【メタファー】メタスコアと評価評判・レビュー
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メタファーリファンタジオのメタスコアと評価評判・レビューを記載しています。シナリオの傾向、プレイ時間、ゲームシステムなどを記載しているので、購入前の参考にしてください。
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ストーリー攻略チャート | アーキタイプ一覧 |
クリア時間の目安 | ゲームシステムの解説 |
メタファーの評価
総合評価 | ||
---|---|---|
9.0 / 10 点 | ||
ストーリー | キャラクター | グラフィック |
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
システム | 音楽 | UI |
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
メタファーはストーリー、キャラクター、UIなど多くの項目において高水準な作品です。ペルソナシリーズの主要スタッフ謹製ということもあり、多くの部分でペルソナシリーズとの類似点がありますが、ストーリーの繋がりはないためペルソナ未プレイでも問題なく遊ぶことができます。
メタファーのレビュー
ペルソナ系譜のファンタジーRPG
メタファーは、バトルシステム、コミュシステム、カレンダー制等のゲームシステム全般、魔法の名称において、ペルソナシリーズと多くのシステムが共通しているRPGです。
ゲームのおおまかな流れ
- シナリオ上の目標が提示される
↓
スケジュール内でサブクエ、賞金首、キャラとの関係性を深める等でパーティ強化
↓
目標となるダンジョン・ボスを攻略
ペルソナと異なるのは、「舞台がファンタジー世界」「合体がない代わりにアーキタイプ(ジョブ)システムを採用している」という点です。
シナリオ及び世界観はペルソナから完全に独立しており、ペルソナシリーズの精神的続編でありつつ完全新作でもあるという立ち位置です。
難易度ノーマルでのクリアタイムは70時間ほど
筆者の場合、たっぷり寄り道をして、テキストも読み込んだ上で、およそ70時間ほどでエンディングを迎えました。
育成や裏ボス討伐等のやり込みを加えても+10時間ほどなので、一般的なJRPGと同程度のボリュームです。
裏ボスを倒した後は難易度を上げて周回くらいしかやることが無いので、基本的にはメインストーリーをクリアすることが最大の目標になるタイプの作品です。
選挙&ロードムービーが軸のシナリオ
本作では様々な景観の場所を仲間と訪れる キャラによって旅路での料理イベントも多種多様本作は「選挙」がシナリオの大部分を占めています。
無名の状態から王候補に名乗りをあげた主人公は、選挙において支持を得るために各地へと旅をし、その中で仲間を得ながら、国を覆う不安と向き合い、世界の真相、自身の出生を知っていき、時に他の候補者と対決、あるいは共闘をしていく……というのが物語の大まかな流れです。
選挙という変わり種を軸に据えながらも、描かれるのは王道のファンタジーモノで、剣と魔法、多種族、古代文明、階級や種族間の問題など、ファンタジーのお約束とも言える要素は一通り内包されており、それらが選挙を通してシナリオでもしっかり役割を持っているため、単なるファンタジー版ペルソナではなくメタファーという独立した世界観の形成に成功しています。
旅の過程では仲間との何気ない会話、食事、睡眠、掃除、といった日常の描写も多く、ロードムービー的な色合いが強めです。別作品を例にするなら、ラピュタでパズーとシータが海賊と行動を共にしているあたりの雰囲気に近いため、そういった描写が好きなのであればガッツリハマれます。
ペルソナシリーズの特徴であるカレンダーシステムは、ファンタジーRPGにおける「旅」という要素をゲーム体験としてリアルなものに昇華させており、このシステムに新たな可能性を感じさせる仕上がりでした。
王を目指す主人公とその仲間達というストーリーは過去にもいくつかのゲームシナリオで存在しましたが、メタファーはそういったストーリーの中でも最も魅力的な出来栄えでした。
また、ペルソナ6ではなくメタファーという新作である事に明確な意義があるシナリオなので、ペルソナシリーズに飽き始めている人ほど楽しめるでしょう。
