【FFBE】FFBEオリジナルキャラ紹介その4【エルフとドワーフ】
FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)のFFBEオリジナルキャラクターの紹介を掲載しています。今回はエルフとドワーフの種族の垣根を越えた友情について紹介します。
連載第4回
FFBEオリジナルキャラを紹介する連載、第4回はエルフの夫婦とドワーフのお話です。
暗黒大陸ゴロノアで起きた異種族同士の友情を描いた、非常に面白いストーリーです。個人的なチヅル一家に次いで好きな話ですね。
前編はラグルスの話、後編はラグルスの弟子の話になります。配信初期の当たりキャラローゼリアや、オメガ戦の切り札として話題のセドナも関わってくる、なかなかユニークな回でした。
時を超えた約束
ドワーフ族のラグルスは、暗黒大陸ゴロノアで孤独に行き倒れていました。仲間にも会えず、独り死んでいくのかと思ったその瞬間、エルフ族の女性ルネラに食糧を恵まれて一命を取り留めます。
その後ルネラとブランの住む地下城に招待されたラグルスですが、異種族を忌み嫌うブランに冷遇されます。しかしルネラの嘆願もあり、地下城で3人で住むことになりました。
ルネラは瘴気の病に侵されており、余命は永くありません。それを知ったラグルスは瘴気の病を治す「浄化の樹」を探し、ルネラを救うために奔走します。
キャラ | 活躍 |
---|---|
ラグルス | ・ドワーフ族 ・ルネラに恩義を感じ、命を救うために奔走する ・ブランとも友情を築き、エルフ族の文字と歌を習う ・ゴロノアに瘴気の及ばない地下道建設を画策 |
ルネラ | ・ブランの妻 ・行き倒れているラグルスを介抱する ・瘴気の病に侵されている |
ブラン | ・ルネラの夫 ・ツンデレ ・「エルフ族の誇り」を優先する堅物 ・現状に抗い続けるラグルスを見て少しずつ変わっていく |
ヘレナ | ・冒険家 ・憧れの冒険家モンタナの足跡を追う ・簡単なエルフ語の解読ができる |
カーミル | ・シエラ直属の遊撃隊 ・何らかの任務で暗黒大陸ゴロノアに来ていた |
ラグルス
ラグルスはドワーフ族です。仲間と再会することもできず、一人暗黒大陸を彷徨っていたところをルネラに救われ、その後共に暮らすようになります。
ルネラが病で先が長くないことを知ると、病を治すため「浄化の樹」を探して旅に出ます。何とか芽を持ち帰ることができるものの、ルネラを助けるには間に合いませんでした。
その後、瘴気が薄い地下道の建設し、生物が暗黒大陸で満足いく暮らしができるようインフラを整備していきます。
ルネラ
ルネラはエルフ族の女性で、ブランの妻です。エルフ族がブランと自分とで2人しかいない孤独を憂いていたところラグルスと出会い、共に暮らすことを提案します。
暗黒大陸に蔓延する瘴気に毒され余命が僅かなのですが、その少ない時間の中でブラン、ラグルスと過ごせることに幸福を感じていたようです。
最期は愛する夫と、友情を築けたドワーフ族に看取られながらその生涯を終えます。
ブラン
ブランはエルフ族の男性で、ルネラの夫です。戦争を起こした人間と、人間に戦争の兵器を提供したドワーフ族を憎んでおり、ラグルスにも辛く当たっていました。
「エルフ族は自然に逆らわない」という信念の元、浄化の樹を探さずルネラの死を受け入れています。しかし、最期の瞬間まで生きるための手段を探すラグルスを見て、少しずつその生き方に共感していきます。
エルフ族の歌を習いたいというラグルスに、歌と文字を教えるのもブランです。この歌こそがかの有名なバフアビリティ「エルフの歌」ですね。使うのはルネラですが。
エルフの夫婦の最期
浄化の樹の生長が間に合わず、ルネラは命を落とします。それでもラグルスは人々が平和に暮らしていけることを願いながら、瘴気の薄い地下に道を作り続けました。
ブランは全てを受け入れ何もしない自身を恥じながら、少しずつラグルスに心を開いていきます。しかしすぐにブランも瘴気に毒され、ルネラ同様に弱っていきます。
浄化の樹の生長はブランに対しても間に合わず、ラグルスを残してエルフの夫婦は命を落としました。僅かな時間でしたが、出会ったばかりの自分達のために頑張ってくれたラグルスに確かな友情を感じながら。
ヘレナ
病弱な少女ヘレナは幼い頃に家を出ることができず、いつも本ばかりを読んで過ごしていました。その時、冒険家モンタナの書いた「モンタナ冒険譚」に感化されたことから冒険家を目指します。
成長したヘレナはモンタナの足跡を追うために、暗黒大陸に足を踏み入れます。そして、地下にある城でかつてエルフとドワーフが共存していた証拠を発見しました。
異種族同士で築かれた友情の記録を世間に公表するために、偶然出会った傭兵カーミルと共に命からがらの脱出劇を繰り広げます。
カーミル
カーミルはゾルダードに所属するシエラ遊撃隊の1人で、ある任務を受けて暗黒大陸に来たところ、丸腰で歩く冒険家を見つけます。
あまりの無鉄砲さに呆れつつも、その行動力に感心し傭兵を引き受けることにしました。カーミルを引き連れ、ヘレナは危険な地下城の冒険を続けます。
