【FFBE】明日から使えるFF小ネタその4
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)に登場しているナンバリングキャラの小ネタを紹介しています。今回はFFXよりワッカについてです。
連載第4回
連載第4回は第1回と被って申し訳ないのですが、FFXネタになります。今回はワッカ回です。
ワッカとルールーの間に生まれた子供「イナミ」に関する小ネタをご紹介します。何でこんな名前を付けたのか、この名前はワッカにとってどのような意味が込められているのか、という話ですね。
例によってFFXの多大なネタバレを含むため、未プレイの方はご注意ください。
そもそもワッカはどんなキャラ?
ワッカはFFXにおけるパーティキャラの1人です。飛び道具を主体に戦う物理アタッカーで、羽翼系モンスターとの戦闘が得意ですね。
ストーリーにおいては「スピラの世界における一般人代表」という役割を担っており、ワッカの価値観が世界中の人の価値観や思想を代弁しているシーンが多く見られます。シーモアとのやり取りでは特に顕著です。
ティーダも、ワッカを通してスピラのしきたりや常識を学んでいくことが多いですね。
エボンの教え
スピラでは「機械文明に頼らず慎ましく生活をしていればいずれシンは復活しなくなる」という教えが世界的に広まっており、世界中の人はこの教えを忠実に守っています。
ワッカを始めとする世界中の人はこの教えの通り、機械文明を使っていません。ワッカやユウナの住むビサイド島は電気ではなく火を使って灯りとしているなど、原始的な生活水準がうかがえます。
アルベド族との確執
機械否定派 | 機械推奨派 |
---|---|
ワッカ | リュック |
一方で、エボンの教えに対し「いや、そんなの根拠ないし。むしろ積極的に機械を使ってシンを止める手段を考えるべきだろ」という思想を持っているのがリュックに代表されるアルベド族です。
思想の違いからアルベド族を毛嫌いする人達は多く、中でもワッカは一際強い嫌悪感を抱いています。マカラーニャ編では、リュックがアルベド族だと知るや否や態度が急変した程です。
その後、機械を使おうとするアーロンに「まさか、アーロンさんもアルベド!?」などと言ったこともあり、マカラーニャ編一連のワッカの立ち回りはやや悪印象ですね。
エボンの真意
物語終盤で、世間に機械使用を禁じているエボンが実は裏で機械を使っていたり、そもそも機械使わなければシンを止められるという話が虚実であることが判明したり、色々あってワッカの価値観が破壊されます。
召喚士拉致事件を起こしていたアルベド族に対しても、シンを倒すために自分の命を捨てようとしている召喚士に旅を諦めさせるためだと分かり、僅かながら理解を示していくことになります。
2年後
前置きが長くなりましたが、ようやっと本題です。シンを倒して2年後、ルールーとの間に子供が生まれ、ワッカは悩んだ末「イナミ」と名付けるのでした。
「イナミ」はアルベド語で「ミライ(未来)」という意味であり、2年前はあれだけ嫌悪していたワッカが自らアルベドに歩み寄りを見せるイベントとなっています。この命名イベントにより、FFXにおけるワッカの物語は完結するのでした。
また、ビサイド男児は「名前の中間に促音を挟む」という法則があるのですが、イナミはその法則に当てはまりません。これは、掟と教えの遵守を第一とするワッカの価値観の変化と成長が描写されていますね。
ビサイド男児達の名前例 |
---|
ワッカ |
レッティ |
ダット |
キッパ |
ジャッシュ |
チャップ |
まとめ
FFXの退廃的な雰囲気に対して、X-2の軽いノリが受け入れられないという感想を聞いたことがあります。
確かに一見するとそのように見えますが、サブイベントを全て回収するようにプレイすると、FFXという基盤を礎にスピラの世界の変遷と成長を見ることができるため、後日談として非常に完成度が高い作品だと思います。
ワッカを始め、FFX時代の登場人物ほぼ全員に新しいドラマが用意されているので、FFXはプレイしたけどX-2は……という方は是非遊んでみてください。
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