【FFBE】デバッファー性能比較【ロレーヌNV追加版】

FFBE(ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス)のデバッファー性能比較回です。FFBEには多くのデバッファーが登場しますが、それぞれのキャラが持つ個性や強みを個別に紹介しています。

ロレーヌNV登場

先週末に、EXポイント特典キャラのロレーヌがNV覚醒を果たしました。「アタッカーもこなせるほど火力が高いデバッファー」か「優秀なデバフ能力を持つアタッカー」かは議論の分かれるところですが、2つの役割を高い水準でこなせる凄まじい性能を誇ります。

今回はデバッファーとしての能力に焦点を当てて、デバッファーの性能比較回です。主にステータスデバフの倍率を中心に見ていきます。

1.ロレーヌNV

キャラ名	用途	デバフ性能
ロレーヌ	常時	【滅閃一刃】 ・敵単体に威力8,700%の物理攻撃 ・敵の全ステータス-80%
	開幕行動	【無双剣・盾壊し】 ・敵全体の全ステータス-85% ・1ターン後、敵全体の全ステータス-85% ・2ターン後、敵全体の全ステータス-85% ・3ターン後、敵全体の全ステータス-85% ※7ターンに1回使用可
	状況限定	【無双剣・盾壊し】 ・敵全体の全ステータス-85% ・1ターン後、敵全体の全ステータス-85% ・2ターン後、敵全体の全ステータス-85% ・3ターン後、敵全体の全ステータス-85% ※7ターンに1回使用可
		【影斬りの刃】 ・敵全体の全バフ効果を解除 ・敵全体の全ステータス-85% ・敵単体に威力10,500%の物理攻撃 ※1バトル中に2回まで使用可
	LB	【キングダムオーダー】 ・敵全体に威力850%の物理攻撃 ・防御50%無視 ・敵全体の雷/風/光属性耐性-79% ・敵全体の全ステ-74%

ロレーヌは常時80%のデバフを付与可能です。デバフ範囲が単体なので、複数の敵に対して付与するデバフはSPアビリティなどに任せないといけません。

……と思いきや、連撃アビリティで「滅閃一刃」を連続で選択し、1回撃つ度に毎回ターゲットを変えていけば複数の敵にも対応できます。全体デバフの性能が良いため、そうそう起こる場面ではありませんが。

「影斬りの刃」が非常に高性能

1バトル中に2回まで使用できる「影斬りの刃」は、敵のバフを解除してからデバフを付与する極めて使いやすい性能です。現状最新の高難度クエスト、真闇の魔物たち・IIでは敵が頻繁に属性耐性バフを使うため、バフ解除＋デバフ付与の能力が刺さります。

バフ解除＋デバフ付与に加えて、威力10,500%の物理ダメージも与えます。防御デバフの兼ね合いで早めに撃ちたいアビリティですが、フィニッシャーのような間隔で乗せるのもおすすめです。

2.自由を求めし少年ヴァン

キャラ名	用途	デバフ性能
少年ヴァン	常時	【フルブレイクダウン】 ・敵単体の全ステータス-80% ・敵単体に威力2,000%の物理攻撃
		【フルブレイクバースト】 ・敵全体の全ステータス-75% ・敵全体に威力1,500%の物理攻撃
	開幕行動	【真・メルトクリムゾン】 ・敵全体からアイテムを盗む ・敵全体の全ステータス-85% ・敵全体の火/風属性耐性-130% ・敵全体に威力5,500%の物理攻撃
	SPアビ	-
	LB	【真・メルトクリムゾン】 ・敵全体からアイテムを盗む ・敵全体の全ステータス-85% ・敵全体の火/風属性耐性-130% ・敵全体に威力5,500%の物理攻撃

ヴァンはCGLB持ちの二つ名主人公なので、戦闘開始と同時にLBゲージが最大まで溜まる特性を持っています。そのため、初動でLBによる85%デバフ付与が可能です。

LBに頼らずとも単体80%、全体75%のデバフを付与できる非常に使いやすい性能をしています。ただし「フルブレイクダウン」以外のデバフは持続時間が短いので注意しましょう。

LBレベルは16まででよし

CGLB主人公の特徴として、最大LBレベルが40と高い点が挙げられます。強化倍率が高い分、必要なバーストポットの量が多く育成が大変です。

ヴァンのLBは、レベル16でデバフ倍率が最大に達します。そのため、物理攻撃の威力を重視しない場合はLBレベルは16までで大丈夫です。低コストで育成できます。

3.癒神リド

キャラ名	用途	デバフ性能
癒神リド	常時	【メイキョウ・攻撃封じ！】 ・敵単体の攻撃/魔力-80% ・敵単体に威力1,200%の物理攻撃
		【メイキョウ・防御封じ！】 ・敵単体の防御/精神-80% ・敵単体に威力1,200%の物理攻撃
		【女神の束縛・攻】 ・敵全体の攻撃/魔力-75%
		【女神の束縛・防】 ・敵全体の防御/精神-75%
	開幕行動	【癒神の嘆き】 ・敵全体のバフ効果を解除 ・敵全体の全ステータス-80% ※4ターンに1回使用可
	SPアビ	【癒神の嘆き】 ・敵全体のバフ効果を解除 ・敵全体の全ステータス-80% ※4ターンに1回使用可
	LB	【ラクシュミハンマー・カスタム】 ・敵全体に威力4,000%の物理攻撃 ・敵全体の全ステータス-85% ・敵全体に魅了付与

