【FFBE】FF5小ネタ集
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)で開催中のFF5イベントに合わせて、FF5の小ネタ集です。当時を懐かしむ方にも、これからプレイしようと思う方にもおすすめです。
FF5小ネタ集
現在FF5イベントが開催中です。原作のバリアの塔は中々に高難度ダンジョンでしたね。息をするようにコメットばっかり撃ってくるもんだから、あえて戦闘不能者を放置して敵のコメット頻度を下げるというのが王道の戦略でした。
さて、今回は開催中のFF5イベントに合わせて原作の小ネタ集です。かつてプレイした方や、これを機会にもう一度やりたくなった方にも伝わるようコアなネタを集めてみました。
FF5のネタバレを含みます。ストーリーの話はあんまりしませんけどね。
①ケアルガがなかったら?
エクスデスとの死闘を終え、今にも命が潰えそうなガラフ。それを見たバッツがケアルガと唱え、レナがレイズを唱え、ファリスがフェニックスの尾とエリクサーを使用します。しかし仲間達の健闘虚しくガラフは回復せず、その生涯を終えることになるのでした。
さてこのシーン、実は該当する魔法やアイテムを入手していない場合でもセリフは変わりません。バッツは習得していないケアルガを唱えるフリをすることとなります。緊急事態に何やってんだとか言ってはいけない。SFCの容量だよ。
普通に進めていればこのシーンにたどり着く前にケアルガを購入していると思われますが……。ケアルガ強いしね。ちなみにイベント終了後にエリクサーが1つ減ってるということもありませんので安心してください。
スマホ版の事情
こちらはスマホ版FF5の同じシーンの映像です。スマホ版では「ケアルガ!」のシーンでバッツが両手を上げて唱えるようなモーションを取ります。ファリスやレナも同様ですね。
しかしそのモーションのままガラフが死んでしまうため、ガラフの亡骸の前でバンザイしているように見えてしまうというもの。クルルだけ膝をついているのが哀愁を誘います。
②ギルガメッシュ生存ルート
ネクロフォビア戦にギルガメッシュが駆けつけ、敵だったバッツ達を助けるために自爆をしてネクロフォビアを倒してくれるのはギルガメッシュの見せ場の一つです。敵だった強敵が仲間になる熱いシーンですね。
さて、青魔法の自爆はMPを1使用して発動します。そこで、ギルガメッシュが戦闘に参加してから自爆をするまでの間にMPを0まで削り切るとどうなるのでしょうか?
結論から言うと「MPがたりない!」と表示されて自爆未遂に終わります。しかしイベント的にはネクロフォビアを倒した扱いになり、戦闘が終了します。意気揚々と現れて自爆できずにどっか行くって何このきまずい展開。
生存方法は割とある
まあ、実はギルガメッシュを生き残らせる方法は結構あります。第2世界でギルガメッシュが隠れている宝箱を開けなければネクロフォビア戦に駆けつけてくれませんし、そもそもネクロフォビア戦は回避可能です。
ネクロフォビアを倒すとラスボス直前でセーブポイントが使用可能になるので極力倒すべきですが、必須ではありません。きっとギルガメッシュはバッツから帰り道を聞いた後に本当にそのまま帰るのでしょう。
③モアイの真相
FF5の海底でひっそりと佇むモアイ像。一体何の用途なのか。日本中の子供達の間でその噂はまことしやかに囁かれました。
曰く、全てのジョブをマスターしてモアイ像に行くと前作のジョブ「パラディン」が手に入る。
曰く、オメガと神竜を倒してモアイ像に行くとさらなる真の裏ボスと戦える。これがくんしょうの使い方である。
曰く、今まで一度も逃げずに戦い続けた勇者のみ入れる裏ダンジョンが存在する。モアイ像がその入口である。
数多くの噂が飛び交うもどれも真相には至らない。一体このモアイは何なのか。何故海底に設置されているのか。どうすればこのモアイに関するイベントを起こせるのか。謎が謎を呼び、オメガ攻略以上の難問としてFF5プレイヤーの頭を悩ませたとか悩ませなかったとか。
リメイク版で機能追加
結論から言うと、モアイ像には何の意味もありませんでした。単なる背景の一種に過ぎなかったようです。あるいは、容量不足でイベントが削られたのかもしれませんね。
しかし、GBA版で裏ダンジョンへの入り口として使われるようになりました。エクスデスの前身であるエヌオーとの戦いや、ネクロマンサーなどの新ジョブを手に入れることができます。
今まで出会ったボス達と連続で戦う連戦コンテンツなどもあり、オメガや神竜が可愛く見える程の難関ダンジョンです。次元の狭間をクリアしたら、ぜひこのEXダンジョンに挑戦すべくモアイ像に会いに行きましょう。
④ガラフ復活?
