【FF7リバース】エンディング考察
FF7リバース(ファイナルファンタジー7リバース)のエンディング考察記事です。エアリスの生死、分岐世界の設定、黒マテリア等について考察しています。
※当記事では、FF7リバース本編のエンディングに関するネタバレが記載されています。本編未クリアの場合は、クリア後に読むことを推奨します。
エアリスは結局どうなった?
結論から言うと、「エアリスが死んだ正史の世界」と「エアリスが生存した分岐の世界」が存在することになり、クラウドは両方の世界に属してしまっているというのが、エンディングの意味するところだろ思われます。
ここからは、便宜上エアリスが死んだ世界を正史世界、エアリスが生存した世界を分岐世界Aと呼称します。
正宗を弾いたシーンの意味
エアリスに向けられた正宗をクラウドは確かに防いでいます。が、直後にエアリスは正宗に貫かれて血を流して倒れてしまいました。その後はエアリスが血を流している状態とそうでない状態、周りに他のメンバーがいる状態とそうでない状態がスクランブルのように示されます。
その際、世界の分岐を示唆する光が発生する中で、ジェノバ細胞による記憶の生成・改竄が起きる時に生じるノイズが幾度となくクラウドを襲っています。ノイズで断片的に見える世界でクラウドの口の動きをよく見ると、原作での「指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が熱いんだ。」という台詞を言っていることがわかります。
恐らくここで、「分岐世界A」が発生すると同時に、クラウドは「分岐世界A」と「正史世界」の両方に属しているという、特殊な状況が発生しているものと思わます。
また、クラウドは水葬後にエアリスの死を悲しむ他のメンバーとは違い、あまり感情的になっていません。水葬シーン自体がカットされたのも、クラウドが知覚する世界ではエアリスはある意味では生きているので、描写の必要がなかったのかもしれません。
以上のことから、エンディングでクラウドが見ているエアリスは、生存した世界のエアリスだと思われます。ただし、クラウドの精神は分岐世界A
最後のやり取りから見るに、分岐世界Aでは「ホーリーを発動するために」
結果、クラウドはジェノバの影響で記憶が混濁している上に別世界が見えてしまっているという、原作以上にヤバイ状態に陥っています……。
No Promises Await at Journey's Endの意味
スタッフロール前に示される上記の英文は、直訳すると「旅の終わりに待つ約束は無い」となる。
約束とはこの文章が挿入される直前のクラウドとエアリスの会話にあった「何かあったらのろしを上げる」「セフィロスを探し出して倒す」といった内容のことか、もしくは約束をした二人自体を指していると推測されます。
つまり、クラウドとエアリスは最終作で再会しないということの暗示になっていると考えられます。
空の意味
クラウドが見る空には分岐した世界特有の破滅の予兆?の光の帯が発生していますが、バレットが見る空は平常でした。この事からも、クラウドが分岐世界が見えている状態にあることが窺えます。
異なる世界に同時に存在・認識している人物は、クラウドの他には、セフィロス、そしてエアリスも該当するものと思われます。前作ラストの「空、きらいだな」というエアリスの台詞は、光の帯が見えている、もしくは光の帯の存在を知っている事を示唆したものであると、リバースクリア後なら合点がいきます。
セフィロスは、リバースセフィロス戦が複数世界を跨いでいたほか、ライブラ画面のテキストで「多元世界を貫き、分断された時空を統合するもの」と明記されているため、セフィロスは単独で同時に複数世界に存在している状態です。
なぜクラウドの世界は混ざったのか
まずは、クラウドと他のメンバーとの違いを列挙してみましょう。
- ・魔晄を浴びている
- ・ジェノバ細胞を宿している
- ・忘らるる都で運命の壁を越えている
例外としてティファはゴンガガ魔晄炉でライフストリームに落ちており、軽度ではあるものの魔晄を浴びた経験があります。そのせいか、忘らるる都で世界が分岐した直後はクラウド同様に世界が混在している状態でしたが、すぐに収まっています。
クラウド以外に認識している世界が混ざっている、エアリス、セフィロスとの共通点は、ざっくり言えば「ライフストリームと強い関わりがある」ということです。クラウドとセフィロスは魔晄を長時間浴びており、エアリスはセトラなのでライフストリームと直接的に関わる事ができます。
認識している世界が混ざる正確な条件は不明ですが、ライフストリーム、ジェノバ細胞、運命の壁のそれぞれが関わっており、特にライフストリームの影響が大きい可能性が高いです。
ザックスについて
ザックスはクラウド同様に長時間魔晄を浴びているほか、ジェノバ細胞も有しているため、条件はクラウド・セフィロスとほとんど同じです。
そのせいか、クラウドとは違った形で別世界と関わりを持てる状態にあるようで、終盤ではクラウドの世界と一時的に混ざっていました。
クラウドはなぜ黒マテリアを持っていた?
