【FFBE】原作黒魔法紹介
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)のブログを掲載しています。今回は昨日に引き続き黒魔法についてお話です。
黒魔法紹介回
昨日のブログがFFBEの黒魔法の話だったので、今回は原作の黒魔法のお話を。
FF1の頃から黒魔法の概念は登場しており、全てではないもののほとんどの作品で黒魔法という呼称が用いられています。作品によって扱いが異なるため、どんな活躍をしているのか簡単に紹介しています。以下一部FFシリーズのネタバレを含みます。
FF1
主に黒魔術士や赤魔術士が得意とする魔法です。1回のエンカウントで最大9体の敵が出現するFF1において、物理攻撃で1体1体倒していくのは大変。全体攻撃手段である黒魔法は敵の殲滅手段として重宝します。
しかし魔法回数制という癖の強いMP制度により各種魔法が撃てるのは9回まで、威力も固定とやや使い勝手の悪いものでした。今でいうエーテルもないため長丁場のダンジョンで考えなしに撃つとあっさりガス欠し、黒魔術士が足手まといになってしまうことも。
リメイク版で大幅強化
リメイク版では威力が固定ではなく知性依存になったため大幅強化。加えてMP回復ができるエーテルも実装されたためダンジョン内でのMP枯渇も防げます。ザコ戦は全体攻撃、ボス戦はバフ魔法で八面六臂の大活躍。
一方でアイテムとして使うと魔法の効果が発動する装備品が多数登場し、パーティ内の誰でも気軽に魔法を撃てるような調整に。そのせいで「黒魔法は強化されたものの黒魔術士の地位は落ちる」という困った問題が発生するのでした。
FF2
FF2は序盤から多くの敵に弱点属性が設定されているため、武器レベルが低い序盤のうちは黒魔法を使った方が簡単にダメージが伸びます。
驚異的な即死率を誇るトード、物理アタッカーの火力を劇的に上昇させるヘイストとバーサク、敵の特殊攻撃を封じつつ回復できるアスピルなどを使いこなせば、難易度が高めとされるFF2も楽しく遊べるでしょう。
向かい風な仕様の数々
黒魔法が強力なことは間違いないのですが、実は非常に使いにくいシステムです。FF2では各種装備品を身に着けることによって魔法の効果が落ちてしまう仕様(非公式名称で魔法干渉)があり、思いの外魔法の強みが実感できないことが多かったでしょう。
また知性のステータスが伸びることで体力のステータスが下がることがあり、耐久力が犠牲になってしまいがち。リメイク版で武器/盾の魔法干渉値が撤廃され、体力の低下現象がなくなったことで使い勝手が向上しました。
FF3
非常に扱いの難しい作品です。強制小人攻略ダンジョンや頻繁にバリアチェンジを使用するハイン戦を除くと、積極的に使われないかもしれません。
各種補助魔法はステータスや熟練度の影響が大きいため、ジョブチェンジ直後は成功率が控えめです。一方でレベルが上がり、使い込んで熟練度が上昇すると一転して圧倒的殲滅率を誇るため、意外にも大器晩成型の魔法でした。
ステータスが控えめでMPの成長率も悪い黒魔道師ではなく、魔人や賢者で黒魔法を使ってこそ真価を発揮します。
リメイクで弱体化
敵の最大出現数が3体に減ったため、全体攻撃手段の有用性が下がりました。状態異常魔法の成功率も下げられており、魔人に至ってはステータスも低下。黒魔道師が一体何をした。
リメイク版の裏ボスは物理よりも魔法の方が効きやすいので最後の最後で黒魔法が主役に……なったと思ったら、魔法を唱えられるようになったたまねぎ剣士や、魔人の倍近いダメージを出せる学者が出番を持っていきました。
FF1に近いですね。黒魔法自体はそれなりにスポットが当たるものの、黒魔法職が不遇になるという。
