【メギド72】ステージと観客、そしてゲームが一体となり盛り上がった「メギド72」初の単独コンサートをレポート
メギド72初の単独コンサート開催
「日本ゲーム大賞2019」優秀賞、初の音楽作品発売と勢いに乗るRPG「メギド72」。そんなメギド72初の単独コンサート「メギド72 THE CONCERT ~新年の宴~ presented by ファミ通」(略称:メギコン)が、2020年1月4日(土)、ヒューリックホール東京にて開催された。
朝霧友陽さん(カスピエル役)、鈴木裕斗さん(インキュバス役)、高橋広樹さん(メフィスト役)が進行を務め、エルプシャフト音楽団による演奏のもと、ゲストとして生田善子さん(アスモデウス役)、宮下栄治さん(ベリト役)も登場したコンサートの様子をお届けする。
ファン待望のコンサート開催に、チケットは昼夜2公演ともSOLD OUT。東名阪でのパブリックビューイング開催やWEB配信も行われた。会場では宮前Pによるお出迎えやファン有志によるフラワースタンドの数々も目を引く。
いざ、開演!
コンサートは定刻を迎え、ヒューリックホール東京にエルプシャフト音楽団の面々が登場。メギド72のメインテーマ「ソロモン王の伝説」で幕を開け、会場に集ったソロモン王たちの心を問答無用で揺さぶった。
3曲目ではメフィスト/インキュバス/カスピエルの声優トリオが登場し、2019年のメギドを代表する曲「俺らイケメン」を熱唱した。
最大級の親しみを込めて「三馬鹿」と呼ばれる人気キャラの担当声優が初めて勢揃いする機会とあって、お馴染みの「SAKE」コールで会場のボルテージは最高潮に。
合間に挟まれる生アフレコもファン垂涎もの。インキュバス役の鈴木裕斗からは、この日の流れを決定づける「観客総フォトン」発言も飛び出した。(「死んだ人間はフォトンとなり、大地へ還る」という設定から、作中では死者を指すことが多い)
突然「インキュバスの女になれなかったやつ」「カスピエルの女になれなかったやつ」「メフィストとギャンブルで勝負したかったやつ」に三分化されどよめく場内をよそに、軽妙な掛け合いが繰り広げられた。
愛すべき三馬鹿の集いにアスモデウスが加わり、混沌とする場内。動揺する三馬鹿をよそに、アスモデウス役の生田善子さんが「混沌より愛をこめて」を熱唱。作中屈指の「エモい」戦闘曲の後には「龍虎激突」「Encounter」と人気の戦闘曲が続く。
アスモデウスが去った酒場には、入れ替わりでベリト役の宮下栄治さんが登場。「永遠意光~Twilight」をしっとりと響かせる。
「俺様」なベリトが友を見送る際の本心を綴ったこの曲には根強いファンが多く、披露後もすすり泣く声がそこかしこから聞こえた。
再度アスモデウスも酒場に加わり、登場キャスト全員でこれからの戦いへの決意を新たに宴は幕を閉じた。
と思ったのも束の間、フラウロスの代名詞「クズ」を連呼する曲「Lovable Debris!」のサプライズ披露で、動揺を隠せない場内。アンコールの手拍子が始まる。
アンコールではシークレットゲストも
アンコールではシークレットゲストのバトリ勝悟さん(ヒュトギン役)、関根明良さん(アイム/シトリー役)が登場。フラウロス役の宮下栄治さんも加わり、ハイドロボム使いのメギドたちが歌う「カタチを成す想い」を披露した。
この曲最大の見せ場、鮮やかな乱入から繰り広げられるシトリーのラップパートでは、悲鳴にも似た歓声が上がった。
コンサートの最後には出演キャストが勢揃いし、会場を巻き込んだ「メギド72」の大合唱で締めくくられた。
「リンゴを握り潰すアスモデウス」「先立たれる辛さを思い出して涙するカスピエル」など、プレイヤーが思わず反応してしまいそうな小ネタがふんだんに盛り込まれ、終始温かい雰囲気で進んだコンサート。
ステージ上ではお馴染みのメギド達が躍動し、フォトンと化した観客はヴァイガルドの一部に溶け込み、大量のチャージフォトンが揺れ踊る。文字通り演者と観客、そしてゲームが一体となり盛り上がった1日となった。
セットリスト
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