エンディングのラストで、クラウドはセフィロスに渡したはずの黒マテリアを持っていました。
まず、原作の黒マテリアとリメイクシリーズにおける黒マテリアの違いを整理してみましょう。
原作 | リメイク | |
---|---|---|
機能 | メテオを呼ぶ | メテオを呼ぶ |
出自 | ギ族 | 古代種 |
在り処 | 古代種の神殿 | 世界の狭間 |
今作で古代種の神殿で登場した黒マテリアは偽物であり、セフィロス曰く「世界の狭間に隠された本物の黒マテリアの鍵」という設定に変わっています。
クラウドがセフィロスに渡したのはあくまでも鍵でしかない偽物です。そもそもセフィロスは所持していた黒マテリア(鍵)を、わざわざ一度クラウドに渡してから再び渡すように指示するという不自然なやり取りがありました。
このやり取りに関しては正直言って全くわかりません。お手上げです。
何か良い考察がある方は、コメント欄でぜひ教えてください。
話をエンディングに移しましょう。
問題は、持っているはずのない黒マテリアらしきものをクラウドが持っていた事です。
ここで重要になるのが、「本物は世界の狭間に隠されている」というセフィロスの言葉です。
「世界の狭間」とは何か。現時点では憶測の粋を出ませんが、「クラウドが見ている混ざった状態の世界」こそが世界の狭間であるとも考えられます。
つまり、ラストでクラウドが手にしていた黒マテリアこそが、本物の黒マテリアかもしれません。
本物の黒マテリアを持っていないと原作の展開にならない
さらにメタ読みをするなら、「リメイクシリーズは大筋では原作と同じになる」と開発インタビューでは何度も話されています。原作ではこの後、北の大空洞でクラウドがセフィロスに黒マテリアを渡すシーンがあるため、リバース終了時点で本来であればクラウド達は黒マテリアを所持していないと原作の展開にはなりません。
この事からも、エンディングでクラウドが持っていた黒マテリアは本物であると考えられます。
エアリスに渡された無色のマテリアとは別?
エンディングにおいて、クラウドはエアリスに渡された透明なマテリアを眺めています。これは白マテリアをエアリスに返した後に再びエアリスから渡された際に白色が消えて透明になったものですが、恐らくホーリーとしての機能を失った抜け殻の状態にあると思われます。
エンディングの描写を見ると、この透明なマテリアが黒マテリアに変質したようにも見えますが、よ~く見比べるとサイズが全然違います。そのため、クラウドは無色のマテリアとは別に黒マテリアを手にして、リバースの物語が終わった……と考えられます。
セフィロスの目的って結局何?
現時点で判明しているのは、「世界の分岐によって星が滅ぶのを防いで生き残ること」。ただし手段を選ばないため、エアリスとは対立関係にある、といったところです。世界を分岐させるよりは統合させる方向で動いているようです。
分岐世界のメカニズム
作中でセフィロスがクラウドに伝えた世界の仕組みに関する内容は、以下の通り。
- ・分岐した世界はいずれ消える
- ・消えた世界は星に帰り、星の命を繋ぐ
- ・世界はリユニオンする
この事から、世界の分岐にはライフストリームが消費され、分岐世界が消滅することでライフストリームは元に戻るという仕組みになっていると考えられます。
原作におけるセフィロスの目的は「メテオで星に大きな傷をつけて、修復のために集まるライフストリームを自身のものにして星を支配すること」でした。そのため、セフィロスにとって世界が分岐し続けることは自身のものにするはずのライフストリームが散逸してしまうのと同じなので、分岐世界をライフストリームに還元させるというのが、目下の行動理由となっているのでしょう。
まとめ
- ①エアリスが死んだ世界と生存した世界に分岐した
- ②クラウドは両方の世界の狭間にいる
- ③セフィロスは世界を統合させる目的で動いている
- ④クラウドが最後に持っていた黒マテリアは本物
以上で、終盤とエンディングに関する考察を終わります。FF7リバースにはまだまだ考察の余地があると思うので、「ここの解釈はこうじゃないか?」「こういう可能性もあるのでは?」等、ぜひコメントに書き込んでみてください!
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