【FFBE】FFシリーズの青魔道士
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)で待望の青魔道士が実装されたため、今後各ナンバリング作品の青魔道士が順次実装されていく可能性があります。そこで、今回は歴代作品の青魔道士の紹介です。
青魔道士実装
FFBEではサービス開始当初から青魔法の実装が予定されていたようですが、3年半が経過し正式に青魔道士/青魔法が実装されました。光の戦士バッツがちょっとフライングしていましたが、あれはノーカウントで。
今までは青魔法が存在しないことからキマリの実装がアニキやベルゲミーネより遅れるなど不遇な扱いを受けていましたが、今後はナンバリング作品の青魔道士も続々と参戦するものと思われます。そこで今回はナンバリング作品における青魔道士についてです。
以下FF5,6,8,9,10のネタバレを若干含みます。
①FF5
そもそも青魔法の歴史を紐解くと、FF5が初出です。敵のアビリティを被弾することでそのアビリティを「ラーニング」し、味方側も撃てるようになります。
例えば風属性の下位魔法であるエアロは、同じく下位魔法であるファイア/ブリザド/サンダーよりも威力が僅かに高く、習得過程が面倒な分性能が高めに設定されていました。
どの敵が青魔法を使ってくるのか? 使われた技を被弾してなおかつ勝利することができるのか? と使いこなすための課題は山積みで、初見プレイで有用性に気付くのは難しいでしょう。
主な青魔法
ホワイトウィンド
FFBEにも登場した味方全体回復魔法です。回復だけならケアルガでもできますが、ホワイトウィンドは「リフレク貫通」「アンデッド状態でも回復可能」という特性があるため大変便利です。
回復量は「術者の現在HP」なので、術者が瀕死状態だと意味がありません。それでも敵が強力な黒魔法を多用するFF5でリフレクと併用できる全体回復手段は強力でしょう。
回復アビリティの特性上、敵が青魔道士に向けてホワイトウィンドを撃つことはありません。そのため被弾するためには特定の手順を踏む必要があり、実際にラーニングして使いこなした方は少ないかもしれません。
ゴブリンパンチ
消費MP0で通常攻撃を繰り出す青魔法です。……じゃあ普通に「たたかう」使えばいいじゃないかという感じですが、術者と対象の敵のレベルが一致した時にダメージが8倍に跳ね上がります。
敵のレベルと術者のレベルを一致させなければいけないという縛りはあるものの、通常攻撃の8倍の威力は驚異的です。ゴブリンパンチという名称の通り使用者がゴブリンなので、ゲーム序盤から習得できる点も面白い。
応用テクニックとして「武器の特性を加味せず武器の攻撃力のみが適用」されます。攻撃力100だが与ダメが強制的に1になるエクスカリパーの真の使い道かもしれません。ちなみに、ブレイブブレイドもどれだけ逃げても攻撃力150が適用されます。
②FF6
FF6ではストラゴスがパーティメンバー唯一の青魔道士として登場します。正式加入直後に世界崩壊イベントが発生するため、スタメンにしていない場合は極端に出番が少なくなりがちです……。
若い頃からモンスターの謎を追っており、その青魔法の実力は全ナンバリング青魔道士の中でも高い方です。例えばFF5の青魔道士は自ら被弾しないと技を覚えられませんが、ストラゴスは味方が被弾するところを見るだけでOK。暗闇状態だと見れないので注意しましょう。
ちなみにリルムはストラゴスの孫ではありません。この2人に血縁関係はないことが世界崩壊前限定でサマサの村で聞くことができます。
主な青魔法
グランドトライン
幻のモンスターヒドゥンからラーニングできる最強の青魔法です。メテオとほとんど消費MPが変わらないにも関わらず、メテオよりも威力が高くストラゴスを使う場合に重宝する技です。
アルテマでいいじゃん禁止。アルテマと違って魔封剣貫通なので。
アクアブレス
ストラゴスが初期から習得している青魔法です。水+風の複合属性攻撃で、火事を消化する際に使用しているのも恐らくアクアブレスと思われます。サマサの村人は皆アクアブレスを撃てるのか?