癒神リドは敵のバフを解除しつつ、80%のデバフを付与できるデバッファーです。ヴァンやロレーヌNVと比較すると、開幕のデバフ倍率は少々控えめ。

ラクシュミを従えているだけあって回復能力に長けており、味方が付与されたストップや魅了を解除できる、デバッファーとしては大変珍しい性能です。連撃アビリティにラクシュミの習得アビリティを組み込めるため、ストップ耐性バフなどの補助もこなします。

フィニッシャーと好相性

癒神リドは味方全体に絶・明鏡系チェインアビリティを配れる、個性的な能力を持ちます。壁役やヒーラー、バッファーがチェインを繋げられるため、フィニッシャーのお膳立てを整える上で最適なデバッファーかもしれません。

4.リュック(FF10-2)

キャラ名	用途	デバフ性能
リュック (FF10-2)	常時	【反パワー弾】 ・敵全体に威力220%の物理攻撃 ・防御50%無視 ・敵全体の攻撃/魔力-75%
		【反アーマー弾】 ・敵全体に威力220%の物理攻撃 ・防御50%無視 ・敵全体の防御/精神-75%
	開幕全体	【ユ・リ・パ　レディ！】 ・敵全体の全ステータス-80% ・味方全体にリレイズ付与 ※8ターンに1回使用可
	SPアビ	【ユ・リ・パ　レディ！】 ・敵全体の全ステータス-80% ・味方全体にリレイズ付与 ※8ターンに1回使用可
	LB	【スペシャルドレス：マキナマズル】 ・敵全体に威力1,400%の物理攻撃 ・防御50%無視 ・敵全体の全ステータス-80%

リュック(FF10-2)は85%デバフこそできないものの、開幕全ステデバフ＋味方全体にリレイズ付与という初見時に3度見くらいした強力なSPアビリティを備えています。

常時使えるアビリティも効果範囲が全体なので使いやすく、ほぼ1年前のキャラでありながらまだまだ前線で戦い抜ける性能です。

LB補助能力が高い

リュック(FF10-2)は味方全体のバーストストーン上昇量＋200%に加えて、LBゲージを直接上昇させるアビリティを豊富に習得します。デバフの持続中で余裕がある時は、敵のやる気を盗んで味方に配布してあげましょう。

LBコストの低い暁の四戦士ガラフのゲージを増やす→ガラフが自分のLBゲージを他のキャラに譲渡。という立ち回りなら、LBコストの重いキャラのLBを安価で回せます。

5.不撓の戦士マキナ

キャラ名	用途	デバフ性能
不撓の戦士マキナ	常時	【スタンブレイド改】 ・敵単体の攻撃/魔力-75% ・3ターン目以降、攻撃/魔力-70%
		【ドレインソード改】 ・敵単体の防御/精神-75% ・3ターン目以降、防御/精神-70%
	開幕全体	-
	SPアビ	-
	LB	【真・ラッシュブレイド】 ・自身の攻撃＋200% ・「ボルトレイピア三連技」使用可能 ・敵全体の全ステータス-80% ・敵全体に威力5,400%の物理攻撃

不撓の戦士マキナは、FF零式イベントのイベント報酬キャラです。現在入手不可。

イベントに参加すれば確実に入手できる割に性能が高く、高倍率のデバフや3回行動によるチェイン参加、被物理/魔法ダメ軽減バフによるサポートなど幅広いアビリティを揃えています。

持続の短さに注意

デバフの倍率こそフェス限キャラに引けを取りませんが、デバフの持続に弱点を抱えています。時間経過でデバフの倍率が下がったり、80%デバフは1ターンで終わってしまったりと、上位のデバッファーと比較すると荒が目立つことも。

また広範囲へのデバフが不得手なので、付与する際は1体攻撃する度にターゲットを変えていく忙しい操作が必要です。

6.宿命の少女ヴァニラ

キャラ名	用途	デバフ性能
宿命の少女ヴァニラ	常時	【エリアブレイク・アタック】 ・敵全体の攻撃/魔力-75% ・自身の防御/精神＋150%
		【エリアブレイク・ディフェンス】 ・敵全体の防御/精神-75% ・自身の攻撃/魔力＋150%
		【テトラミサイル】 ・1ターン後に効果が発動する ・敵全体に威力300＋300＋300＋300%の魔法攻撃 ・敵の全ステータス-80%
	開幕全体	【運命に抗う力】 ・敵全体の全ステータス-80% ・敵の土属性耐性-120% ※8ターンに1回使用可
	SPアビ	【運命に抗う力】 ・敵全体の全ステータス-80% ・敵の土属性耐性-120% ※8ターンに1回使用可
		【ティタノマキア】 ・敵全体の全ステータス-80% ・敵全体に威力2,600%の土属性魔法攻撃 ・精神50%無視 ※5ターンに1回使用可
	LB	【ガイアサルヴォー】 ・敵全体に威力1,400%の魔法攻撃 ・精神50%無視 ・敵の全ステータス-80%