全てが終わった後、ヘレナに「ヘレナ冒険譚」の出版を応援し、2人は別れました。
ヘレナの冒険
暗黒大陸で発見した地下城で、ヘレナはかつてこの城でドワーフとエルフが共存していたこと、そしてラグルスがルネラとブランのためにどれだけ尽力したかの痕跡を発見しました。
地下城の奥深くで、巨木となるまで成長した浄化の樹を見つけます。ラグルスは2人の死後も浄化の樹を育て続け、瘴気を全く寄せ付けない程までに生長させたのです。
巨木の隣にはラグルスがエルフ語で書いた石碑が見つかり、異種族間の友情とラグルスの偉大な功績を世間に公表するためにヘレナとカーミルは地下城を後にしました。
白き賢者と魔法の杖
ラピスでの冒険が終わり、パラデイアに旅立つ前。サクラは故郷のミシディアで愛用していた武器を壊してしまいます。
そこで新しい武器を調達しようと有能な鍛冶師を探すのですが、どうしても思い出せません。そこで、自分の過去の記憶を辿って、有能な鍛冶師を知っている友人に会いに行きます。
遥か昔に亡くなったサクラの友人、ローゼリアとの記憶です。ローゼリアは、暗黒大陸ゴロノアで地下坑道を造ったドワーフ族、ラグルスのことをサクラに教えました。
キャラ | 活躍 |
---|---|
サクラ | ・700年愛用する武器が壊れる ・自身の記憶から生前のローゼリアに会いに行く ・武器を新調するためにラグルスの弟子に会いに行く |
ヴェルン | ・ラグルスの技術を継承する現代の人間 ・平和を愛する開祖ラグルスの教えと武器製造の矛盾について悩む |
セドナ | ・コロシアムで見世物として戦いに興じる女剣闘士 ・武器無しで戦うサクラを発見し、同行する ・ヴェルンの剣に不満を持ち、文句を言うためにヴェルンの元へ ・かつて弟を病気で亡くしている |
ローゼリア | ・生前の記録では白魔法の研究にしか興味のない冷徹な魔道士 ・実際は病気の後に考えを改めた心優しき女性だった ・生涯最後の研究として、加護の魔法を作る ・サクラが自分の墓参りに来た時に加護の魔法を伝えられるよう仕掛けを施し、命を落とす |
桜雲の賢者サクラ
サクラから桜雲の賢者サクラに代わるのがこのストーリーです。700年愛用していた鎌が壊れたことをきっかけに、ローゼリアに教えてもらったラグルスの技術を継承する鍛冶師に会いに行きます。
しかしヴェルンはもう武器を作る気はなく、ラグルスの育てた浄化の樹の前で思い悩む始末。サクラもヴェルンに武器を作らせるのは諦めるつもりでした。
ですが武器を使って魔物を倒さねば多くの命が脅かされるという事態に陥り、ヴェルンを説得。ヴェルンに新しく杖を作ってもらい、それに合わせて"いめちぇん"をして賢者サクラとなります。
ヴェルン
ヴェルンはラグルスの技術を継承する現代の鍛冶師です。手に持っているハンマーがラグルスの持っているものと同じで、ラグルスのトラマス報酬ですね。
かつてラグルスはブランから「戦争を起こした人間と、人間に兵器を提供したドワーフが憎い」と言われており、武器開発に積極的ではありませんでした。ヴェルンもその精神に則り、武器開発に心がこもらなかったのです。
しかしサクラとセドナから、武器には兵器としてではなく「生ある者を生かすため」の使い方があると諭され、サクラとセドナに武器を提供します。
セドナ
セドナは、ゾルダードのコロシアムで剣闘士をしている女性です。娯楽として魔物と戦う姿にヴェルンは疑問を抱き、全力で武器を作ることができませんでした。
セドナは幼い頃に弟を病気で亡くしており、薬を買うことさえままならなかった当時の自分を鑑みてか、今はコロシアムの賞金を貧困に苦しむ孤児院に寄付しています。
オメガ相手にバックステップでおちょくる姿ばかりが注目されるセドナですが、重い背景と優しい心を持っている真面目なキャラです。いや、本当に。
ローゼリア
ローゼリアは、かつては白魔法の研究にしか興味がなく、他者との関わりを持たない冷たい人間でした。しかし流行り病に伏した後は、世のため人のため白魔法を使うようになったのです。
サクラは生前のローゼリアの友人で、起き上がることさえできなくなったローゼリアに頻繁に会いに来ては、元気づけていたようです。
魔法の研究を続けていたローゼリアは、最期にサクラのために新しく加護の魔法を完成させます。これが、ローゼリアと賢者サクラが覚えるパッシブアビリティ「白光の加護」です。
まとめ
エルフとドワーフの異種族間の友情、いかがでしたでしょうか。ルネラの余命幾ばくの時、諦めて受け入れるブランと諦めず抗い続けるラグルスの対比が非常に鮮明で、思わずラグルスに感情移入するストーリーでした。
後日談は語られていませんが、ヘレナによってこの事実が世間に公表されることで、いがみ合う種族同士の関係にメスを入れられるのかもしれませんね。
ちなみに、ヘレナの項で語っている「モンタナ」とは絆キャラで排出されるキャラです。ほとんどの人が1回は入手しているはずだと思うので、興味があったら図鑑を確認してみてください。
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