【FFBE】ジョブ:踊り子
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)で新しく実装されたリリゼットについてです。踊り子というユニークなジョブのリリゼットですが、そもそも踊り子とは何なのかという視点から紹介していきます。
踊り子ユニット参戦
FF11からの常設キャラとして、リリゼットが実装されました。バカンスラスウェル以来久しぶりのセレチケ交換対象キャラなので、セレチケを使ったという方がいるかもしれませんね。スパトラが非常に優秀なので取る価値は高いキャラかと思います。
リリゼットは「踊り子」のジョブに就いていますが、他のライターからそもそも踊り子は戦えるジョブなのかと聞かれました。確かにナンバリング作品でもあまり見ることのないジョブなので、どのようなジョブか知らない方は多いのかもしれません。
そこで今回は踊り子のジョブ紹介回です。
FF5にて初登場
踊り子はFF5で初登場しました。土のクリスタルから受け取れるジョブの1つであり、入手できるのはかなり後の方です。既にプレイヤーがナイトや忍者、召喚士など強力なジョブの使い方を心得てきた時期に突然踊りの名手になれると言われても……?
ジョブチェンジするとすっぴんの時よりもステータス総合値が下がってしまう唯一のジョブであり、特にHPの低さは際立ちます。同時に入手できるジョブが竜騎士や侍などシンプルに強力なものであることも踊り子を使いにくい環境に拍車をかけています。
一見すると強みが分かりにくく癖のある動きをするため、中上級者向けのジョブだと言えるでしょう。
アビリティ「おどり」
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
ミステリーワルツ | ・単体のMPを吸収する ・必中アスピル+魔法防御無視 |
みわくのタンゴ | ・単体を混乱させる ・必中コンフュ |
ふたりのジルバ | ・単体のHPを吸収する ・必中ドレイン |
つるぎのまい | ・単体に通常攻撃の4倍の物理攻撃 ・必中 ・さらにクリティカル判定も別に行われる ・踊り子が誇るアルティメットウエポン |
踊り子はその名の通り、様々な種類の舞で敵と戦います。上記4種のアビリティからランダムで効果が発動するので安定感には欠けるものの、それぞれ必中の特性を持つ上に「つるぎのまい」発動時の火力は物理職を容易に上回ります。
踊り子用の専用装備を使えば「みわくのタンゴ」の部分が「つるぎのまい」になるため、50%の確率で4倍ダメージを叩き出せるように。踊り子自身は力が低いのでダメージが伸び悩むものの、FF5特有の他ジョブアビリティとのコンボによりFF5における最高単体物理火力を誇ります。
まあ、結局9,999ダメージの壁にぶつかる上に発動確率が50%なので魔法剣みだれうちには劣るのですが。それでもステータスの弱さを補って余りあるポテンシャルを秘めていることは確かです。
華麗な舞で魅せるジョブかと思いきや、実際は物理職に勝るとも劣らない火力を叩き出せるパワータイプ。それが踊り子です。
アビリティ「リボン装備」
FFシリーズでトップクラスの実用性と利便性を誇る装備「リボン」。FF5では石化/暗闇/老化/猛毒/即死/カエル/沈黙/バーサクを防げる上に全ステータス+5のボーナスを得られる驚異的な頭装備です。
非常に強力な装備ですが、すっぴんと踊り子しか装備できないため有用性に気付きにくいのが難点。踊り子をジョブマスターすれば「リボン装備」のアビリティを習得できるため他ジョブでも装備可能です。
リボンのためだけに任意アビリティ枠を使うのか……という思いもありますが、それだけリボンが強力ということですね。ちなみにアビリティ名こそリボン装備ですが、実際はリボン/マンイーター/レインボードレス/赤い靴が装備可能になります。
総じて
でもまあ、全体的に見ると使い勝手は悪いです。つるぎのまいとリボン装備のためだけにあるジョブと言っても過言ではないでしょう。そのつるぎのまいもダンシングダガーさえあれば踊り子でなくても撃てるのが困りもの。
薬師や青魔道士のようなゲームへの知識が強さに直結するタイプである上に、さらに運まで絡みます。条件が整えば物理職以上の火力、平時は際立った強みに欠ける中途半端な役どころ。……7Tに1回のSPアビリティで爆発的な火力を出せるジョブらしいと言えるかもしれません。
FF6では風水士の特性と合併
FF6には踊り子こそいないものの、モーグリのモグが踊りアビリティを習得します。洞窟や砂漠など、様々な地形で戦うことで新しいダンスを覚え、その地形の力を引き出すことができる風水士複合型のジョブです。
FF5と同じく踊りによって発動するアビリティはランダムで、しかも一度踊り始めると以降はコマンド入力を受け付けずに踊り続ける、バーサーカーとしての側面も合わせ持ちます。ガウ、ウーマロ、モグ、ゴゴで組んだら入力するコマンドが全然ありません。
ランダム+永続効果が足を引っ張る
アビリティ名 | 発生アビリティ/発動確率 |
---|---|
風のラプソディ | ・かまいたち(6/16) ・日光浴(6/16) ・プラズマ(3/16) ・コカトリス(1/16) |
森のノクターン | ・木の葉乱舞(6/16) ・森林浴(6/16) ・鬼火(3/16) ・ウォンバット(1/16) |
砂漠のララバイ | ・砂嵐(6/16) ・あり地獄(6/16) ・かまいたち(3/16) ・ミーアキャット(1/16) |
愛のセレナーデ | ・鬼火(6/16) ・亡霊(6/16) ・落とし穴(3/16) ・バク(1/16) |
