【FFBE】魔法剣の仕様|FF5とFFBE
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)でやや不遇にある魔法剣についてです。そもそも魔法剣とはどのようなアビリティなのか、なぜFFBEにおいてはあまり注目されないのかを考えていきます。
魔法剣はなぜ不遇なのか
強力な物理アタッカーである尻尾の少年ジタンとブルメシアの竜騎士フライヤの実装。高性能魔法アタッカーである黒魔道士の少年ビビと四闘星のサクラの実装。アタッカーは実装頻度が高く、比較的入手しやすい役割だと言えます。
しかしアタッカーは物理と魔法だけではありません。久しく実装されていませんが物魔複合、いわゆる魔法剣士タイプのアタッカーも存在するのです。
今回は魔法剣の仕様からなぜFFBEにおいて魔法剣士の扱いがよろしくないのかについて見ていきます。
そもそも魔法剣とは
魔法剣とはFF5で初登場したアビリティです。物理攻撃に魔法の力を宿すことで無属性武器でも弱点を突いたり、通常攻撃で敵に状態異常を付与できたりしました。
強力なアビリティが数多く存在するFF5の中でもシンプルに強く、初心者の方から上級者の方まで幅広く愛用されたことでしょう。
魔法剣アビリティの例
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
ファイア剣 | ・炎弱点の敵に2倍のダメージ |
ブリザラ剣 | ・冷気弱点の敵に3倍のダメージ |
サンダガ剣 | ・雷弱点の敵を即死 ・ボスなど即死が効かない場合は4倍のダメージ |
ブレイク剣 | ・石化耐性を持たない敵を100%の確率で石化 |
サイレス剣 | ・沈黙耐性を持たない敵を100%の確率で沈黙 |
フレア剣 | ・自身の攻撃+100、敵の防御力を1/4に計算した上で攻撃 |
主なアビリティは上記の通り。武器に属性を宿して攻撃することで、絶大なダメージを叩き出せます。ガ系魔法を宿すと一撃必殺となり、ボスなどであれば4倍ダメージを与えるという非常に強力な性能です。黒魔法は毎ターンMPを消費するのに、魔法剣は1度使えば永続なのもうまい。
ブレイクやサイレス、スリプルといった状態異常付与系は耐性がない限り100%成功するという極悪な性能を誇ります。一部のボスは魔法剣で完封できる程ですし、ラスボスも4つの部位のうち1つはブレイク剣で確殺できます。
魔法剣士も強い
魔法剣を扱うジョブ、魔法剣士もこれまた優秀な性能を誇ります。すっぴんと比較してジョブチェンジした時にマイナスになる能力が一つもなく、素早さに至っては忍者と同値で全ジョブ中2位。鎧着て軽装の忍者と互角とはこれいかに。
忍者と互角の素早さを誇り、耐久力もナイトと大差なく、瀕死になればシェルが自動でかかる。ナイトの両手持ちや忍者の二刀流を習得すれば相乗効果で魔法剣も強くなるので、すっぴんを除けば最強の物理職かもしれません。
……改めて考えると序盤で入手できるジョブとは思えない程破格の性能ですね。全クリスタルの中でも水のクリスタルに眠る力は特に強い気がします。ものまねし、赤魔道士、時魔道士、召喚士と揃ってるし。
FFBEの魔法剣
FF5の魔法剣は物理攻撃に魔法の力を宿すという性質なので、物理攻撃の性能を100%引き出した上で+αとして魔法を使います。
FFBEの魔法剣は物魔複合攻撃なので、物理攻撃と魔法攻撃の両方の力を平等に用います。つまり物理攻撃の性能は50%しか使われません。FF5とは異なり+αではないため、攻撃と魔力両方のステータスを伸ばさなくてはいけません。
ステータスの仕様が噛み合わない
FFBEのダメージ計算の仕様的に、攻撃と魔力を両方伸ばすよりもどちらか一方を可能な限り伸ばした方がダメージが伸びます。いきなり魔法剣の前提が崩れている。
そして仮に攻撃を90、魔力を10という伸ばし方をする場合、それはもう素直に物理攻撃を使えばいいでしょう。なんで低い魔力にダメージを参照させなければいかんのか。
属性攻撃は魔法剣以外でもできる
ほぼ全ての魔法剣アビリティには属性が設定されており、敵の弱点を突きやすいという特徴があります。昔の生放送でも「次のボスは土属性が弱点なのでストンラ剣を作っておきましょう」と言われていました。なおストンラ剣の実用性は……。
しかし最近は物理攻撃にも属性が付与されているのが当たり前であり、オニオンナイトなんて4属性を1人で扱える始末。FF5の頃に大きな利点だった弱点を突けるという長所が潰されています。
物理無効を貫通できる
ここまでネガティブな情報ばかり出していましたが、実は物理無効の敵に対して魔法部分でダメージを与えられるという利点があります。現在開催中の「魔光の挑戦」に光属性の魔法剣アビリティを使えば(半減されるものの)ダメージが通ります。
物理無効の敵に対してもダメージを与えられる物理攻撃と考えれば、魔法剣も悪くないかもしれません。うん、いや、それ最初から魔法使えばよくね?
FFBEで強力な魔法剣士を出すには?
①アビリティの倍率をかなり高く設定する
魔法剣は物理と魔法両方のステータスを参照にしてダメージを出す都合上、どうしても物理攻撃や魔法攻撃と比較してダメージが伸び悩みます。解決方法としては、最初からアビリティの倍率を高めに設定しておくというものがあります。
実装当初のクラサメがこのパターンで、実装1年以上前のキャラでありながら威力1,000%を超えるアビリティを連発していました。実際に実装直後はアタッカーの中でも屈指の火力を出せましたね。
しかしアビリティの倍率を上げればダメージが伸びるなんてのは全キャラ共通の話であり、魔法剣士特有の解決策とは言えません。
②耐性変化ボスの実装
HP90%までは物理無効、HP80%までは魔法無効……という風に頻繁に攻撃手段を変えないといけないボスが出たら、さすがに魔法剣士の出番でしょう。
と思いましたが、物理攻撃でHPトリガーを2回踏んで魔法無効エリアを飛ばす戦法が確立される気がします。
③魔法剣士キャラの連撃数を増やす
物理アタッカーは1ターンに3回、魔法アタッカーは1ターンに4回動けることが多いです。物魔複合アタッカーは5回攻撃できれば……?
ステータスやキラーを用意するのが大変な分、チェイン数や手数を稼ぎやすいという特徴を与えれば他のアタッカーとは別ベクトルの強みとなるかもしれません。
まとめ
以前にFFBEオリジナルキャラ紹介でも触れましたが、FFBEの世界では「物理も魔法も両方こなせます!」みたいな人は冷遇されるっぽいんですよね。赤魔道士とか。物魔複合攻撃が冷遇されているのはその背景を忠実に再現しているのかもしれません。
しかし敵が使うと一転、物理ダメージ軽減や魔法ダメージ軽減を貫通して攻撃する極悪アビリティとして猛威を振るいます。物理かばうも魔法かばうも反応しないことが多く、アタッカーに攻撃が素通りする点も厳しいところです。
味方陣営が使うとダメージが伸び悩むが、敵が使うと凶悪。魔法剣士の復権は遠そうです。
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