ガラフ生存中に一度も封印城クーザーに入らず話を進め、クルル加入後に初めて封印城クーザーに入ることで発生する小ネタです。
本来ならばガラフ生存中に発生する会話テキストがクルル加入状態で流れるため、クルルが「これは…伝説の封印されし12の武器! 本当にあったのか。」と突然じじい口調になります。なんてこった。
ギードから12の武器の話を聞くとフラグが消滅するため、意識して動かないと中々このセリフは聞けません。スマホ版では修正済み。
⑤かけらに眠る勇者の心
各クリスタルが破壊されると、砕けたクリスタルの欠片がバッツ達に力を貸してくれます。「かけらに眠る勇者の心 ナイト」という風に入手ジョブが表示されると、戦力が増えた感じがしてワクワクしますね。
さて、リメイク版で追加された新ジョブ「ネクロマンサー」だけは表記が異なり「かけらに眠る暗黒の力」となります。勇者の心と暗黒の力、相容れなさそうな関係性がうかがえますね。
もちろん他のジョブ同様、ジョブチェンジして戦い抜くことが可能です。リメイク版だけの特典なので、オリジナル版では扱えない暗黒の力を存分に使いましょう。
⑥エンディング分岐
FF5はラスボスにとどめを刺した時点の戦闘不能者によってエンディングの内容が微妙に変化するマルチエンディング式を採用しています。FF6に比べれば大した変化ではありませんがね。
戦闘不能者は次元の狭間から脱出できずに行方不明という扱いになり、生存者が行方不明者を気にかけるような内容に変化します。また、シドとミドに手紙を書く人物は生存者の中から選ばれます。
手紙の内容はバッツが書くパターンが7種類。レナが4種類。ファリスとクルルが2種類ずつ。全員生存の場合はクルルが手紙を書きます。
一人称の変化
基本的にエンディングの流れは変わりません。生き残ったメンバーがシドとミドに近況報告の手紙を書き、それによって平和な日常を謳歌している様子がうかがえるというものです。この時、手紙の筆者によって視点が微妙に異なります。
例えば海賊団のアジトにいるボコのくだり。バッツが手紙を書く場合は「俺の最大の親友」というボコに焦点を当てた内容となります。一方ファリスが手紙を書く場合は「子分たちが面倒を見ている」と、海賊団に焦点を当てた内容です。
細かすぎる程書き手の立ち位置を深く反映させた、スタッフの作り込みがうかがえますね。
全滅エンディング
自爆を使ってラスボスを倒したと同時に全員が戦闘不能という状況を作ると、エンディングの流れがおかしくなり途中でフリーズします。スマホ版では勝利にはならず戦闘不能扱いでゲームオーバーです。
ちなみにバッツ以外の誰か一人でも薬師の状態でラスボスにとどめを刺すと、フリーズします。これはSFC版のみ。PS版以降は修正済み。これもある意味全滅みたいなもんですね。
⑦魔法強制全体化
フレアやホーリーなど、一部の魔法は単体しか対象にすることができません。しかし、以下の手順を踏むことで魔法を強制的に全体化することが可能です。
手順 | 方法 |
---|---|
① | キャラに調合とれんぞくまをセットする |
② | 調合を選択した後にキャンセルする |
③ | れんぞくまを使用する |
④ | 1回目に単体がけ魔法を選択する |
⑤ | 2回目に魔法を全体対象の状態で選択する |
⑥ | 1回目の魔法が2回目の効果範囲で発動する |
これを使うことで本来ならば単体限定のフレアやホーリーを全体がけすることができます。とはいえ、明らかに不具合なので高確率でフリーズします。ホーリーやフレアは演出も派手なので複数画面に映すことが想定されていないというのも理由の一つだと思われます。
SFC版限定です。PS版以降は修正されています。
⑧勇気の二択
武器名 | 性能 |
---|---|
ブレイブブレイド | 攻撃力150の騎士剣。装備時力+5の特性を持ち、ダメージが乱数でブレないため安定した火力が見込める。 ただし戦闘から逃げる度に攻撃力が下がるため、150回逃げると攻撃力0のナマクラになる。 |
チキンナイフ | 攻撃力0の短剣。戦闘時に25%の確率で勝手に戦闘から逃走してしまう。 戦闘から逃げる度に攻撃力が上昇し、最高で127になる。また、威力計算に力と素早さ両方の値を用いるため、極限まで逃げればブレイブブレイドよりも強くなる。素早さボーナス+5 |
第三世界突入後に迫られる隠しイベント。プレイヤーの選択によって勇気の剣ブレイブブレイドか、臆病者の短剣チキンナイフのどちらかが入手できます。