FF4
FF4からはターン制ではなくATBシステムが採用されました。魔法には詠唱時間という要素があり、高位の魔法ほどコマンド入力から効果発動までに時間がかかります。具体的にはメテオ。
強力だが詠唱に時間がかかる召喚魔法と、扱いやすい黒魔法で差別化を狙ったものと思われます。黒魔法を全体化すると敵の数だけ威力が分散化されるので、多くの敵を殲滅する手段としては向きません。
中盤は強いが終盤は厳しい
主人公のレベルが20前後の時期にガ系魔法習得者が仲間になる上に、中盤は魔道士一色のパーティになる時期もあり黒魔法に頼る場面が多めです。
一方で終盤は魔法攻撃に対するカウンターを搭載している敵が多く、ラスボスもリディアの魔法に対してカウンターを撃ってくるのでリディアが動けばラスボス戦の難易度が上がります。ボス戦での立ち回りは気を付けましょう。
FF5
序盤から属性弱点を持つボスが多く、ダメージを伸ばす上で黒魔法は重宝されます。しかし魔法剣士の魔法剣の方が圧倒的に強く、中盤以降の黒魔法は直接撃つより魔法剣士に付与するために使われがち。
例えばスリプルは黒魔法だと確率付与ですが、スリプル剣なら100%付与。ガ系魔法も魔法剣で撃てば敵の弱点を突いた瞬間に即死させます。れんぞくまや属性強化まで手を伸ばさないと魔法剣に見劣りします。
他の魔道士が強い
黒魔法が弱いわけではなく、単体攻撃では魔法剣が、全体攻撃では召喚が強いのが難点。攻撃専門ではない時魔法でさえ、最終盤にはメテオを習得して火力を出せるようになってしまいます。
ただ多様なジョブの中で黒魔道士は歴代FFシリーズお馴染みのジョブなので用途が分かりやすく、癖も少ないため扱いやすいことは確かです。強さではなく使いやすさが評価対象となる魔法でしょう。
FF6
黒魔法という分類は存在しないのですが、魔法の名前の横に黒丸が付いているものを便宜上黒魔法と呼ぶことが多いです。
FF6の魔法は「攻撃」「回復」「間接」の3種類なので、ホーリーが黒魔法のような扱いを受けています。
使いやすく強い
歴代作品の中で最も魔法に焦点を当てたストーリーで、幻獣から力を借りることでウーマロを除く全員が魔法を唱えられます。
各キャラの個性を潰しかねない懸念はありますが、誰もがアルテマで簡単にカンストダメージを叩き出せるので全作品の中でもトップクラスで魔法の存在感がある作品でしょう。
FF7
魔法が「まほうマテリア」という分類になったため、ファイアやブリザドが黒魔法ではなく魔法扱いです。
ただし黒マテリアを使うメテオだけは一応黒魔法扱いの様子。そういえばセフィロスのスマブラ参戦が決まりましたね。「ゼルダ姫をエアリスしない」というワードが先日話題になってました。
FF9
ビビが得意とする魔法です。「パーティ内の特定のキャラしか黒魔法を唱えられない」のはFF4以来でした。
一度使ったら魔力バフが戦闘中永続する「ためる」。リフレクを介すと威力が上がる「リフレク倍返し」などを利用することで、比較的早い時期から大火力が見込めます。
魔法剣も登場
スタイナーとビビを同時にパーティに編成すると、専用アビリティ「魔法剣」を使えます。ビビの黒魔法をスタイナーの剣に宿らせて攻撃する連携技です。
黒魔法を唱えているのはビビの方なのに、スタイナーのMPを消費する上にスタイナーが沈黙状態になると撃てません。演出上はともかく、内容的にはスタイナーの魔法扱いなのでしょう。
FF10
スライム系やエレメント系の敵を担当する、ルールーが得意とする魔法です。敵が地上にいるのか空中にいるのかなどで魔法の演出が変わる小ネタがあり、丁寧に作り込まれています。