ストラゴスが強制加入する火事の家では、アクアブレスが弱点であるモンスターが大量に出現するため老魔導士の力強さを存分に見せつけてくれます。また、魔大陸上陸時の帝国エアフォースもアクアブレスで弱点を突くことが可能です。
ストラゴス加入直後にアクアブレス接待の戦闘が連続するため、加入の遅さに反して火力は十分。……しかし魔大陸以降にアクアブレスが活躍する場面はそんなに多くありません。
③FF8
FF8ではゲーム開始直後最初に仲間になるキスティスが青魔道士です。初期習得技はメーザーアイ。まさか最初に加入する女性キャラがいきなり目からビーム出すとは思わなかった。
青魔法の習得方法はモンスターに関わるアイテムを使用すること。例えばモルボルの触手を使えば、モルボルの得意技である「くさい息」を習得できます。……触手を、食べたんですかね。
目からビームを放ち、口からはモルボルの呼吸を吐き、両腕からはミサイルが飛び出る。挙句の果てには本物の魔女にしか使えない魔法を唱えられる。育成すれば育成する程人間離れしていきます。
部位 | アビリティ |
---|---|
目 | メーザーアイ、ガトリング砲、レイ・ボム |
口 | くさい息、アクアブレス、溶解液 |
腕 | マイクロミサイル、ファイヤーブレス |
主な青魔法
マイティガード
味方全体に「プロテス/シェル/リジェネ/ヘイスト/レビテト/オーラ」を同時に付与する青魔法です。全て付与できるかはピンチ度次第ですが、最低でもプロテスとシェルは確定で成功します。
各種魔法が単体がけであるFF8において、味方全体に一手で補助魔法を付与できるマイティガードは極めて強力です。とはいえ、リジェネはピンチ度の調整を狂わせるというデメリットもありますが。
ショックウェーブパルサー
ラスボス、アルティミシアが得意とする魔法です。そんな魔法を人間の身で使えるキスティスって一体……。
ダメージ上限無視の特性を持つため、9,999ダメージを越えられます。実ダメージは20,000程度ですが、9,999×n回とかダメージを与える他のキャラと比べると火力面では一歩見劣りするでしょう。
個人的にキスティスはマイティガードやリヴァイアサンの「かいふく」を用いたサポート要員が向いている気がします。そもそもショックウェーブパルサーの習得が大変ですから。
④FF9
FF8で頭身の高い女性がくさい息を吐く絵面がシュール過ぎたのか、FF8以降青魔道士は人間以外の種族が担当します。FF9の青魔道士はク族のクイナです。ク族に性別の概念はないものの、ビビと結婚していることや女性専用装備を身につけられることから女性扱い……なのか? 女の子をかばうの対象外なのでジタン的にはNGの様子。
ただひたすら「食」を追い求めるそのまっすぐな姿勢はパーティメンバーも一目置いており、特にフライヤはクイナの精神のあり方を羨ましいと漏らす場面も。実際、クイナの行動原理は食への飽くなき探究心によるものであり、他人の食べ物を強奪したり自分以外に提供する料理に手を抜いたりということはありません。ルートによってはエーコに「食事とは何か」を真剣に説くので、ぜひ発生させておきたいイベントです。
青魔法の習得方法は「たべる」。HPを1/4以下まで減らしたモンスターを食べることで青魔法を習得します。青魔法を揃えるのは大変ですが、やり込むと本作における最重要戦力として認識される程のポテンシャルを秘めています。
主な青魔法
リレイズ
FF9ではリレイズが青魔法に分類されています。戦闘不能時自動蘇生の強力さは言わずもがな。裏ボスのオズマと戦う際は優先的に使用したいアビリティです。
蘇生時はHPが1になるため、自分のHPが1の時に使うと固定9,999ダメージを叩き出せるリミットグローヴとのコンボが凶悪の一言に尽きます。
天使のおやつ
味方全体に万能薬を使う青魔法です。全員に発生した状態異常を一手で解除できるため、ラスボス戦や裏ボス戦で活躍が見込めます。
ATBゲージが一瞬で最大まで貯まるオズマとの戦いにおいて、状態異常を1人1人解除する余裕はありません。全体同時解除手段を持っているクイナはその意味でも重宝します。
⑤FF10
FF10の青魔道士はロンゾ族のキマリが担当します。武器が槍で初期習得技が「ジャンプ」なので設定段階では竜騎士を想定されていたのではないかと思いますが……。
ユウナレスカに敗北し瀕死の重傷を負ったアーロンが、死の際に会ったのが当時15歳くらいのキマリでした。アーロンはキマリにユウナを託し、キマリは死にゆく者の最期の願いを真摯に全うします。FF10本編でアーロンとキマリの会話シーンは1回もないのですが、だからこそエンディングのアーロンがキマリの胸を叩くシーンが映える。
パーティ全員を逃がすために1人でシーモアを食い止める、ロンゾ族の信頼を勝ち取り寺院に追われるユウナに味方を作るなど、非常に見せ場の多いキャラです。なお戦闘能力。スフィア盤の仕様が誰かの劣化になりがちなのが辛い。
主な青魔法
サンシャイン
最も威力の高い敵の技です。オメガウェポン、あるいはすべてを超えし者のどちらからしか習得できません。
クリティカル判定を持つ魔法攻撃で、魔力がカンストしていればそのダメージは200万から400万! と言いたいところですが、ダメージ限界があるので実ダメージは99,999止まり。1回しか攻撃判定が出ないので複数回攻撃ができるティーダやワッカに大きく劣ります。
筋骨隆々な見た目で装備武器が槍なので、最強技が魔力依存というのもかわいそうな話です。
マイティガード
味方全体にシェル/プロテス/バファイ/バコルド/バサンダ/バウォタを付与します。4属性攻撃を全て防げる汎用性の高さが魅力的ですね。
ただしオーバードライブ技なので撃ちたい時に撃てない……。ボス戦前に事前にゲージを貯めておくならリュックでもほぼ同じことができるなど、使い勝手に微妙に難があります。習得できるのがビランとエンケとの対決というのも遅すぎるか。
まとめ
作品による環境の違いもありますが、一番お世話になるのはクイナですかね。リレイズや天使のおやつが他のキャラでは代替できません。個人的にはキスティスも強いですが、FF8はパーティ全員にそれぞれ持ち味があって強いので最大火力の低さがネックになりそうです。キマリは……。
FFBEではクエストクリアにより潜在開放と同じ形でアビリティが増えていくのかな? 青魔道士フィーナが開放したアビリティを全ての青魔道士が共有できる、という感じなら新ストーリー実装が楽しみになるかもしれません。
まだFF8,9,10の二つ名主人公は実装されていないので、ナンバリングイベントで順次青魔道士が実装されていくかもしれません。3年半の時間をかけ、満を持して実装された青魔道士ですからぜひ活躍してもらいたいですね。
ところで
明日のアップデートで真モルボルが追加されるようですね。ティアマットの討伐報酬で植物系特攻の剣が手に入ったので、まあモルボルが来ると思っていました。
……でもティアマット実装から真モルボル実装までの間に武具強化イベントが開催されていないので武具強化できていません。命攻の刻印がまだ付いていませんが、大丈夫でしょうか。
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