ゲーム開始時から隠しステータスとして逃走回数が計測されており、逃走回数によって性能が変化する装備です。逃げれば逃げる程ブレイブブレイドが弱体化し、チキンナイフが研ぎ澄まされていきます。
最終的にチキンナイフの方が強くなります。そもそも、バックアタックの危険などがあるFF5で1回も逃走しないというのが結構難関ですからね。一定回数逃げるのが面倒な場合は、意識して逃げずに戦闘しブレイブブレイドを目指すのもアリですね。バッツのLBはブレイブブレイドが採用されています。
⑨ゴブリンパンチの使い方
ゴブリンパンチは消費MP0の青魔法です。消費MP0なので事実上ノーリスクで使えるアビリティで、ゴブリンのパンチですから一見すると使いようはないように思えます。青魔道士が撃っても雀の涙程度のダメージしか与えられません。
その性能は「術者と同じレベルの相手に撃つと威力が8倍になる通常攻撃」です。ライブラでレベルを確認する必要がありますが、上手くいけば8倍ダメージを与えられます。そんな有用すぎるアビリティが序盤から習得できるのがFF5の魅力ですね。
対象者のレベルを合わせなくても、後列からでも威力が落ちないノーコスト通常攻撃として使えます。一見すると使い道がないのに、使用方法を理解すると一気に化けるアビリティが多いのが青魔道士や薬師の持ち味だと言えます。
⑩こち亀84巻
こちら葛飾区亀有公園前派出所84巻収録「ファミコン攻略法教えます!の巻」でFF5が大々的に取り上げられています。内容は署長がお孫さんのために両さんにFF5の攻略法を聞き出すという内容です。
「オメガを倒すためには魔法剣士の乱れ打ちが有効らしい。そしてその時かける魔法はサンダガだ!」など、結構本気で攻略に使える情報が掲載されているのが驚きです。
なお作者の方は週刊連載という激務の都合でFFシリーズをプレイする時間はなく、(当時の)スクウェア社に直接問い合わせをして攻略情報を得たとのこと。パロディネタを作中で扱うことについても編集部の方で許諾済みであるそうです。
こち亀は部長がお孫さんのポケモンのデータを消してしまって復元するべくポケモンをやり込む回と、中古のエアコンを社員寮に取り付けて最終的に真冬のような環境が形成されてしまう回が個人的におすすめです。起承転結の流れが綺麗な上にオチが完璧。
⑪エヌオーについて
エヌオーとは、FF5本編開始1,000年前に存在した暗黒魔道士です。無の力を手に入れたものの、十二武具を手にした勇者達の手によって消滅しました。無を手にするまでは不死身だったのですが、無を手に入れたことで不死身を手放します。弱体化……してませんかね?
本編中ではエクスデス誕生の以前にも無の力を求めた魔道士がいた、という話が聞けるだけで登場はしませんでした。しかしGBA版では「実は生きていた」という後付け設定がなされFF5最強の裏ボスとして対戦可能です。
「真の無の力」を使えるらしく、エクスデスよりも格上の存在であることが強調されます。常時マイティガード状態、前列ならば即死不可避の強烈な物理攻撃など、全てのジョブの知識とアビリティを総動員して挑むことになる強敵です。
⑫ダッシュ&ダッシュ
原作のFF5では、ダッシュ(倍速移動)するためには「ダッシュ」というアビリティを装備する必要がありました。このため、非戦闘用のアビリティに1枠割かねばならず、面倒だと思った方は多いでしょう。
GBA版ではBボタンを押すことでいつでもダッシュが可能です。アビリティ枠を自由に使えるのでストレスフリーで遊べますね。
そして、ダッシュ装備中にBボタンを押すと4倍速で移動することができます。カルナック城脱出や水の神殿探索など、時限イベントにおいては原作より楽になってるかも?
まとめ
以上FF5の小ネタ集でした。既プレイの皆さんには知らないネタが1つでもあったなら幸いです。
FF4の発売日が1991/7/19。FF5の発売日が1992/12/6。おいおい、1年半程度でこれだけの名作を世に出せるどういうことだよ。開発期間に対してゲームの完成度高すぎでしょ。
FFBEにおいてはガラフ、クルル、エクスデスの3人が二つ名実装を果たしました。来月の頭がCGLBバッツと、二つ名レナ&ファリスが来るかもしれません。この勢いでナンバリングキャラが実装されていくなら、原作既プレイ勢としては嬉しいようなラピスが足らんような……。
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