政治色は薄いがメッセージ性は強め
選挙をテーマにしているだけあって、主人公と候補者達はそれぞれ異なる主張を掲げており、物語中では登場人物達が演説と論戦を幾度となく繰り広げます。非現実な主張、極端な思想、既得権益重視の政策、泡沫候補達、熱狂しすぎる支持者達……といったように、我々が現実の選挙においてもしばしば目にする光景が本作では描かれます。
が、ことさらに物語として政治色が強いというわけではありません。JRPGで幾度なく描かれてきた内容を選挙という形で整理したという程度に留まっており、「ライターのポリティカルな主張が前に出すぎている」という類のシナリオになっていないのは、絶妙なバランス感覚と言えます。
一方で、メッセージ性、とりわけ終盤における主張は強めです。「選挙」はあくまでも物語を構成する上での手段に過ぎず、本作における真のメッセージは「現実と空想の関係性」というまさにメタ的なところにあります。
それはゲーム世界をひっくり返して台無しにしてしまう類のものではなく、「空想からもらった活力で現実を生きようぜ!」という非常にポジティブかつ建設的な想いからくるもので、主張をしっかり描きながらも後味の良い物語となっています。
気持ちの良い性格をしたパーティメンバー達
ゲテモノ食いの女騎士ヒュルケンベルグメタファーに登場するパーティメンバー達は、ペルソナシリーズに比べるとRPGの人物としては没個性的なキャラクターデザインとも言えますが、どのキャラも物語を通して魅力をしっかり描けているため、筆者の場合、最終的には全員好きになれていました。
筆者の推しはヒュルケンベルグと、あともう一人いるのですが、ネタバレになるためもう一人に関してはここでは触れないでおきましょう。
全て異なる種族で構成されたパーティは、どのキャラも性格と背景がハッキリとしており、基本的に前向きで主人公に対して肯定的なため、掛け合いも安心して見ていられます。
一方で、ペルソナシリーズのように言動のクセが強いキャラはいないため、そういったキャラからの刺激を求めていると物足りなく感じる部分はあるかもしれません。
プレスターン制のコマンドバトル
メタファーの戦闘システムは、アトラス作品ではおなじみのプレスターン制を採用しています。
一般的なターン制コマンドバトルの中に、「有利になる行動をとるとさらに有利になる」仕組みが取り入れられており、「弱点属性で攻撃する」「敵の攻撃を回避する」といった有利行動によって、行動が追加されていきます。
「やられる前にやれ」という傾向が強めのシステムなので、アグレッシブなコマンドバトルを楽しめます。
難易度は「他のカレー屋の辛口がウチの普通だよ」といった具合にやや辛め。ノーマルでプレイしていてもクリアまでに何度か全滅をし、戦闘中に最初からやり直せるリトライ機能は何回使ったか覚えていないほどです。さらに、ゲーム自体を再起動して編成の組み直しまで必要になった場面も何度かありました。
編成が需要なアーキタイプ(ジョブ)システム
メタファーでは、各キャラに「アーキタイプ」と呼ばれる英雄の似姿を自由に設定することができます。
アーキタイプは物理アタッカー、魔法アタッカー、ヒーラー、タンクといったロールのような枠組みに大別でき、派生含めて40種以上のアーキタイプが用意されています。
各アーキタイプを育てることで習得できるスキルは他のアーキタイプに継承でき、特定のアーキタイプを一定のレベルまで上げると上位のアーキタイプが解放されるという仕組みです。
端的に言えば、FFシリーズの「ジョブ」にかなり近い触り心地です。
敵の特性とアーキタイプの得手不得手を把握しておくことが常に求められるゲームバランスとなっているため、アーキタイプの組み合わせに基づいたパーティ編成が非常に重要です。
キャラクターとの出会いでアーキタイプが増える
アーキタイプは、ゲームを進めていく中でパーティーメンバー、あるいはNPCと出会い、絆を深めていくことでアーキタイプに目覚めるという設定の下、新たなアーキタイプが増えていきます。
アーキタイプの追加という大きな報酬が各キャラと密接な関係にあり、各キャラの精神性と存在感がプレイ体験として大きなものとなっているゲーム構造を打ち出してきたのは、さすがはアトラスと言ったところ。
スケジュール形式のゲーム進行
本作では、アトラス作品の多くがそうであったように、日付と時間の概念が存在します。
