【FFBE】六道の元ネタ
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)の六道の元ネタをまとめています。阿修羅とは何か、六道とどのような繋がりがあるかを紹介しているので、FFBEで阿修羅について気になった人は参考にしてください。
初めに
あんまり、FFBEと関係ない話です。今回は元ネタを語りますので、知らなくてもよい情報ではあります。おつまみ片手に「ふ~ん」程度に見て頂ければと思います。
六道とは…
六道というのは仏教にある考え方で、全ての人が死んだ後、あるいは悟りを目指す者が迷い込む6つの世界のことです。この6つの世界というのが探索名にもなった天上道・人間道・畜生道・地獄道・餓鬼道・修羅道です。
その世界の中で人は苦しみ迷い、生死を繰り返して地獄を苦しむので、解脱(生まれ変わると捉えていいです)をしましょうというのが仏教の教えです。最近の転生ものを真っ向から否定していますね。
よく死後のお話と捉えられますが、このそれぞれの道を今生きている世界と捉え、そこでの行いに応じて別の道に生まれ変わると考えられることもあります。
阿修羅は修羅道と関係がある
文字が一緒なので関連あるだろうと思った方は正解で、阿修羅の住む世界の事を修羅道といいます。修羅場という言葉があるとおり、修羅道というのは、争いが絶えず起こっているヒャッハーな世界です。
争いが絶えない理由としては、そこにいる者全てが怒りで我を忘れている、自分の欲望を抑えられないからだと言われています。
実は六道の中では新参
六道の考えはインドから来ていて、初めは修羅道を除いた5つの道で出来ていました。その後大乗仏教によって修羅道が追加されました。
※大乗仏教…座禅や戒律などで悟りを目指す上座部仏教とは違い、釈迦の教えを皆に伝えることを目指した仏教
それぞれの道には特徴がある
良い世界 | どんな世界か |
---|---|
天上道 | ・1番良い世界 ・苦しみも少なく楽が多い ・でも寿命があり、年を取ると地獄以上の苦しみが待つ |
人間道 | ・私たちが暮らす世界 ・苦しみをあるし楽しみもある →四苦八苦のある世界 |
修羅道 | ・争いが絶えない世界 ・人は欲望を抑えられないので独善的な世界 |
悪い世界 | どんな世界か |
畜生道 | ・動物や虫の世界 ・弱肉強食が基本 ・ゆえに人は自分だけ助かろうともがく世界 |
餓鬼道 | ・餓えや渇きに苦しむ世界 ・欲深い者、嫉妬深い者が落とされる世界 ・無理をより重ねようとする世界 |
地獄道 | ・1番悪い世界 ・世の中のありとあらゆる苦しみが存在する世界 ・漫画「鬼灯の冷徹」の世界 |
六道は、上の6つ世界を生死を繰り返して迷い続けている考えです。こうみると天上道が1番よさげに見えますが、当然輪廻しているので、いつまでも天上にいるわけではありません。しかも年を取ると、地獄以上の苦しみが待っています。
※四苦八苦…生まれる・老いる・病む・死ぬ苦しみで四苦、愛するものと離別する・恨みを持った人と会う・欲しいものが手に入らない・身体の苦しみが更に乗っかり占めて八苦という考え方
六道から抜けられるの?
さてそんな苦しみが輪廻する六道から逃れる方法はあるのでしょうか?先の紹介でちらっと言いましたが、人が解脱することで六道の苦しみから解放されます。人によっては解放されること自体を解脱と言ったりもしますが。
三毒を捨てる
「まぁた新用語が出てきたよ…。もうファルシのコクーンがルシでパージは勘弁してくれ。」と思っている方がいると思います。この三毒というのは、いわゆる煩悩みたいなものです。
仏教では煩悩を捨て去ることを勧め、中でも最も根源的な煩悩である3つの煩悩(貪欲・瞋恚・愚痴)を毒と表していました。
貪欲はそのまま欲の心、瞋恚(しんい)は怒りの心、愚痴は嫉みの心を示しています。これらを取り去ることで解脱出来るとのことです。
煩悩を捨てるために修行をする
煩悩を捨てるためには厳しい修行を行わなければなりません。出家というのは元々5つある欲(食欲・財欲・睡眠欲・色欲・名誉欲)を捨て仏の元に出るという意味です。頭丸めただけじゃ出家とは言わないんですねぇ。
ちなみに私はガチャがある以上永遠に三毒を捨てられません。新キャラが欲しいという欲、出ない時に枕を壁に投げる怒り、誰かが10連1発で出たことに対してパルパルする嫉み…。うん、こりゃ永劫無理ですね。
お地蔵さんとの関係
FFBEの人間道ではお地蔵さんが確認出来ます。地蔵は六道の苦しみから人を救うために存在しているもので、ちゃんとした仏様です。それぞれの道に対応したお地蔵さんが存在し、六地蔵とも言われています。
一応それぞれに名前があるのですが、文献ごとに名前が色々あり、調べても調べてもこの名前で確定というものが無かったので、もし興味があれば見てください。
終わりに
ちょっと書きたいこと書き殴りすぎましたね。長々と読んでくださりありがとうございます。当初はそれぞれのボスのグラフィックに迫ろうとしたのですが、まぁそれは後日ということで。
やはり元ネタを探るのは中々楽しいものですね。意外なところにキャラの共通点が発見できたり、スケールの大きさに感動したりします。そしてこの知識が、さほど実生活に役に立たないところがまたいいですね!
皆さんはもう六道の鳥居はクリアしましたでしょうか?もっと世界観を楽しみたかったのですが、エンカウントが面倒なので、中々行く気が起こらないのが残念です。
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