に絡み合い、Ethereumの今後の動向に関しては、アナリストの間でも意見が大きく分かれています。投資家も戦略を立てることができず、市場で何らかの動きがあるまでは、しばらく静観することになるでしょう。

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