「◯月×日に敵地に突入するので、それまでに準備をしよう」という形で目標が設定され、さらにその準備期間中に起こるサブイベントでも納期のようにスケジュールの小目標が設けられています。
プレイヤーは、スケジュールを確認しながら、その期間でどのアーキタイプを育てるか、どのダンジョンを攻略するか、誰との関係性を深めるか、といった選択を都度していく必要があります。とはいえ、エンディングまでに全ダンジョン攻略、全要素を最大値まで上げる事が余裕を持って可能なスケジュールとなっており、ゲーム体験が日程によってガチガチに縛られるというわけではありません。
目標となる敵の弱点や特性は酒場にいる情報屋から事前に知ることができるため、「目標の敵は炎が弱点だから炎属性を使えるアーキタイプを育てていこう」といった意思決定ができるほか、同タイミングで他のプレイヤーがどういう行動をしたか、どういうパーティーを組んでいたかをゲーム内で閲覧できます。
スタイリッシュなUI
アトラス作品の大きな特徴であるスタイリッシュなUIは、メタファーでもしっかり用意されています。タイポグラフィを強く意識したデザインによって、UIから視覚的な楽しさを味わえます。
ペルソナ5よりさらに尖ったデザインをしていますが、「おしゃれすぎて使いにくい」となるギリギリ手前といった使い心地。
むしろ、デザイン的には尖っていない部分のUIで、カーソルの初期位置や階層設定の問題で使いにくさを感じる場面がいくつかありました。
独創的なモンスターデザイン
本作では、ファンタジーモノでは定番な狼や怪鳥といったモンスター、敵対する人物のほかに、"ニンゲン"と呼ばれる異形が敵として登場します。
中でも異質なのが、独創的なデザインのニンゲン。
名前の通り人間から派生したような不気味な外見を持つ彼らは、強敵としてプレイヤーの前に立ちはだかります。
中世の世界観+60年代ロンドンファッション
メタファーの舞台となるのは、中世の中に機械文明のあるファンタジー世界です。メタファーの世界では、様々な種族が登場し、各種族は人の持つ様々な価値観を暗喩的なモデルにしています。
また、本作のビジュアルに個性をもたらしているのは、その世界に生きる人物達が60年代ロンドンファッションに身を包んでいる点であり、アトラス作品特有のセンスは本作でも遺憾なく発揮されています。
通常戦闘曲が秀逸
本作のBGMは全てが秀逸……というほどではないものの、戦闘BGM、特に通常戦闘曲は神がかり的な出来です。
ニンゲンという異形の存在と戦う不気味な雰囲気を御経のようなボーカルで表現しつつ、サビでの盛り上がりはまさに王たらんとする者の堂々たる戦いに相応しく、プレイ中に最も長時間聴く曲でありながら最後まで全く飽きることがありませんでした。
これまでJRPGの戦闘曲では数々の名曲が生まれてきましたが、メタファーの通常戦闘曲も、間違いなくそういった名曲の1つとしてプレイヤーの記憶に残り続けるでしょう。
気になった点
多くの部分で及第点以上のクオリティを持った本作ですが、いくつか気になった点もありました。
フィールドアクションの操作性が悪い
本作の戦闘は基本的にコマンドバトルで進行しますが、エンカウント前にフィールド上で敵に対してアクションゲームのように攻撃してひるませる事で、優位な状況でコマンドバトルを始められるシステムが採用されています。
このフィールドアクションの操作性が悪く、アクションを要求せずに1発殴ったら即有利戦闘でいいのでは……と感じました。
グラフィックは低水準
メタファーは、キャラの衣装やUIといったデザイン面は非常に優れている一方で、ゲーム内モデルのクオリティは昨今のスマートフォンゲームと比較しても、高い水準にあるとは言えない出来です。モーションも現行世代のゲームとしてはかなり低いクオリティ。
高品質な「ビジュアル」に対して「グラフィック」という点ではペルソナ5からあまり進化を感じられませんでした。
戦闘のリトライ機能が中途半端
本作の戦闘において、属性相性が戦況に与える影響は非常に大きく、相手が無効・吸収・反射できる攻撃を使ってしまうと、一気に相手のターンに変わって壊滅的な状況に陥ります。その保険として、戦闘を最初からやり直せるリトライ機能がありますが、この機能は相手のターン中に使えないほか、戦闘開始前に戻ることはできないため、編成を組み直すことができません。
属性の都合で構成的に詰んでいる場合は、ゲーム自体を終了して再起動するしかなくなります。特にシナリオの流れでイベントからシームレス戦うボスに関しては、かなりの時間戻ることになってしまいます。
