【FFBE】スノウNVは少々期待外れでした
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)のブログを掲載しています。今回は新たに実装されたスノウNVに焦点を当てつつ、壁役に求められる能力について考えています。
孤高の太守スノウ実装
11月下旬のレイドイベントで「孤高の太守スノウ」が実装されました。壁役タイプのキャラですが、性能は中々ツッコミどころに溢れています。
今回はなぜスノウはツッコミどころが多いのか、またそもそも強い壁役とは何だろう? という考察回です。
孤高の太守スノウ簡易まとめ
キャラ | 特徴 |
---|---|
孤高の太守スノウ | ・物理攻撃をかばえる |
・魔法攻撃もかばえる(BSの必要あり) | |
・自身へのダメージを抑える耐久バフが得意 | |
・デスペル/アレイズ/ケアルガで補助も可能 | |
・LBは攻撃タイプ | |
・1ヒットのフィニッシュ攻撃を習得 | |
・重盾/鎧/兜などを装備できない |
①物理/魔法攻撃をかばえる
孤高の太守スノウは物理/魔法攻撃を両方かばえます。そう聞くと汎用性が高そうですが、同時にかばうことはできないため結局のところかばうアビリティは1種類で十分です。
2種類かばえる部分を好意的に評価しても、BSの仕様が足を引っ張ります。既にFFBEには常時物理/魔法を扱える聖砦シャルロットやバッシュ、マッシュ(NV)がいるので使いにくさは否めません。レアリティ格差があるのでステータスはスノウが上ですが……。
BSで役割が変わるのがNVレアリティの特徴。しかしその特徴が枷となって既存キャラよりも使い勝手が悪くなっています。
②万能型か器用貧乏か
物理壁/魔法壁両方での運用が可能なためか、純粋な物理壁であるガブラスNV、純粋な魔法壁であるフィーナ&デイジーにはそれぞれの分野で負けています。その部分の調整は上手いと思います。
ただ両方かばえる分、どちらの分野においても1位とは絶大な格差が。頻繁に物理かばう、魔法かばうを入れ替える必要があるクエストが出ない限り「スノウの適性クエストはここ!」というものがありません。
仮にそんなクエストが実装されてもBSしないと魔法をかばえない都合上、刺さるかどうかは不明です。
③自身への被ダメは抑えやすい
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
混沌の闘気・物理 (Lv.5) |
・味方全体に被物理ダメ50%軽減付与 ・味方全体の防御+250% ・自身に防御デバフ耐性付与 |
イモータルガード (Lv.5) |
・自身に被ダメ90%軽減付与 ・LBゲージ4,800消費 |
ATBチャージ | ・自身の防御/精神+300% ・自身のLBゲージ+3,000 ・自身のLBダメージ+200% |
自身の防御/精神+300%、自身に被ダメ90%軽減付与と、自分を守る能力は高めです。しかし味方全体に付与できるダメージ軽減は物理ダメージのみ。物理ダメージはスノウがかばえるからいいんだよ!
スノウがかばえない魔法攻撃や物魔複合攻撃のダメージこそ抑えてほしいのですが……。BSすると魔法ダメージ軽減を張れますが、今度は魔法をかばえるから味方全体への魔法ダメージ軽減の重要性が薄い。
自身への耐久バフが充実しているのに引きつけパッシブ0%。コントかな?
④LBが攻撃タイプ
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
LB (通常時) |
・敵単体に防御依存氷属性物理攻撃 |
LB (BS時) |
・敵単体に精神依存闇属性物理攻撃 |
スノウはLBを撃つと高威力の攻撃が撃てます。「壁役に火力を求めるか?」という部分はプレイヤーによって意見が分かれるところですが、個人的には耐久バフなど本業である守りに重きを置いてほしかった。
そもそもLBゲージを削って自身に被ダメ軽減バフを張ることもあるので、LBゲージの運用が難しい。
⑤自身のHPを削ってフィニッシュ攻撃
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
ダムネイション | ・自身のHPを50%消費 ・敵単体に威力20,000%の精神依存物理攻撃 |
壁役が物理攻撃に参加できるのはいいと思います。ただ自分のHPを削るのは……。パラディンかと思ったら暗黒騎士じゃないか。試練の山を登れ。
壁役としての本分である耐久力を犠牲にしてまで火力を伸ばす。運用方法次第と言えばそれまでですが、物理壁としても魔法壁としてもフィニッシャーとしても中途半端でキャラコンセプトが分かりにくいですね。
「かばいながら攻撃もできる」のが個性でしょうか? じゃあHPを削るのを止めて。「かばいながら」の部分がブレる。
⑥重いものを装備できない
キャラ | 装備可能種 |