宿命の少女ヴァニラは、ステータスデバフに加えて土属性の攻撃/補助を得意とするキャラです。主力アビリティ「運命に抗う力」にはステータスデバフと同時に土属性耐性を下げる効果があるため、土属性アタッカーと好相性。

味方全体への土属性付与もあるため、DVの土属性物理ステージでは無類のサポート能力を発揮します。

魔法アタッカーとして動ける？

宿命の少女ヴァニラは、レザード系の魔法攻撃をいくつか習得します。しかし3回行動権を獲得する手段が「敵から攻撃を受けた時にカウンターアビリティとして確率発動」という癖の強いもので、狙って行動回数を増やせません。

引きつけ役と相性が悪く、仮に3回行動権を得ても苦労に見合うほどの火力は出ないため、魔法アタッカーとしての運用は基本的におすすめできません。原作ではパーティ中2位の魔力を持ち、結構火力が高かったのですが……。

それぞれの長所

物理アタッカーとしても一線級

ロレーヌは物理アタッカー/デバッファー両方の分野においてトップクラスの性能を誇るキャラです。

ニ刀の極意を持っていない、分身を付与できないなど、片方の役割だけを見ると若干のツッコミどころはありますが、その点は突出しすぎない良い調整だといえます。エアリスNVも本当はこうなるはずだった。

ロレーヌの評価と習得アビリティはこちら

デバッファーとしては最高峰

ロレーヌは130%の属性耐性デバフが1ターンですぐ切れてしまいますが、ヴァンのデバフはもう少し保ちます。敵の攻撃力を落とし、また分身を付与して攻撃そのものを無効化するなど、攻防両面において優秀です。

各種攻撃アビリティは1ヒットなのでフィニッシャーとしても高性能。ニ刀の極意を持っているのでしっかり育成すればダメージソースとして活躍も見込めます。

自由を求めし少年ヴァンの評価と習得アビリティはこちら

味方に干渉する能力が豊富

癒神リドは、全ての武器種を装備可能という変わった個性があります。楽器や投擲、銃から格闘まで何でも持てるため、ブレイクゲージ削り要員として意外な活躍を見せます。攻撃回数も多いですし。

6月末にはブレイクゲージが削りにくくなる調整が入るため、デバッファーにもゲージを削らせたい！　という方におすすめです。もちろんゲージ削りのみではなく、ストップ/魅了解除などもデバッファーとしては珍しい個性なので差別化要素でしょう。

癒神リドの評価と習得アビリティはこちら

素直な性能の使いやすいデバッファー

ヴァンは「1度発動してしまえば、以降は自動で分身を付与される」というアビリティを有しています。自動付与なので手数を割かずに分身付与ができますが、ヴァンが戦闘不能になると分身付与が止まってしまい、再発動まで時間を要します。

リュック(FF10-2)の分身付与は任意発動ですが、毎ターン扱えるため戦闘不能からの復帰後もすぐにかけ直しが可能です。かばう不可の全体無属性攻撃を多用するボス戦では、リュック(FF10-2)の方が使いやすいかもしれません。

リュック(FF10-2)の評価と習得アビリティはこちら

軽減バフが強力

不撓マキナは最大3回行動が可能です。デバフ耐性を持つベヒーモスK戦などでは、デバフの試行回数が重要になるためリュック(FF10-2)以上の活躍を見せることも。

被物理/被魔法ダメ軽減バフを連撃に組み込めるため、1ターンで物理/魔法両方のダメージを軽減できます。デバフの持続中はバフアビリティを付与する動きもおすすめです。

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土属性補助では右に出る者なし

宿命の少女ヴァニラは、敵の土属性耐性を下げ、味方の物理攻撃に土属性を付与する土属性特化型サポーターです。DVの土属性の他、土属性が有効な高難度クエストで短期決戦を狙う際にも重宝します。

各種バ系魔法を扱えるため、デバフの持続中は属性耐性バフを撒く役としても運用可能です。アレイズ＋バブリザガという風に、れんぞくまを活かせば蘇生したキャラのケアも迅速かつ確実。デスペルを外付けすればさらに便利に。

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まとめ

デバッファーは高倍率のステータスデバフだけではなく、＋αの能力が求められます。＋αの能力によって適性ボスや使用感が大きく変わるため、単純な上位/下位互換の関係になりにくいのは面白いところです。

とはいえ、肝心要はステータスデバフである以上、85%デバフが可能なロレーヌNV/ヴァン/癒神リドの3人は頭一つ抜けて強い気がします。

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