【FFBE】明日から使えるFF小ネタその5
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)のブログを掲載しています。今回は先日30周年を迎えたドラゴンクエスト3と、ファイナルファンタジー1の発売日に関する小ネタをご紹介します。
DQⅢ30周年
2018年2月、国民的人気RPGドラゴンクエスト3が30周年を迎えました。動画サイトなどではRTA動画がこぞって上がるようになるなど、古い作品でありながらも大きな盛り上がりを見せていますね。
そこで、今回はそんなドラクエ3とFFシリーズの発売日に関する小ネタを紹介します。今でこそ肩を並べる二大RPG作品ですが、当時は知名度や前評判に絶大な差があり、もしかしたらドラクエ3によってFFの存在は消滅した……かもしれないのです。
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ドラゴンクエストとは?
ドラゴンクエストシリーズは、アクションゲームが主流だった日本のゲーム業界にロールプレイングというジャンルを普及した(旧)エニックス社の名作ゲームです。
1ではコマンドバトルというシステムを、2ではパーティバトルという概念を広め、国内で製作されるほぼ全てのRPGはドラクエシリーズを基盤に作られたといっても過言ではありません。
そんな大人気作品の3作目が1987年12月中旬に発売されることが決まり、初報である週刊少年ジャンプを始め、おおよそゲームとは無縁の週刊誌などでも大々的に報じられることとなるのでした。
一方その頃
1987年(旧)スクウェア社は、RPG作品のファイナルファンタジーの製作をスタートします。今でこそ15作もナンバリングタイトルが作られているのでファイナルも何もありませんが……。
元々は「ファイティングファンタジー」という仮称で話が進んでおり、坂口氏が当時はこれがコケたらゲーム事業を畳むという決意もあって「ファイナル」という名前が込められたとか。
そんなファイナルファンタジー1の発売日は、1987年12月中旬を予定されていました。そう、無名の作品であるFFが、社会現象を巻き起こした程の大人気作品と発売日が被る形になったのです。しかも同ジャンルで。
ドラクエシリーズの人気
さてドラクエ側。ドラクエシリーズの人気を端的に示す事例は事欠きません。発売日は平日にも関わらず小学生が店頭に並び補導されたり、売り切れ続出で手に入れられない人達が購入者を帰り道で襲う「ドラクエ狩り」が横行したり……。
週刊誌がエンディング画面を紙面に載せたことが大問題になったりと、子供から大人まであらゆる世代を巻き込んで日々話題に溢れていました。
11までナンバリングが進んだ現在に至っても、なお3がシリーズ1の名作だと挙げる人は少なくないようです。
異なる切り口のRPG
再びFF側。FFIはドラクエと同じくRPGというジャンルでしたが、システムは魔法回数制やパーティカスタマイズなど、一風変わったシステムを採用していました。
パーティカスタマイズは戦士/モンク/シーフ/黒魔/白魔/赤魔の6人の中から4人を選んで冒険する仕様で、被りありなので全126通りの組み合わせが存在します。
バランス、物理寄り、魔法寄り、ジョブ統一など、一作目にして幅広いプレイスタイルとやり込みの深さを見せつけました。「ゲーム最初に旅の仲間を選ぶ」という仕様ですね。これも、ドラクエ3のルイーダの酒場と被っていたのは奇妙な偶然でしょう。
ドラクエ側の製作が難航
1作目であるFFに対し、こちらは3作目。つまり、前作で生まれた課題を克服する必要があります。
問題点はいくつかありましたが、最も大きな点は難易度でしょう。ドラクエ2ではロンダルキアを始めとする鬼のような難易度が今でもゲーマーの間で語り草となっている程です。
しかも、ドラクエ3は1人旅から4人旅、多種多様な職業を選択する自由があるためプレイヤーがどんなパーティで冒険するかも分かりません。そのため難易度調整は非常に難航し、ダンジョンは当初の案の7割程を再検討し作り変えたとか。
ドラクエ側が発売日延期を発表
開発が難航したドラクエ3は、発売日を当初発表していた1987年12月中旬から、1988年2月に延期。2月10日が正式な発売日となります。
ここで、FF1は競合相手がいない年末に発売することができるという奇跡のような機会を得ました。前評判や事前情報で圧倒的大差のあるRPGが市場に出なくなったことで、年末市場を有利に進めることができたのは想像に難くないでしょう。
結果としてFF1は好調な売り上げを記録し、坂口氏の名付けた「ファイナル」に至ることはなく現在でもナンバリングタイトルが15作も出る程の大作となるのでした。
まとめ
その後FFシリーズは日本の二大RPGとなる程の地位を確立し、2003年4月1日には(旧)スクウェア社と(旧)エニックス社が合併。今では仲良くコラボしたりしていますね。
……2ヶ月の延期は完全に追い風だったのではないでしょうか。もし順調に開発が進んで同時期に発売していたら、FFシリーズの続編が製作されていたかはちょっと怪しいところです。
ドラクエシリーズが既存の内容にプラス要素を付けていく制作方法なのに対し、FFシリーズは熟練度・ジョブチェンジ・魔石・マテリア・ジャンクションなどなど、作品ごとに全く異なるシステムを採用するのが特徴的でしょう。
昔は年に1本新作が出ていたのに、今ではオリンピックが早いか新作が早いかという状況ですが、国民的RPGとして今後も末永く遊んでいきたいですね。
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