大地のブルース | ・崖崩れ(6/16) ・ソニックブーム(6/16) ・日光浴(3/16) ・うりんこ(1/16) |
水のハーモニー | ・エルニーニョ(6/16) ・プラズマ(6/16) ・亡霊(3/16) ・あらいぐま(1/16) |
闇のレクイエム | ・落盤(6/16) ・落とし穴(6/16) ・鬼火(3/16) ・毒がえる(1/16) |
雪だるまロンド | ・スノーボール(6/16) ・雪崩(6/16) ・落とし穴(3/16) ・雪うさぎ(1/16) |
モグの踊りは8種類×4効果の32アビリティ構成。アビリティごとに発動確率が固定されており、ボス戦で即死技を使ったりHP満タン時にHP回復技を使ったりと戦闘の計算がしにくいのが悩みどころです。
MP消費なしで範囲攻撃や属性攻撃ができるのは利点ですし、発動アビリティの大半が必中。アビリティを1つ1つ見ていくと確かに強いのですが、ランダム性が強すぎる上にFF6自体火力インフレを起こしているので、確率に頼らなくてもカンストダメージは簡単に出せます。
全体的に即死効果を持つものが多く、モーグリ族の戦士の恐ろしさが垣間見える気がします。
ゴゴとの併用は禁止
モグの踊りは「地形を変える必要がある時に限り50%の確率で失敗」し、つまずきます。つまずいた踊りをゴゴがものまねして成功すると、踊りによる発動アビリティの攻撃対象がなぜかモグに向きます。そして落とし穴に落とされるモグ。雪崩に飲まれるモグ。あり地獄に吸い込まれるモグ。
モグとゴゴを同時編成して2人(?)で踊ること自体滅多にやる人はいないでしょうが。
FFTでは最強のデバッファー
FFTにも踊り子のジョブが登場しています。しかし女性限定のジョブなので主人公であるラムザはジョブチェンジできません。男性は吟遊詩人が専用ジョブです。
女性キャラを竜騎士や侍といった物理ルートに歩ませることで最終的に踊り子に就けます。射程無限で敵全体を弱体化させる、作中屈指のデバッファー職ですね。
射程無限とは敵と自分の距離がどれだけ空いていようが問題なく、間に壁や人がいても問題なく、数メートルの高低差があっても問題ありません。踊り子と同じ戦場に立ったらその時点でデバフの範囲内です。
敵全体に効果を及ぼすアビリティ
アビリティ名 | 性能 |
---|---|
ウィッチハント | ・敵全体のMPにダメージ |
ウイズナイブス | ・敵全体のHPにダメージ |
スローダンス | ・敵全体のSpeed-1 |
ポルカポルカ | ・敵全体の物理AT-1 |
アンフェイス | ・敵全体の魔法AT-1 |
ネイムレスダンス | ・敵全体に暗闇/混乱/沈黙/カエル/毒/スロウ/ストップ/睡眠をランダムに付与 |
ラストダンス | ・敵全体のCTを0にする |
FFTに存在する踊りは上記の通り。敵の攻撃が届かない安全地帯からステータスダウンや状態異常を撒く極めて厄介な存在です。ちなみに踊りにはMPを一切消費しません。
全状態異常耐性を持っているのは一部のボスくらいなので、ネイムレスダンスを2回も踊れば簡単に敵陣営を崩壊させられるでしょう。あとはスローダンスでサンドバッグを作ったら、FFT特有のレベル上げ開始です。
レベル上げには不向き
極悪デバフアビリティを揃える強力なジョブですが、ステータスは低めです。FFTのレベルアップ時のステータス上昇はジョブに依存するため、物理攻撃力以外のステータスが低い踊り子でレベルアップするとキャラがあまり強化されません。
レベル下げというやり込みをする時にはお世話になりますが、通常プレイの範囲では要注意でしょう。ジョブチェンジまでの道のりは長いものの、間違いなくパーティの戦力を一段階上に引き上げてくれる頼もしいジョブです。
FFBEではバッファー
キャラ名 | 背景 |
---|---|
サライ | ・見る者に勇気を与える踊りを踊っていた |
ソレイユ | ・踊りによって戦士の心を癒やし力を高める |
シャリー | ・踊りによって竜封じの一族を補佐する |
FFBEオリジナルの踊り子キャラは、いずれもバフや回復を得意としています。ソレイユは投擲武器を使えるとされているものの、あくまで自衛用の最低限に過ぎず基本的には踊りで前線の戦士を鼓舞することを主としていました。
昔のFFBEは踊り子は1ターンだけだが制約無しで味方を強化できる、吟遊詩人は行動が縛られるが長い時間味方を強化できると差別化されていましたが、最近は境界が曖昧になってきましたね。ジョブの概念でFFBEを括ってはいけないのでしょう。
まとめ
FF5は4倍火力、FF6はノーコスト全体攻撃&やたら豊富な追加効果、FFTは射程無限の永続デバフ付与など。強力だが癖が強い、使いこなすには一工夫いる、踊り子はそんなジョブですね。FF5やFF6の既プレイヤーでも踊り子/モグを主力にしなかった方は少なくないでしょう。モグは戦闘避け要員だし。
リリゼットも、これまたなかなか癖の強いキャラですね。バフも物理攻撃もそれなりにこなせますが、一点特化した専門家をどけてまでパーティ枠に入れるかは難しいところです。役割を複数持つキャラは特化キャラに及ばないことが多いFFBEでどこまで食らいつけるでしょうか。
シャントットの輝源を貰ったし1体で済むなら狙ってみるかと貯め込んでいたチケットを使ってみたら、リリゼットが2体。シャントットは0。……ダークビジョンズに連れていってみるか。
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