---|---|
孤高の太守スノウ | 【武器】 格闘/斧 |
【防具】 軽盾/帽子/服 |
原作でも鎧や兜を装備することはありませんでしたが、FFBEで忠実に再現されると装備の幅が狭くセシルやWoL、ガブラスといった全身鎧勢と肩を並べるのは難しい。
そろそろ12月上旬のガチャが発表される時期ですが、次の作品はなんでしょうね。1と4は多分ない。壁キャラが連続するので。
⑦でもステータスは高い
アビリティも装備武具種も荒が目立つ性能のスノウですが、そこはやはり最高レアリティ。星7物理壁のデイジーやWoLとは一味違うステータスの高さを誇ります。HPや防御力の差が大きいので耐久面でも信頼性も違うでしょう。
……まあ、その2人は素で引きつけパッシブ持ってるし属性耐性バフなんてのも張れるのですが。これからしばらく、星5-7物理壁のNV覚醒はないかもしれません。
最強物理壁の壁は厚い
解放キャラ | 効果 |
---|---|
通常時 | 【力の解放】 ・戦闘開始時と戦闘不能から復帰時、LBゲージが最大まで貯まる |
【ラーサーの盾】 ・HP+3,000 ・防御+500 ・ターン開始時自身にHP3,000分のバリア付与 |
|
BS時 | 【力の解放】 ・戦闘開始時と戦闘不能から復帰時、LBゲージが最大まで貯まる |
【ラーサーの盾】 ・HP+3,000 ・防御+500 ・ターン開始時自身にHP3,000分のバリア付与 |
スノウ実装の少し前にEXアビリティが実装され、ガブラスの防御が500上昇したのも環境的に向かい風。今後実装される物理壁はこの防御500上昇状態のガブラスが比較対象になりがちなので生半可な耐久力では越えられません。
鎧や兜や重盾を装備できないスノウは特に厳しい。スノウはEXアビリティで防御力にとんでもないテコ入れが来そうです。
壁役の理想的な関係性
フィーナ&デイジー2020夏 | 聖盾の騎士シャルロット |
魔法壁の調整は絶妙だと思ってます。最強は純NVキャラのフィーナ&デイジー。高いステータスと蘇生時自動全体かばうによる復帰力の高さを持つ、間違いなく現状最強の魔法壁です。
しかし敵が悪魔系の場合に限り、聖盾シャルロットが耐久性能で上を取れます。悪魔系限定ですが、純NVであるフィーナ&デイジーの顔を潰さずにシャルロット独自の個性を確立させました。
全身をガチガチの鎧で固めたキャラが水着の女性より耐久力が低いのは若干気になりますがレアリティ格差による性能差はあるものの完全下位互換にはなっていない、良い関係性ではないでしょうか。
ガブラスが不得手な土俵で戦えれば
①属性耐性特化
純粋な物理耐久力はガブラスに敵いません。なので「無属性物理耐久力はガブラスだが、属性攻撃への対応力はスノウの方が上」という調整だったら差別化ができていたかもしれません。
ガブラスは火と闇属性耐性バフしかできず、しかもSPアビリティなので常時付与はできません。スノウが充実した属性耐性バフアビリティを習得していれば、属性攻撃が苛烈な阿修羅戦などで差別化できたのではないでしょうか。
②種族耐性特化
シャルロットと同じく「○○系の敵に対してはガブラスより硬い」という方向性。通常時は機械系に強く、BS時は精霊系に強いというようなスイッチも面白そうです。
FF13シリーズボスが機械系だったので、シリーズとしての特徴を出すなら機械かなと。FF13は物語後半まで人と機械の敵が多かったですね。
③回避特化
ガブラスが耐久力特化なら、スノウは「当たらなければどうということはない」の精神で回避率特化に。軽装備しかできない身軽な点も回避率重視ならおかしくありません。
……ただ最近は敵が自身に命中率バフを付与することが多く、もう回避率で無効化する時代は終わりに近づいているのかも?
④フィニッシャー特化
かばう性能を完全無視して、BS後の特徴であるフィニッシャー要素に全振り。FF13-2以降のスノウは壁役としての役割が控えめになっていくので、アタッカーとしての実装もありだったかもしれません。
自分のHPを削る自棄的な戦い方は、LRスノウをある意味忠実に原作再現しています。
まとめ
FF13初プレイ時シド・レインズ戦で苦戦して何度やっても勝てなかったのですが、メンバー変更でスノウを入れたらあっさりクリアできました。ディフェンダーロールで攻撃を引きつけるのが攻略のカギだったのです(ファングでもいいのでしょうが)。
原作での活躍もあって壁役としてのスノウには思い入れがあるものの、引きつけ率0%で味方への攻撃を受けてくれないスノウNVにはちょっとガッカリ。EXアビリティやアビリティ覚醒でまだ強化の余地はありますが、いつになるやら。
おまけ
今日急遽開催されたALL虹orNV確定ガチャの結果です。NVはなかなか出ませんね。
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