アニメーションのクオリティがいまひとつ
物語が大きく動く場面では、いわゆるムービー形式でのアニメで物語が進行します。
序盤は特にこのアニメの挿入頻度がかなり高く、コントローラーを置く時間は多いものの、中盤以降は物語が大きく動く場面のみに限定されていきます。
クオリティ自体は昨今のテレビアニメと比較してあまり出来が良くないため、アニメを期待してプレイする作品ではないということは主張しておきます。
アーキタイプが最終的に一択になる
様々な種類のアーキタイプ(ジョブ)が登場する本作ですが、終盤で履修できる各キャラ固有のアーキタイプが強すぎるため、結局その固有アーキタイプ一択のバランスとなっています。
周回プレイでもボスの弱点の都合で育てるアーキタイプの種類が縛られており、違ったプレイ体験が生まれにくいのはジョブシステムの良さを活かしきれていないと感じました。
敵とダンジョンの種類が少ない
本作ではストーリー外の部分で「賞金首」「依頼」という形でダンジョン攻略とボス討伐に挑戦できますが、登場するボスの種類とダンジョンのパターンは少なめです。
中盤以降は既に見たタイプのボス、同じ外観のダンジョンが増え、旅の中で訪れる特徴的な場所の大半はイラスト+テキスト会話のみで終わってしまうため、大作RPG感は希薄です。
総評
率直に言って名作です。
システム部分やグラフィック等、主に技術的な部分でいくつか気になる点はあったものの、シナリオ、世界観、キャラクターによるプラスが大きく、JRPGというジャンルにおいては名作だと断言できます。
面白いかどうかで言えば確実に面白いゲームですが、それ以上に、エンディングを見終えた後に「このゲーム好きだなぁ」と思える作品でした。
続編・DLC・完全版はあるか?
結論から言うと、あってもおかしくはないが物語は綺麗に完結している、といったところです。
作中での謎、伏線等は全て回収し、各キャラのエピソードは決着しており、物語全体もしっかり着地できています。
とはいえ、パーティに入りそうで入らなかったキャラ、ダンジョンとして登場しそうでさらっと流された場所等、余白はあるため、DLCや完全版はあっても不思議ではないでしょう。
メタファーはこんな人におすすめ
- アトラスのゲームが好きな人
- 歯ごたえのあるコマンドバトルを遊びたい人
- 腰を据えてJRPGを遊びたい人
- ビジュアルに惹かれた人
メタファーは、アトラスの代表作である女神転生シリーズ、ペルソナシリーズからは独立したIPですが、全体的なゲームデザインはそれらの流れを汲んでおり、特にペルソナ3~5が好きなのであれば今作も問題なく楽しめるでしょう。
また、コマンドバトルとしても戦略性がしっかり備わっているので、コマンドバトル自体が好きな人にもおすすめです。
RPGとしてのゲーム部分は素直な作りなので、単純にJRPGをがっつり遊びたいという人にもおすすめできます。
メタファーのメタスコアと他作品との比較
メタスコアは94点
PS5 | XBOX | PC | PS4 |
---|---|---|---|
94点 | 92点 | 92点 | 未発表 |
2024年10月21日時点で、メタファーのメタスコアは94点、ユーザースコアは9.2とかなりの高評価です。PS5版が最も点数が高いですが、XBOX版とPC版も変わらず高い点数を獲得しています。
※出典:https://www.metacritic.com/game/metaphor-refantazio/
ATLUSの類似作品のメタスコア一覧
タイトル | 点数 | 発売日 |
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真・女神転生Ⅴ Vengeance |
87 | 2024/6/14 |
ペルソナ3 リロード | 87 | 2024/2/2 |
ペルソナ4ザ・ゴールデン リマスター版 |
87 | 2023/1/19 |
ペルソナ5 ザ・ロイヤル | 95 | 2022/10/21 |
直近のアトラスの類似作品と比べても、メタファーは評価が高いです。大ヒット作のペルソナ5 ザ・ロイヤルと近い点数を獲得しているため、アトラス作品の中でも会心の出来と言えるでしょう。
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