「MP消費1」「魔法ブースター」「連続魔法」などのアビリティを組み合わせて使うことで弱点を突けない敵に対しても大ダメージを与えられる、非常に強力なアビリティです。
だが物理が上を行く
黒魔法は割と強いのですが、クイックトリックはその数倍は強い。インターナショナル版で弱体化をくらったものの、それでも強い。ラ系魔法全盛期は黒魔法>物理攻撃だと思うのですが終盤は……。
FF11
黒魔法の内容が細分化され「精霊魔法」「暗黒魔法」「弱体魔法」「強化魔法」に分かれました。
ファイアやブリザドなど精霊の力を借りるもの精霊魔法、ドレインやバイオなど暗黒の力を借りるものが暗黒魔法といった具合です。
FFシリーズ最強の黒魔道士爆誕
NPCキャラのシャントットは、下手すると全FFシリーズにおける最強の黒魔道士かもしれません。シャントットの魔力で黒魔法を撃つと、杖やロッドが壊れてしまうほど。本人は手加減したらしいのですが……。
DFFで他作品のキャラと出演した際には、皇帝から一目置かれ、暗闇の雲に自分以上の存在だと認識され、ケフカでさえ冷静になります。一応味方陣営に属していますが、陣営が合っているのかは疑問が残る。
FF12
範囲攻撃が可能で複数対象による威力減衰もないため、FF12の黒魔法は非常に強力です。
一方で考えなしに使っていては魔法攻撃役に敵のヘイトが向いてしまい、上位魔法ほど敵対心を上げやすいので、魔法攻撃役を守る立ち回りが必要です。
歴代最強のデルアタック?
範囲魔法は複数の敵を対象にしてもダメージが減衰しません。しかしダメージ判定そのものは敵の数だけ存在するため、例えばリフレクで3人分の魔法を跳ね返せば純粋にダメージが3倍に伸びます。
「魔法チャージ」で魔法攻撃をする度にMP回復をしコスト問題を解決。属性杖装備や天候補正などを絡めることで爆発的なダメージを叩き出す様は通常プレイからRTAまで幅広く使われます。
ただでさえ強かったのにインターナショナル版では黒魔法がさらに強化され、バランスブレイカーとの声も。
FF14
FF14では黒魔法そのものが禁呪扱いされており、黒魔道士以外が黒魔法を唱えると破壊の力に肉体が耐えられずに術者が死んでしまいます。
シリーズによっては一般人の店員がファイア売ってたりするのに……。
魔法の使い分けが明確に
炎魔法は威力が高く、氷魔法は敵への妨害が可能、そして雷魔法は持続ダメージに長けると、他作品における耐性や弱点以外の使い分け要素が特徴的です。
FFT
ジャ系魔法が初登場したのはFFTでした。しかし高位の黒魔法ほど詠唱に時間がかかるため、下位魔法の方が使いやすいことも。
詠唱中に魔法の範囲から敵が出てしまう、詠唱中の無防備状態で攻撃されて大ダメージを受ける、ターゲッティングした敵が近づいてきて魔法に味方を巻き込んでしまうなど、事故要素の塊です。
魔法を極めれば物理を凌ぐ
多くのFFシリーズは最終盤に物理>魔法となりがちですが、FFTは明確に魔法>物理です。ノーコストノーチャージでフィールド全域攻撃が可能な算術のせいで一瞬で戦闘が終わります。faithを上げやすいラムザを魔法職にしましょう。
ただそのレベルに行き着くと、ホーリーが攻撃魔法専門である黒魔法のお株を奪っていきます。
まとめ
FF8やFF13はファイアやブリザドが登場するものの、黒魔法という名称が使われていません。疑似魔法とかルシの力とか……そんな感じです。
どの作品も序盤から中盤にかけて猛威を振るいますが、終盤では他に優秀な攻撃手段が充実してしまうという印象ですね。個人的に2と12の黒魔法は中々面白い性能をしているので、これから2と12を遊ぶ方は積極的に使ってみてください。
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